子供が喘息で苦しそう…
発作が起きるので吸入器が欠かせない…
激しい運動ができないので可哀想…
お子さんで、こういったお悩みはありませんか?
今回のブログをご覧になることで、子供の喘息が整体で良くなる可能性について知ることができます。
お悩みの方の参考になりましたら幸いです。
皆さんこんにちは。
高槻市で整体院を営んでおりますユーカリ整体院の樋口です。
このブログを書いたきっかけなんですけども、患者さんから、「子供が喘息持ちなのですが、整体で改善することってできますか?」と、お悩みの相談がありました。
詳しく聞いてみると、「喘息の影響で激しい運動ができなくなっているんです…」ということを教えていただきました。
今回、悩みを伝えてくださった患者さんのお子さんは8歳の男の子。
喘息ありきの生活で、休み時間には思いっきり遊べないとのこと。
私も喘息持ちでしたので、このつらい気持ちは分かる気がします…
同じような経験から、何とか少しでも楽になってほしいという思いがあります。
ということで、今回は整体師という立場からみたときの喘息の対策方法について解説していきます。
話の内容はこちら
①子供の喘息ってなぜ起きるの?
②親子で知っておきたい喘息対策
③喘息は姿勢改善で良くなる!? 親子でできるストレッチ3選
それでは話を進めますね。
①子供の喘息ってなぜ起きるの?
「発作が起きると吸入器が欠かせない…」
「喘息って治るの?」
このような悩みはありませんか?
この度の内容は、病院で喘息という診断を受けて治療中の方。
その回復を助けるために、別角度からのアプローチとしての対策です。
まずは子供に起きる喘息について。
つらい喘息ですが、思春期頃に良くなることが多いのが特徴です。
しかし、それまでは本当に治るのか不安になってしまいますよね。
そんな私も喘息持ちでした。
特に覚えているのが遠足で行ったの登山のことです。
普段から吸入器が手放せない私は、山に少し登っただけで呼吸が苦しくなっていました。
ですが、友達と登りたいという思いから、休みたくないという思いもあったのです。
他にも、マラソンの授業や休み時間に友達とサッカーをしている時など、自分の体調を気にしながらの学生生活でした。
今では喘息の発作も起きなくなって治りましたが、振り返ってみると、本当につらい日々でした…
そんな子供に起きる喘息の9割以上は、ダニやハウスダストなどのアトピー型だと言われています。
アレルギー体質が影響して、炎症が起きて気道が狭くなってしまうんですね。
ですので、アレルゲン量が多くなる春と秋に発症しやすいと言われています。
では、このような症状が起きるのと、整体師がみる体の歪みでは、どのような関係があるのか。
1つ考えられるのは“口呼吸”です。
例えば、ボーッとしているときや、テレビを観ている時などに口が開いていることはありませんか?
このように普段から口呼吸になっていると、空気中のゴミなどを吸いやすくなってしまいます。
というのも、鼻呼吸であれば、鼻の粘膜などで異物の侵入をある程度防ぐことができます。
しかし、口呼吸は異物がダイレクトに体内へ入りやすくなってしまうからです。
では、どうして口呼吸になるかというと、これには“姿勢”が深く関係してきます。
1番多いのは、首が前に傾く“ストレートネック姿勢”。
現代の子供にとても多い姿勢ですが、首が前に傾くと、顎の位置が上がってしまいます。
すると、重力の影響で口が開きやすくなってしまうのです。
つまり、普段の姿勢から整えてあげることで、口呼吸が鼻呼吸に変わり、喘息発作を抑えられる可能性があるのです。
こちらのストレッチ方法は1番最後にお伝えしますね。
まずは自宅でもできる簡単な喘息対策を紹介させていただきます。
②親子で知っておきたい喘息対策
喘息対策で必要なのは、姿勢を整えることに加えて
1.気道の炎症を緩和すること
2.呼吸筋をトレーニングすること
3.自律神経を整えること
こちらの3つが重要になります。
それぞれの解説と対策をお伝えしますね。
1.気道の炎症を緩和すること
気道に炎症が起きる結果、喘息発作が起きるという話がありました。
その炎症を緩和させる食べ物の栄養素があります。
それが“オメガ3”。
主に青魚に多く含まれる栄養素で、炎症を緩和させる働きがあります。
魚嫌いな子供も多いですが、積極的に摂りたい栄養素です。
2.呼吸筋をトレーニングすること
口呼吸から鼻呼吸に変えるためにも、呼吸筋をトレーニングする必要があります。
例えば、猫背は腹部や肺が圧迫されるような姿勢であるため、呼吸に使う筋肉が働きにくくなります。
こちらをトレーニングしましょう。
まずは仰向けになってください。
仰向けの状態でお腹の上に手を置きましょう。
このままお腹を膨らませて、当てた手を動かすように呼吸をくり返します。
次に、お腹に軽くおもりを乗せて、同じように呼吸をくり返します。
これらを継続することによって呼吸筋がトレーニングされるので、親子で継続して行なってみてください。
3.自律神経を整えること
気道が狭くなったり広くなったりする動きは自律神経が関係します。
自律神経には
体が活発に働く“交感神経”
体がリラックスする“副交感神経”
この2つの神経があります。
特に、体がリラックスする副交感神経が優位になってしまうと、気道が狭くなって喘息が起きやすくなります。
この副交感神経が優位にならないようにするために、お風呂での長湯を避けるようにしてみてください。
以上、3つの対策について解説しました。
情報を一気にまとめたので、やることが多く感じるかもしれません。
しかし、少しずつ取り組んで継続することが大切です。
ぜひ参考にしてくださいね。
続いては、口呼吸から鼻呼吸に変えるためのストレッチを紹介させていただきます。
親子で一緒に取り組んでみてくださいね!
③喘息は姿勢改善で良くなる!? 親子でできるストレッチ3選
ストレッチでは、“ストレートネック姿勢を整えて、口呼吸から鼻呼吸に変える”ということを目的に行ないます。
①胸張りストレッチ
②背中ストレッチ
③肩甲骨まわし
詳しい動作は動画で詳しく解説しています。
動画を見ながら一緒にできるように作っていますので、ぜひ一緒に試してみてください。
↓(ストレッチは動画の5分1秒〜)
こちらのストレッチは1日2回。
朝と晩の1回ずつ、親子で試してみてくださいね。
まとめ
子供の喘息が体を整えることによって良くなるメカニズムについて解説しました。
9割以上がダニやハウスダストなどのアトピー型だと言われていて、口呼吸になることで、異物が侵入しやすくなるというのが問題の1つ。
その結果、炎症が起きて気道が狭くなる結果、喘息が起きるということでしたね。
これを解決するために自宅でできる3つの対策は
1.気道の炎症を緩和すること
2.呼吸筋をトレーニングすること
3.自律神経を整えること
他にも、姿勢を整えて口呼吸から鼻呼吸に変えるためのストレッチを一緒に試しましたね。
これらの対策を続けても、喘息発作がなかなか治らない場合は、体の歪みの影響で姿勢が伸びにくくなっている可能性があります。
その際は、当院の全身のゆがみを調整する施術がお役に立てると思います。
当院は子供の姿勢に特化していて、多くの実績がありますので、Googleの口コミなども参考にしてみてください。
お悩みの場合は、当院LINEからご相談ください。
監修:樋口亮太/柔道整復師