介護をしていると腰が痛くなる…
腰痛で介護がつらい…
こういった悩みはありませんか?
この度のブログでは、身体の使い方を工夫することで、重たい人でも軽く持ち上げることができる方法を解説しています。
それによって腰痛が解消できれば嬉しいですよね。ぜひ最後までご覧ください。
皆さんこんにちは。
高槻市で整体院を営んでおりますユーカリ整体院の樋口です。
先日「奥さんの介護で腰が痛くなった」と言われていた方がおられました。
毎日の介護で腰にも負担がかかってつらいですよね。
この度は、古武術という日本古来に伝わる武道から学ぶ身体の使い方を解説します。
これを試すことによって、身体の使い方が上手くなり、腰に負担がかかることも少なくなります。
話の内容はこちら
①介護で腰が痛くなる原因
②腰を痛めない身体の使い方とは
③介護で負担がかかっている腰をストレッチする方法
それでは話を進めましょう。
①介護で腰が痛くなる原因
介護の時に腰が痛くなる原因についてお話します。
ずばり身体の使い方です。
腰の筋肉を使いすぎると、筋肉に疲労が蓄積し、痛みがでるようになります。
ではどのように身体を使うと楽になるかと言うと、身体全体の筋肉を使うことです。
この身体全体の筋肉をバランス良く使うには、昔からある古武術から学ぶことができます。
こんな研究がありました。
地べたに座る人を起こす時に、一般的な人を起こす方法と、古武術を用いた人を起こす方法を比較した研究です。
これを筋肉がどのように使われているか色で分かる機械を使って検証しました。
最初に一般的な人を起こす方法では腰の部分が集中するように使われていました。
反対に古武術を用いた方法では、身体のほとんどの筋肉がバランスよく使われていました。
筋肉の疲労を分散できていたと言えます。
例えば重たい荷物を持つ時に片手で持つ時と両手で持つ時なら、後者の方が軽く感じますよね。
それと同じで、なるべく多くの筋肉を使った方が疲労を蓄積しにくくなります。
このように全身の筋肉を使えるようになったら介護も楽になりそうですよね。
私がみた動画では80kgほどある男性を普通の主婦の方が軽々と持ち上げていました。
驚きますよね。
それではどのような身体を使って行うか説明しますね、
②腰を痛めない身体の使い方とは
今回は仰向けで寝ている方を起こす時に軽く持ち上げる方法をお伝えします。
寝ている人を起こす時に、どのように起こしていますか?
このように持ち上げていないでしょうか?
これだと腕の筋肉と腰の筋肉を主に使ってしまいます。
身体全体の筋肉を使おうと思えば、腕の力を抜いて、重心の移動で持ち上げる必要があります。
大切なのは手首の位置です。
手をこのようにしてください。
一般的には手のひらを天井方向に向けると思うのですが、古武術を用いた方法では逆になります。
手の甲を天井方向に向けて、指は中指と薬指を折りたたみます。
このようにするだけで、腕の力が抜けるようになるんですね。
さらに、大切なポイントがあります。
重心の移動です。
このまま手を使って起こそうとすると、まだ肩に力が入ってしまいます。
自分の身体を動かす力と同時に起こす必要があるんですね。
ではどうすれば良いか。
目線の移動を同時に使います。
起こしたい方向に目線を移動させると同時に、自分の身体も起こしたい方向に移動させます。
そうすると、身体を移動させる力も働くため、楽に起こすことができます。
何回か練習すれば簡単にできますので、是非試してみてくださいね。
続いては、負担のかかってしまった腰の筋肉をストレッチして、痛みを解消する方法をお伝えします。
③介護で負担がかかっている腰をストレッチする方法
腰の筋肉をストレッチする方法を2つお伝えします。
1つ目は腰の筋肉とお尻の筋肉を同時にストレッチする方法です。
2つ目は腰の筋肉と繋がりがある股関節の筋肉をストレッチする方法です。
動画でわかりやすく解説しておりますので、こちらを試してみてください。
↓(ストレッチは動画の3分35秒〜)
まとめ
介護の時に腰が痛くなるのは、腰の筋肉を使いすぎて疲労が蓄積するために起こるということでした。
古武術という昔からある武術を応用して、楽に人を起こす方法を解説しましたよね。
さらに、負担のかかってしまった腰の筋肉を緩める方法をお伝えしました。
これらの対策を続けても腰の痛みが解消されない場合は、歪みや筋肉の緊張が身体に強く残っている可能性があります。
もし高槻市など近隣の方でお悩みの方は当院のLINEからご相談ください。
監修:樋口亮太/柔道整復師