内科系症状

ちょっと待って!子供の内斜視で手術をする前にしてもらいたいこと

子供の斜視が治らない

手術まで検討している

こういったお悩みはありませんか?

今回のブログをご覧になることで、小さいお子さんに起きる内斜視を解決するヒントを知ることができます。

お悩みの方の参考になりましたら幸いです。

皆さんこんにちは。

高槻市で整体院を営んでおりますユーカリ整体院の樋口です。

このブログを書いたきっかけなんですけども、患者さんから「3歳の子供が斜視で治らないので困っているんです…」と、お悩みの相談がありました。

詳しく聞いてみると、「色々な病院に行っても原因が分からない。最終的には手術も考えている…」と、不安になっているようでした。

確かに、子供の体にメスを入れるとなると躊躇しますよね。

できれば手術をしないで斜視を回復させていきたいところです。

ですので、今回は手術をされる前に参考にしていただきたい内容をブログにしました。

話の内容はこちら

①内斜視ってどんなもの?
②斜視を回復させるために取り組む3つのこと
③目の神経を刺激するケア

それでは話を進めますね。 

 

①内斜視ってどんなもの?

子供の斜視をなんとか治したい

大切なお子さんのことだからそう思いますよね。

まずは斜視とはどういったものかについて解説していきます。

斜視とは、片方の目が見ている対象物とは違う方向を向く状態のことです。

目が外側に向いている場合は外斜視

内側を向いているのであれば内斜視です。

他にも、上側や下側を向くものもあります。

実は斜視は2%くらいの子供に発症すると言われています。

では、斜視になってしまう原因は何なのか。

それが未だに明確な原因は分かっていません。

しかし、何らかの原因によって、目の神経がしっかり働いていない状態になっています。

今まで、あらゆる斜視の患者さんをみてきましたが、比較的に大人よりも子供の方が回復率が高いように思います。

もちろん、全てのお子さんの斜視が完全に良くなりますとは伝えていませんので、手術を1つの選択肢に取っておいて、治療を進めましょうという話をしています。

その中で、斜視の患者さんにはいくつかの体のゆがみが関係していることが分かったので、詳しく解説しますね。

その斜視のお子さんに多い特徴の1つは“首の神経がカチカチに硬くなっていること”です。

「え?神経って硬くなるの!

と思いかもしれません。

しかし、筋肉が筋膜という膜に包まれているように、神経も膜に包まれています。

その膜の硬さが明らかにあったのです。

これにはお子さんが生まれる前から関係することがあります。

例えば、お母さんのお腹の中で首にへその緒が巻きついていたことがあったり、生まれてくるときの吸引分娩などで首にストレスがかかる場合です。

こういった首にかかったストレスがトラウマとなって残る場合があります。

実際にそういったトラウマを持つお子さんを治療した結果、斜視が改善されるだけでなく、低下していた視力まで回復したケースがあります。※個人差があります

そういった神経の動きを良くすることで、目のまわりにある神経まで刺激が送られ、正常に作用するようになります。

結果、徐々に斜視が改善されるようになるのです。

では、日常生活ではどういったことに気をつければ良いか。

こちらを解説していきます。 

 

②斜視を回復させるために取り組む3つのこと

先ほど、斜視を回復させるためには神経を刺激し、正常に作用させることが大切という話をしました。

こちらで特に重要なことを3つにまとめました。ぜひ参考にしてください。 

 

1.目をたくさん動かす

例えば、スマホやテレビなどを見続けていると、眼球が一定の位置から動かなくなってしまいます。

すると、神経も「動かなくてもいいんだ!」と認識してしまうのです。

ですので、眼球が大きく動くように景色や動くものを見せてあげるのが効果的です。

内斜視の場合は、外側に目を向けることが難しいので、斜視側の外側にお子さんの興味があるものを見せてあげるのが良いでしょう。

ただし、普段使い慣れない目の動きをするので、どうしても目が疲れてしまいます。

慣れるまでは適度に行ってくださいね。 

 

2.首の角度に気をつける

最近ではスマホやタブレットなどをお子さんが操作することも増えてきました。

この時には子供の頭が前側に傾く姿勢になります。

そうすると、首まわりがカチカチに硬くなってしまう結果、首を通る神経まで硬くなってしまうのです。

ですので、斜視が起きている間は、長時間スマホやタブレットなどを預けない方が良いのではないでしょうか。

もちろん、泣き止むために貸す場合もあると思います。

その時は、時間を決めて渡してあげてください。 

 

3.目のまわりを温める

最初に目の神経を刺激することが重要という話をしました。

こちらを刺激するために温めるのです。

例えば、濡らしたタオルをレンジでチンしてホットタオルを作ります。※熱くならないように注意してくださいね

それをそっと目のところに当てるだけでOKです。

こちらを5分〜10分程度行ってみてください。 

 

以上の3つになります。

こちらの3つのことを取り組むだけで大変ですが、さらに親御さんがお子さんに行っていただきたいケアがあります。

こちらを一緒に試してみましょう。 

 

③目の神経を刺激するケア

それでは、親御さんがお子さんにやっていただきたいケアを紹介します。

こちらは目のまわりを刺激するということを目的に行います。

安全にできるものを用意していますので、ご安心ください。

ぜひ一緒に試してみてくださいね。

↓(セルフケアは4分9秒〜)

こちらのケアは1日2回。朝と晩の1回ずつ試してみてくださいね。 

 

まとめ

子供の内斜視を回復させるヒントを解説しました。

ポイントは神経を刺激して回復させることでしたね。

日常生活で取り組む3つのことは

目をたくさん動かす

首の角度に気をつける

目のまわりを温める

さらに、親御さんがお子さんにやっていただくケア方法を一緒に試しました。

これらの対策を続けても、お子さんの内斜視が改善されない場合は、当院で行っているようなトラウマの治療や、神経に対してアプローチできる整体院に伺ってみてはどうでしょうか。

それでも改善が見込めない場合に手術という選択肢を残しておく方が良いと考えています。

お悩みの方は、当院LINEからご相談ください。

https://lin.ee/g4N3M4t

 

 

監修:樋口亮太/柔道整復師

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