子供の姿勢が気になる…
このままの姿勢で野球を続けることに心配がある…
こういったお悩みはありませんか?
今回のブログをご覧になることで、野球をしている子供の姿勢を改善していくことができます。
お悩みの方の参考になりましたら幸いです。
皆さんこんにちは。
高槻市で整体院を営んでおりますユーカリ整体院の樋口です。
このブログを書いたきっかけなんですけども、患者さんの親御さんから「子供が野球をしているときの猫背が気になるんです…」と、お悩みの相談がありました。
詳しく聞いてみると、「野球でピッチャーをしているので今のうちに治したい…」ということを教えていただきました。
そのお子さんは小学4年生で、ピッチャーのポジションで頑張っているそうです。
球の速さが自慢なのだそうですが、コーチから「もう少し投げるときに胸を開くように!」とアドバイスされているそうです。
でもなかなか投球フォームって簡単に変わらないんですよね…
実は私も少年野球を経験していたのでよく分かります。
ですので、この度のブログでは投球フォームを綺麗にして球速を上げるための秘密を紹介させていただきます。
話の内容はこちら
①ピッチャーの姿勢が悪くなると怪我につながる
②フォームが綺麗になる2つのトレーニング方法
③姿勢を整えるためのストレッチ
それでは話を進めますね。
①ピッチャーの姿勢が悪くなると怪我につながる
ピッチャーで大切なのは球を早く投げることよりも怪我をしないことの方が重要ではないでしょうか?
将来のことまで考えている親御さんならそう思いますよね。
実は、私が所属していた少年野球チームのピッチャーは球の速さが自慢のエースピッチャーでした。
それはもう何人ものバッターを三振にとる凄腕のピッチャーだったのです。
しかし、高校生の時に肘を負傷。
以来、ピッチャーマウンドに立つことなく野球人生を終えることになってしまったのです。
それを聞いた時は本当に悲しくなりました。
そうしたことを知ったことで、今度はお子さんの体を治す立場になって、未来ある子どもを診たいと思うようになったのです。
では今回の患者さんがコーチに言われていた「投げるときに胸を開くように!」というアドバイスを紐解いていきましょう。
投げるときに胸が開かないとどうなるのか。
それは、体全体の筋肉を使って投げるのではなく、肘や腕だけを使って投げるようになります。
特に子供の場合は骨がまだ完全に固まっているわけではないので、骨が力に引き剥がされてしまうこともあります。
それもあって胸を開いて投げるように指示したのだと推測しています。
さらには、使う筋肉が少なくなることで球速が伸びなくなる原因にもなってしまいます。
でも、体全体を使って投げるというのはとても難しいことだと思います。
こちらを解消するためのトレーニング方法をご紹介しますね。
②フォームが綺麗になる2つのトレーニング方法
ではなぜ体全体を使って投げることができないのか。
これには原因があります。
それは胸の筋肉が縮まっていて伸びないからです。
そもそも猫背というのは背中が丸くなって胸が縮まるような姿勢です。
この縮まった姿勢を体が覚えてしまっていると、なかなか伸ばすということができなくなります。
こちらを解消するトレーニング方法が2つありますので紹介しますね。
1.骨盤を立てる
猫背になる時というのはパターンがあります。
それが骨盤の傾きです。
例えばこのような姿勢を多く見かけませんか?
これは背もたれにもたれることによって、イスの隙間に骨盤が倒れてしまうことによって起こります。
確かに、丸まった姿勢が1番気になると思うのですが、実は姿勢を良くするためには骨盤を立たせるということが非常に重要だったのです。
このように骨盤を立たせるために必要なのは背もたれにもたれないこと
しかし、最初はしばらくすると疲れて背もたれにもたれてしまうので、バスタオルを使ってサポートしてあげましょう。
まずはバスタオルを2回折ってからクルクル丸めます。
これをお尻のところに当てて、骨盤が倒れないようにするためのストッパーにするのです。
そうすることで良い姿勢を保つことができます。
2.大きいボールを使ったトレーニング
今度は投球フォームにも大きく影響します。
まずは投球フォームで体全体を使って投げられない原因から考えてみます。
それは、ボールが軽いために体全体を使わなくてもボールを投げることができてしまうということが問題ではないでしょうか。
つまり、腕や肘を使うだけで投げることができてしまうということなのです。
そうすると、肘などに負担がかかって痛めてしまう原因になり、球速も思うように伸びません。
こちらを解消するトレーニング方法があります。
それが大きいボールを使って投げるトレーニングをするということです。
ボールが大きくなり重たくなることによって、腕や肘だけでは投げることができなくなります。
ですので、自然と体全体を使うクセがつくようになるのです。
私がオススメするのはメディシンボールです。
こちらは普通のボールではなく、中に砂が入っていて少し重たいボールになります。
こちらを練習前に何度か投げるようにすることで、通常の野球ボールを投げるときも体全体を使う意識が働くようになります。
以上の2つになります。
続いては、縮まった胸の筋肉を伸ばすストレッチで根本的に姿勢を整えていきましょう。
③姿勢を整えるためのストレッチ
ストレッチでは、縮まった胸の筋肉を伸ばすということを目的に行います。
親子で一緒に動画を見ながら試してみてくださいね。
↓(ストレッチは動画の4分33秒〜)
こちらのストレッチは1日2回。朝と晩の1回ずつ試してみてくださいね。
まとめ
少年野球で頑張っているお子さんの姿勢を整えて球速を上げる方法を解説しました。
最初に猫背になることによる怪我のリスクや球速の問題を明らかにして、解決するためのトレーニング方法やストレッチをお伝えしました。
これらの対策を続けても、猫背がなかなか改善されない場合は、今回紹介した部分だけではなく、他にも体のゆがみの影響で猫背になってしまっている可能性があります。
その際は、当院の全身のゆがみを調整する施術がお役に立てると思いますので、お悩みの方は、当院LINEからご相談ください。
監修:樋口亮太/柔道整復師