足の痛み

手術なし!? 半月板損傷による膝の痛みを治す方法

半月板を痛めて膝の調子が悪い

これって手術をしなければいけないの!?

こういったお悩みはありませんか?

今回のブログをご覧になることで、半月板損傷による膝の痛みの正体について知ることができます。

お悩みの方の参考になりましたら幸いです。

皆さんこんにちは。

高槻市で整体院を営んでおりますユーカリ整体院の樋口です。

このブログを書いたきっかけなんですけども、患者さんから、「イスから立ち上がるときや、階段を降りるときに膝が痛くなるんです…」と、お悩みの相談がありました。

詳しく聞いてみると、「病院では半月板損傷と言われたのですが、できれば手術をしたくありません…」と、心配していることを教えていただきました。

半月板損傷とは、膝関節内にある軟骨に亀裂が走ったり、欠けたりする状態のことです。

幸いにも、半月板損傷の中でも重症度は低いものだったので、何とか手術なしで治っていけるだろうということで治療を進めました。

今回は、生活に支障が出るレベルでも、半月板損傷が軽度のものを改善するためのブログになっています。

話の内容はこちら

①半月板を痛めると絶対手術なの?
②膝の痛みが楽になる歩き方とは
③ぐらつきを解消するためのセルフケア方法

それでは話を進めますね。 

 

①半月板を痛めると絶対手術なの?

「できれば手術をしたくない…

このようにお考えではないでしょうか?

ご安心ください。

半月板損傷と診断されても、全て手術になるわけではありません。

半月板は膝関節を潤滑に動かすためのクッションの役割があるのですが、これがどの程度すり減っているのかが関係します。

軽度なものであれば、根本的な原因から解決することで、日常生活に支障がでない範囲まで回復します。 

 

では、どうして半月板というクッションがすり減ってしまうのか。

それは膝だけの問題ではありません。

これには大きく分けて3つのタイプがあると考えています。 

 

1.ホルモンバランスの乱れや筋力低下

これは女性に多いのですが、女性ホルモンが減少すると骨を作る成分が少なくなっていきます。

したがって、骨がすり減りやすくなるのです。

それに加えて、足の筋力が低下してくると、体重を膝の骨で支えなければいけなくなることになります。

これは手術をした場合も、リハビリとして筋力トレーニングが推奨されているほどです。 

 

2.足首の不安定性

足首がグラグラで安定しないと、その負担が膝に及ぶことがあります。

例えば、昔に足首の捻挫を経験している方や、履いている靴が合っていない場合などが考えられます。

ほら、家でも地盤が安定していないと、すぐに建物全体が崩れてしまいますよね。

したがって、膝を支えるための土台(足首)がとても重要なんです。 

 

3.股関節の詰まり

股関節の筋肉が硬くなっていませんか?

また、地面につまずくような経験はないでしょうか?

こういった場合は、股関節の筋肉が十分に働いていないことが考えられます。

股関節の筋肉は膝まで伸びて関節を保護しているので、こちらも足首同様、重要なポイントです。 

 

以上、3つの原因について解説しました。

どうしても膝ばかりに目が向いてしまいますが、足首や股関節など、その他のところからの影響を大きく受けます。

こちらを守るための正しい歩き方がありますので、紹介しますね。 

 

②膝の痛みが楽になる歩き方とは

「正しい歩き方ってどんなの?

こちらの方法をお伝えします。

まず大切なのは、歩く前に“靴の履き方”です。

ポイントは足首を安定させること。

そのためには“靴紐をしっかり結ぶこと”を心がけてください。

どうしても、靴紐を緩めていた方が履きやすいですよね?

しかし、歩くときに足首が靴の中で動いてしまうので、膝に負担がかかりやすくなってしまいます。

まずはこちらを意識して取り組んでみてください。 

 

次に“正しい歩き方”です。

ポイントは大きく分けて2つあります。

1つは早歩きを意識することです。

歩くときに膝に痛みがでる場合は難しいかもしれませんが、膝を痛める方の多くは“かかと重心”になっています。

本来は、かかとから地面につけたら、つま先に重心移動をして負荷を分散させなければいけません。

それを可能にするのが早歩きなんです。

早歩きを意識すると、自然と重心移動をしなければいけなくなるからです。 

 

2つ目のポイントは静かに歩くことです。

フローリングで歩くときなどが分かりやすいのですが、音を立てる歩き方は膝に負担がかかりやすくなります。

したがって、音をなるべく立てず、静かに歩くように意識してみてください。 

 

2つのポイントをまとめると、静かに早歩きを意識するです。

これだけでも膝にかかる負担が変わりますので、ぜひ参考にしてください。

ここまで、膝の痛みは膝だけの問題ではないということをお伝えしました。

自分でできるセルフケア方法も紹介しますので、一緒に試してみましょう! 

 

③ぐらつきを解消するためのセルフケア方法

セルフケアでは足首を安定させて股関節の筋肉を緩めるということを目的に行います。

動画を見ながら一緒にできるように作っていますので、ぜひ一緒に試してみてください。

↓(セルフケアは動画の3分52秒〜)

こちらのセルフケアは1日2回。

特に、朝晩の活動前後に行ってみてくださいね。 

 

まとめ

半月板損傷による膝の痛みを解消する方法について解説しました。

現在は、すぐに手術するのではなく、保存的に治療をして経過をみるのが一般的です。

まずは医師の診断を受けてから、この度の内容を参考にしてくださいね。

半月板に対して負担がかかる原因というものが3つありました。

それが

1.ホルモンバランスの乱れや筋力低下
2.足首の不安定性
3.股関節の詰まり 

 

また、膝に負担がかかりにくい正しい歩き方をお伝えして、自分でできるセルフケア方法を一緒に試しました。

これらの対策を続けても、膝の痛みがなかなか改善されない場合は、足だけでなく全身のゆがみから調整する必要があります。

これで膝の調子が良くなった方も多いので、手術は最後の手段として考えても良いのではないでしょうか。

当院では全身のゆがみを調整する施術で患者さんと向き合っています。

お悩みの方は、当院LINEからご相談ください。

https://lin.ee/g4N3M4t

 

 

監修:樋口亮太/柔道整復師

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