服を脱ぐときに肩が痛い…
このような悩みはありませんか?
この度のブログでは、肩の痛みについて詳しく解説し、服を脱ぐ動作も楽にできる方法を解説しております。
お悩みの方の参考になりましたら幸いです。
皆さんこんにちは。
高槻市で整体院を営んでおりますユーカリ整体院の樋口です。
先日、患者さんから「急に肩が痛くなって服を脱ぐのも辛いんです」と言っておられる方が何名かおられました。
このような痛みは、生活の動作に支障をきたしてしまいますよね。
さらに、1週間以上痛みが続くとなると、とても不安になるものです。
一緒に解決していきましょうね。
話の内容はこちら
①服が脱げないほどの痛みの3つの原因
②どのようにしたら服の脱ぎ着がしやすいか
③固った肩を動かす簡単な2つの体操
それでは話を進めましょう。
①服が脱げないほどの痛みの3つの原因
服が脱げないほどの痛みの原因についてお話しします。
このような痛みがあるときは3種類のパターンが考えられます。
該当するものによっては今回紹介するエクササイズができないものもあります。
ご自身の症状と照らし合わせてみてください。
1つ目は
四十肩・五十肩
こちらが3つのタイプで1番多いです。
正式名称は肩関節周囲炎と言い、文字通り40代〜50代の方にに多い肩の症状です。
症状は3つの経過があります。
1.炎症期
→肩の内部で熱を持っている状態です。
寝ている時に痛みが出たり、何もしていなくても痛みが出続けます。
しばらくは安静にしなければいけない時期です。
2.拘縮期
→肩の内部の熱が取れ、筋肉などが固まろうとします。
何もしていなくても痛みがあることはなくなりますが、動かすと痛みがある状態です。
ここから徐々に肩を動かすようにしましょう。
3.回復期
→症状はほぼ無くなり、身体を動かす幅も回復していきます。
ここからは積極的に肩を動かすようにしましょう。
以上、この3つの経過があり、治るまでに半年〜1年、長い方で1年半程度かかることが多いです。
服が脱げなくなってしまう程の肩の痛みが出現したら、まずは五十肩を疑ってみましょう。
2つ目は
石灰沈着性腱炎
肩の内部にカルシウムが溜まり、、痛みや、動かしづらさが出てしてしまう肩の状態です。
夜間に肩の激痛で始まる事が多く、痛みで睡眠が妨げられ、関節を動かすことが出来なくなります。
先ほどの五十肩の症状と似ています。
レントゲン撮影によってカルシウムが溜まっているかを確認する事で診断ができます。
激痛を早く取るために、針を刺して溜まったカルシウムを吸引するという治療方法があります。
痛みが取れれば、固まった筋肉を動かしていきましょう。
その際は、今回紹介するエクササイズを続けることで回復していきます。
3つ目は
腱板損傷
肩周りを構成している筋肉の腱を痛めている状態です。
症状は肩を挙げた時の痛みや、夜間の疼くような痛み、また肩を挙げられないといった症状です。
腱板が切れる原因としては転倒や落下など、重たいものを持ったりと急激な肩への負荷で切れてしまうものや、加齢による変化で徐々に腱がすり切れるというものがあります。
正確な診断にはMRI検査が有効です。
腱の損傷度合いによっては手術が必要な場合もあります。
このような状態であれば、今回のエクササイズを行っても効果を出すことができません。
基本的には安静で過ごすことになります。
以上の3つを正確に判断するために、病院で診断を受けることをオススメします。
その際には
レントゲン→肩の内部にカルシウムが溜まる石灰沈着性腱炎
MRI→肩の内部の筋肉の腱が切れる腱板損傷
を判断することができるようになります。
診断の上でリハビリが必要になった場合はエクササイズを試してみてください。
②どのようにしたら服の脱ぎ着がしやすいか
それではどのようにしたら服の脱ぎ着がしやすいかお話しします。
肩の痛みが出た場合は、服を脱ぎ着する順番を変えることで、なるべく痛みがでないようにできます。
服を脱ぐ順番
痛くない側から→頭→痛い側を脱ぐ
服を着る順番
痛い側から→頭→痛くない側を着る
理由は痛めている方の肩をあまり動かさないようにし、痛めていない方の肩を使う必要があるからです。
こちらの順番を覚えて試してみてください。
③固った肩を動かす簡単な2つの体操
それでは肩の体操を解説させていただきます。
ゴムチューブを使った体操もありますので、自宅にゴムチューブがない方は準備されることをオススメします。
ゴムチューブは伸縮強度がそれぞれのメーカーで異なるため、様々な強度のあるセット販売されているものを購入してみてください。
↓
Eono(イオーノ) トレーニングチューブ エクササイズバンド
肩を動かしても痛くないような状態になってから、今回の体操を試してみてくださいね。
ここからは動画で詳しく解説させていただきます。
↓(体操は動画の5分5秒〜)
まとめ
今回のまとめです。服を脱ぐときに痛みがあるのは3種類のパターンがありました。
まずは病院で診断を受けてみてください。
服を脱ぎ着するときに肩を痛めにくくする方法は
服を脱ぐとき→痛くない側から脱ぐ
服を着るとき→痛い側から着る
でしたね。
さらに固まった肩を動かすエクササイズを解説しました。
固まった筋肉を放置していると、肩を挙げる動作に制限が残ることがあります。
例えば、洗濯物を干すときに肩を動かしにくいと辛いですよね。
そういったことにならないように整体などの施術を行ないます。
当院では身体全身のバランスをみてソフトな施術で動かしやすい身体を作る方法で対応しています。
肩の症状でお悩みの方はご相談ください。
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監修:樋口亮太/柔道整復師