熱はないし、体もだるくない、しんどくない。
けれど咳(せき)が止まらない..
このご時世で咳をするのもためらいますよね..
今回はそういった方のために東洋医学の観点から症状を緩和するためのアドバイスを解説させて頂きます。
中には症状が強くでていないものの、病気の初期症状の可能性もありますので、まずはかかりつけの病院などで診て頂くことをオススメします。
それでもハッキリとした原因や対処法を聞かされなかった方もおられると思います。
その場合に今回のアドバイスを試して頂ければと思います。
皆さんこんにちは。
季節の変わり目で気温も暑かったり寒かったり..服装に困る季節になりましたね。
季節の変わり目は体調管理が難しくなるものです。
特に新型コロナウイルスの影響で体の調子が良くないということを言いにくいですよね..
実はこの気温の変動によって咳がでやすくなっている方が多くなっています。
このご時世、あまり咳をしていると周りから変な目で見られたりして肩身が狭くなりますよね..
今回はそういった方が対策・改善できるためのブログにしています。
話の構成は
①何故、この時期に咳が止まらないのか
②押さえるだけ!咳を止めるために自分で出来るツボ押し
③止まらない咳を改善するための対策
です。それでは話を進めますね。
①何故、この時期に咳が止まらないのか
急に咳をする人が増えた..
「これはコロナウイルスじゃないか!」と考えるのは少し待ってください。
咳をするにも色々な原因があります。
〝寒暖差アレルギー〟というものがあるのをご存知でしょうか?
寒暖差アレルギーは急な温度変化による自律神経の乱れが原因となり、咳や鼻づまり、食欲不振などが引き起こされる特徴があります。
特に朝晩が冷えて、日中が暑くなってきていますよね..
この寒暖差アレルギーの対策を解説します。
まずは
体温調整を心掛ける
服装に気をつけることなのですが、朝から外出される方は薄手の洋服を重ね着してください。
特に朝と晩が冷えるので、重ね着しておくことで体を冷やさないことが目的です。
暑ければ上着を脱いだら良いので、寒さに服装を合わせるのがポイントです。
特に朝遅い時間や昼から外出して、夜帰ってくる方は要注意です。
日が昇れば暑くなってきます。夜の寒さのことを忘れていると、帰ってくる時には体が冷えてしまいます。
続いて
こまめに掃除と換気をする
これはコロナウイルス感染防止対策にもなるのですが、ダニやハウスダストなども咳のきっかけになってしまいます。
特に湿度が高く、空気がこもりがちな室内はダニにとって住みやすい環境になります。
こまめに室内に空気を取り込むように意識してみましょう。
②押さえるだけ!咳を止めるために自分で出来るツボ押し
咳は体にとって大きな負荷になります。咳をすることで非常に大きな負担がのどや胸にかかり、咳をし過ぎることで気道周辺の炎症や、場合によっては肋骨の骨折を引き起こすケースもあります。
ここでは東洋医学の考えに基づいて対策をお伝えします。
ご自身でして頂くのはツボ押しです。
今からツボ押しのポイントを解説しますね。
・尺沢(しゃくたく)
場所:肘を曲げると出来る内側のシワの上で、シワの中央から指約2本分親指側にある腱の外側にあるツボです。
こちらのポイントをじ〜んと痛気持ちいい程度に押します。
30秒程押してみるようにしましょう。さらに肘を曲げたり伸ばしたりを繰り返しながら押すと効果が増します。
こちらは肺の気の流れの上にあるツボで、咳などに効果があるとされています。
続いて
・中府(ちゅうふ)
場所:鎖骨の外側のくぼみから指1本分下側にあるツボです。
押す側と逆側の指で痛気持ちいい程度に押してみてください。
そしてツボの痛気持ち良いポイントが緩む程度まで深呼吸を繰り返しましょう。
このツボは呼吸を高めるためのツボとして存在します。
こちら尺沢(しゃくたく)と中附(ちゅうふ)のツボを押すと症状が緩和されやすいので、是非お試しください。
参照:サワイ健康推進課
③止まらない咳を改善するための対策
ツボを押すことや寒暖差アレルギー、ダニ・ハウスダストなどの対策以外で出来ることがあります。
・適度な運動
適度な運動をすることによって呼吸をする時に使う筋肉、呼吸筋を鍛えましょう。
この呼吸筋を鍛えることによって肺の機能をアップする事が出来ます。
呼吸筋を使うためには少なくても普段使い出来ないような呼吸の使い方をしなければいけません。
私がオススメするのは朝ウォーキングです。
ウォーキングでも〝早歩き〟をすることを心掛けてみましょう。
朝からフレッシュな気持ちで活動出来るということもメリットですが、早歩きをすることによって呼吸を多く使います。
呼吸を多く使うことによって呼吸筋が鍛えられますので是非お試しください。
続いて
・ハチミツ入りの白湯を飲む
咳が止まらないのは辛いものですが、ハチミツで咳の症状や睡眠の質が改善したという研究結果があります。
ハチミツには抗炎症作用や抗酸化作用があり、それらが咳の改善に作用すると考えられます。
ただし、1歳未満の赤ちゃんはボツリヌス菌に感染する危険があるので、子どもに与える場合は1歳を過ぎてからにしましょう。
〜改善策まとめ〜
服装に気をつける
こまめに換気をする
ツボを押す
適度な運動
ハチミツ入りの白湯を飲む
これらを試しても咳が止まらない場合は、体に歪みがあるせいで咳が止まらなくなっている場合があります。
その際は当院がお役に立てると思いますので、お気軽にご連絡ください☟
監修:樋口亮太/柔道整復師