屈伸をすると膝がゴリゴリ音が鳴る…
膝を曲げると引っかかる…
膝に違和感がある…
こういった悩みはありませんか?
この度のブログでは膝を曲げた時にゴリゴリ音が鳴る症状について解説します。
お悩みの方の参考になりましたら幸いです。
皆さんこんにちは。
高槻市で整体院を営んでおりますユーカリ整体院の樋口です。
外が寒くなってきましたね。
足も冷えやすくなっていませんか?
急に冷えてきた影響からか、患者さんからは「屈伸をすると膝がゴリゴリ音が鳴るのですが、これって大丈夫でしょうか?」という質問をいただくようになりました。
「これって骨が擦れる音?」このように心配されていました。
大丈夫ですよ!この度のブログで詳しく解説していきます。
さらに、自宅でできるセルフマッサージもお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。
一緒に解決していきましょう!
話の内容はこちら
①屈伸をすると膝がゴリゴリ音が鳴る理由
②3つのタイプで考えるサポーターの選び方
③ゴリゴリ音を解消するセルフマッサージ
それでは話を進めますね。
①屈伸をすると膝がゴリゴリ音が鳴る理由
それでは、屈伸をすると膝がゴリゴリ音が鳴る原因について解説します。
患者さんからは「軟骨がすり減るのですか?」と心配の声をいただきます。
しかし、安心してください。
ゴリゴリ音が鳴るからといって軟骨がすり減るということはありません。
この音がなる現象は、関節の中に入っている空気、気泡の割れる音と言われています。
関節の中には骨をスムーズに動かすための潤滑液が入っています。その中に空気も入っているんですね。
例えばパンパンに空気が入った風船に空気を送り込むと割れますよね。
関節もそうです。
周りの筋肉や靭帯などで硬くなっていると、関節の中が空気でパンパンになってしまいます。
さらに動かすことで空気が入り込み、音が鳴ってしまうんですね。
音が鳴ることで軟骨がすり減るということは考えにくいですが、関節が周りの筋肉や靭帯で硬くなることによって軟骨がすり減りやすいということはあります。
軟骨は一度すり減ると元に戻りません。
軟骨がすり減ってなくなり、さらに周りの筋肉や靭帯が硬くなっていると、骨と骨が摩擦を起こすため、熱感や炎症がでます。
その熱感や炎症を修復するために水が集まるようになるんですね。
水がたまるようになると、さらに関節が動かしにくくなります。
筋肉や靭帯をストレッチしてスムーズに動かせる足にしていきたいですよね。
②3つのタイプで考えるサポーターの選び方
このように膝のゴリゴリ音が鳴ったり、痛みがある方は多くおられます。
そこでよく「どんなサポーターを使ったら良いですか?」と質問を受けます。
3つの症状に合わせて解説しますね。
まずは
痛みが強く腫れている場合
歩くと痛みが強くなることがほとんどです。痛みが落ち着くまでは安静にしたり、体重が増えているのであれば、体重を落とすことを優先してください。
もしも「どうしても行かなければいけないところがある」「試合に出なければいけない」などがある場合は、きつく締めれるタイプのサポーターを選びましょう。
きつく締めれるタイプのサポーターは、サポーターを履いたら、そこからさらにマジックテープなどで締めれるような作りになっているのが特徴です。
安静が1番ですが、どうしてもの場合は、締めれるタイプのサポーターを使ってください。
サポーターはこちらを参考にしてください↓
引用:ダイヤ工業株式会社
こちらは医療用で一般販売されておりませんので、お買い求めは当院までご連絡ください
次に
痛みはあるが腫れていない場合
こういった場合は血の巡りを良くすることで解消することが考えられます。
ストレッチやウォーキングなどの軽めの運動を心がけてください。
サポーターは保温できるタイプがオススメです。
保温することで患部を冷やさないようにするんですね。
サポーターの特徴は、先ほどのきつく締めれるタイプとは反対に、履くだけで、きつく締まらないものです。
保温効果の高いサポーターを選ぶと良いですよ。
サポーターはこちらを参考にしてください↓
引用:ダイヤ工業株式会社
こちらは医療用で一般販売されておりませんので、お買い求めは当院までご連絡ください
最後に
痛みや腫れがなくゴリゴリ音が鳴るのが気になる場合
こちらはサポーターをつけなくても大丈夫です。
ストレッチやセルフマッサージを行うことで解消することがほとんどです。
今回は解消するためのセルフマッサージ方法を解説します。
③ゴリゴリ音を解消するセルフマッサージ
膝のゴリゴリ音が鳴っている正体は
こちらの筋肉と靭帯の隙間にある部分が骨と癒着してしまうことによって起こります。
音がなってしまう方のほとんどが、膝が伸びにくく曲がってしまっている方です。
ということは音が鳴ってしまっている部分は引っ張られて硬くなっていることが考えられます。
膝が伸びるように筋肉を調整していきましょう。
ポイントとなるのは膝窩筋という筋肉です。
この部分が硬くなると膝が伸びにくくなります。こちらの筋肉を緩めていきましょう。
ここからは動画で詳しく解説していきます。
↓(セルフマッサージは動画の3分25秒)
強くマッサージしないようにだけ注意してくださいね。
まとめ
膝のゴリゴリ音が鳴るのは周りの筋肉や靭帯が硬くなっているからでした。
痛みや腫れがでた場合のサポーターの選び方を解説しました。
痛みが強く腫れている場合→きつく締めれるサポーター
痛みはあるが腫れていない場合→保温タイプのサポーター
痛みや腫れがなくゴリゴリ音が鳴るのが気になる場合→サポーターをつけなくても良い
腫れや熱感がなければ、今回のセルフマッサージを続けてみてください。
これらの対策を続けても膝のゴリゴリ音が鳴るのが解消されない場合は、膝だけでなく、他に原因となる歪みがある可能性があります。
家でもそうですが、建物が斜めに立っていると生活しづらいですよね。身体の歪みを調整すると回復するための準備ができます。
お悩みの方は当院のLINEからご相談ください。
監修:樋口亮太/柔道整復師