歩くたびに足裏が痛い…
病院では“足底腱膜炎(そくていけんまくえん)”と言われた…
かかとの骨に棘ができているらしい…
こういったお悩みはありませんか?
今回のブログをご覧になることで、歩くたびに感じる足裏の痛みを解消することができます。
お悩みの方の参考になりましたら幸いです。
皆さんこんにちは。
高槻市で整体院を営んでおりますユーカリ整体院の樋口です。
このブログを書いたきっかけなんですけども、患者さんから、「ゴルフのラウンド中、歩くたびに足裏が痛いんです…」と、お悩みの相談がありました。
詳しく聞いてみると、「病院では“足底腱膜炎(そくていけんまくえん)”と診断されて、レントゲンを撮ってみると、かかとの骨に棘ができていることが分かったんです…」ということ教えていただきました。
この、足底腱膜炎は足裏の一部分に痛みが起きるというもので、その痛みの原因が、かかとの骨にある棘(とげ)にあったんですね。
このように、骨の一部分が棘のようになってしまうことを骨棘(こつきょく)。
かかとの骨に棘ができる場合は、踵骨棘(しょうこつきょく)と言います。
これだと、歩くことが困難で、ゴルフも十分に楽しめないですよね…
ましてや、ゴルフでは結構な距離を歩くことにもなり、スコアに大きく関係するところ。
こちらの原因と対策をまとめていますので、一緒に解決していきましょう!
話の内容はこちら
①足底腱膜炎と踵骨棘の関係とは
②足裏の痛みを和らげる正しい歩き方と靴選び
③足底腱膜炎による足裏のケア方法
それでは話を進めますね。
①足底腱膜炎と踵骨棘の関係とは
まずは足底腱膜炎と踵骨棘について簡単に説明します。
漢字が多くて難しく見えますよね。でも症状はかなりシンプルです。
足底腱膜炎は足裏にある厚い筋肉がカチカチに硬くなり、炎症まで起きてしまう状態のことです。
原因の1つになるのが、かかとの骨にできる棘、踵骨棘です。
この踵骨棘は靴の中にある小さな小石のようなものです。
靴の中に小さな小石が入っている状態で歩いていると想像してください。
この小石が靴の底にずっとあると、歩くたびに足に違和感や痛みを感じますよね。
最初は軽い不快感かもしれませんが、時間が経つにつれて、その部分の皮膚が炎症を起こし、痛みが強くなってしまいます。
ただ残念ながら、この踵骨棘が自然に消えることは稀です。
ですが、足底腱膜炎による足裏の痛みは解消することができます。
これは車のサスペンションと同じような原理で解消されます。
車を運転している道路に、いくつかの小さな凸凹があると想像してください。
この凸凹は道路の一部であり、なくすことはできません。
しかし、車のサスペンションを適切に調整することで、凸凹の影響を最小限に抑え、快適に運転することができます。
つまり、このサスペンションを調整するというのは、“体の使い方や歪みを整えるのと同じ”です。
そこで大切になるのが、正しい歩き方や靴選び。
少しの意識をするだけで楽に歩くことができる方法がありますので、紹介しますね。
②足裏の痛みを和らげる正しい歩き方と靴選び
“足底腱膜炎が早く回復に向かうための対策”
歩くたびに足が痛くなると、ついつい歩くのが遅くなってしまいませんか?
しかし、ゆっくり歩くほど痛みが残りやすいことがあります。
それは、“歩行時の重心移動が関係しているから”です。
ゆっくり歩くと重心の移動が不規則で、一箇所に圧力が集中しやすいため、痛みが強く感じられます。
一方、早歩きをするときは自然と重心移動がスムーズになります。
すると、圧力が均等に分散されて痛みが軽減するのです。
ただ、スムーズに早歩きができるようになるためには準備も必要です。
まずは“靴選び”です。
柔らかい靴を履くと足首が固定されないために、体が安定しなくなります。
例えば、沼地で早く歩こうと思っても難しいですよね。
それと同じで、靴選びはかなり重要なんです。
大切なポイントは3点です。
1.かかと
靴のかかとを左右で圧迫してみてください。
この時に靴の形が変わらないものが良い靴の基準です。
2.靴の中央
靴を前後で持ち、左右に捻ってみてください。
この時に、グニっと曲がりすぎないものが足を安定させます。
3.靴の前後
靴を前後で持って、軽く圧迫してみましょう。
この時に靴の前三分の一で曲がる靴が重心移動をスムーズにしてくれます。
以上の3点です。
これらを意識して靴屋さんに行くと、靴選びも楽しくなりますよ。
ぜひ参考にしてくださいね。
続いては、足裏のケアによって足底腱膜炎による症状を楽にする方法です。
一緒に試してみましょう!
③足底腱膜炎による足裏のケア方法
セルフケアでは、重心移動をスムーズにするために足を整えるということを目的に行います。
①横隔膜マッサージ
②足指ストレッチ
③ふくらはぎストレッチ
詳しい動きなどの解説は動画で解説しています。
動画を見ながら一緒にできるように作っていますので、ぜひ一緒に試してみてください。
↓(セルフケアは動画の3分25秒〜)
こちらのセルフケアは1日2回を目安として、隙間時間にも行うようにしてみてください。
ぜひお試しください!
まとめ
かかとの骨に棘ができる踵骨棘、そこから足裏が痛くなる足底腱膜炎の痛みを解消する方法をお伝えしました。
このような痛みを早くに緩和していくために必要なことがありましたね。
それが“正しい歩き方”と“正しい靴選び”です。
目的は、歩くときの重心移動をスムーズにして、負荷を一点にかけないことです。
また、重心移動をスムーズにするために足を整えるケア方法も一緒に試しましたね。
これらの対策を続けても、踵骨棘による足底腱膜炎の症状がなかなか良くならない場合は、足だけが問題ではなく、その他の体の歪みも関係している可能性があります。
その際は、当院の全身のゆがみを調整する施術がお役に立てると思います。
お悩みの方は、当院LINEからご相談ください。
監修:樋口亮太/柔道整復師