自律神経

子供の学校生活を阻むめまいと頭痛。専門家が解説する対策法

子供がめまいや頭痛を訴えている

勉強に集中できないみたいで、何とかしてあげたい

このようなお悩みはありませんか?

今回のブログをご覧になることで、子供が訴えるめまいや頭痛を解消することができます。

お悩みの方の参考になりましたら幸いです。

皆さんこんにちは。

高槻市で整体院を営んでおりますユーカリ整体院の樋口です。

このブログを書いたきっかけなんですけども、患者さんの親御さんから、「子供が勉強中にめまいがすると言っていて、なかなか集中できないそうなんです…」と、お悩みの相談がありました。

詳しく聞いてみると、「頭痛もあるらしく、受験も控えているから治してあげたいんです…」ということを教えていただきました。

今回の患者さんは小学6年生の男の子。

体を詳細に診てみると、分かりやすく原因が隠されており、治療を進めると、症状も回復に向かうことができました。

このように症状が出る原因と対策についてを分かりやすく解説していきますので、一緒に解決していきましょう!

話の内容はこちら

①子供に多いふわふわめまいの原因とは
②頭痛と吐き気がセット?自律神経が関係する理由とは
③子供でも簡単にできる自律神経を整えるストレッチ

それでは話を進めますね。 

 

①子供に多いふわふわめまいの原因とは

「同じ姿勢をしているとめまいがする…

このようなことを言っていないでしょうか?

今回の患者さんである男の子は、同じ姿勢を続けているとめまいが起きて、頭痛や吐き気まで起きているようでした。

では、どうしてこのような症状が出ていたのでしょうか。

最も関係していたのは、肩の高さが左右で違うかったことです。

背中側から姿勢を観察したときに、左肩が下がり、右肩が上がるようになっていたんです。

ではどうして、これがめまいや頭痛、吐き気に繋がってしまうのでしょうか。 

 

まず、めまいが起きないようにするためには、頭に十分な栄養が届けなければいけません。

理由は、脳や耳、目などに体の平衡感覚をコントロールする役割があり、これらをしっかりと機能させるためです。

車もガソリンや電気がなければ動かないですよね。

 

 

体の場合で必要な栄養というのは“血液”です。

これが肩の位置が左右で違うことによって、スムーズに届かなくなっていました。 

 

ガーデンホース(水道のホース)を想像してみてください。

庭で植物に水をやろうとしてホースを使っているとします。

ホースがきれいにまっすぐに伸びていれば、水の流れはスムーズで、植物にたっぷりと水を届けることができます。

しかし、ホースが折れ曲がってしまったり、何かに引っかかってしまうと、水の流れは妨げられ、十分な水が植物に届かなくなります。

この状態が、子供の体で起こるめまいや頭痛に似ています。 

ですので、スムーズに血液を流すためには、“肩の高さを左右で整えること”が重要。 

 

そして、もう1つ考えられるのは、自律神経の役割です。

こちらも詳しく解説しますね。 

 

②頭痛と吐き気がセット?自律神経が関係する理由とは

「子供も自律神経を整えることが重要!?

先ほどは、肩の高さが左右で違うことを説明してきました。

このように肩の高さが左右で違うと、背骨にも歪みが出てきてしまいます。

この背骨の際には自律神経が集中しているポイントがあるため、こちらも真っ直ぐ整える必要があります。 

 

自律神経というのは2 種類あります。

それが

体を活発に動かす“交感神経”

体をリラックスさせる“副交感神経”

簡単に言うと、車のアクセルとブレーキのようなものです。

車を運転するときにアクセルが踏みっぱなしだと暴走して、ブレーキの踏みっぱなしだと前に進んでいかないですよね。

ですので、程よいバランスで切り替わる必要があります。 

 

しかし、背骨の歪みから自律神経のコントロールがうまくいかなくなる場合があります。

例えば、高速道路でも事故や故障車があると、渋滞が起きてしまいますよね。

必要な物資も届けるのに時間がかかってしまいます。

背骨が正常な位置にあると、脳からの神経信号が体全体に効率良く伝わり、自律神経系が適切に機能する。 

しかし、背骨が歪むと、この神経の通り道が圧迫されたり、歪んだりすることで、神経信号の伝達が阻害されます。

これが自律神経の乱れということだったんです。 

 

特に、吐き気まである場合は、自律神経と深く関わっている可能性が高いです。

これは自律神経による体のシステムが過剰に反応してしまうからです。

通常は胃腸の動きを制御する神経に指令を送るのですが、これがうまく働いていないと、吐き気まで起きることがあります。

ですので、肩の高さから背骨の歪みを整えて、自律神経を安定させるということが非常に重要です。

こちらを簡単に取り組めるストレッチを紹介していきますので、一緒に試してみましょう! 

 

③子供でも簡単にできる自律神経を整えるストレッチ

ストレッチでは、姿勢を整えて血流を良くして、自律神経を安定させるということを目的に行います。

 

①首後面のストレッチ
 

 

②首前面のストレッチ
 

 

③脇腹のストレッチ

 

 

動きを分かりやすくするために動画でも解説しました。

動画を見ながら、親子で一緒にできるように作っていますので、ぜひ一緒に試してみてください。

↓(ストレッチは動画の3分44秒〜)

こちらのストレッチは1日2回。

朝と晩の1回ずつを目安に取り組んでみてください。 

 

まとめ

子供が訴えるめまいや頭痛の解消方法について解説しました。

今回のように、めまいや頭痛が起きるのは、肩の高さが左右で違うことが深く関係していましたね。

そこから頭に十分な血液が回らなくなったり、背骨の歪みから自律神経が乱れることが原因でした。

こういった原因を解説した上で、姿勢を整えて血流を良くして、自律神経を安定させるストレッチも一緒に試しましたね。

これらの対策を続けても、子供が訴えるめまいや頭痛がなかなか改善されない場合は、肩の高さや背骨の歪みだけが症状の原因ではない可能性があります。

その際は、当院の全身のゆがみを調整する施術がお役に立てると思います。

お悩みの場合は、当院LINEからご相談ください。

https://lin.ee/g4N3M4t

 

 

監修:樋口亮太/柔道整復師

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