突発性難聴から耳鳴りになった…
セミが鳴くような耳鳴りがストレス…
このようなお悩みはありませんか?
今回のブログをご覧になることで、突発性難聴の後から耳鳴りが起きるメカニズムについて知ることができます。
お悩みの方の参考になりましたら幸いです。
皆さんこんにちは。
高槻市で整体院を営んでおりますユーカリ整体院の樋口です。
このブログを書いたきっかけなんですけども、患者さんから、「突発性難聴を患ってから耳鳴りが起きるようになりました…」と、お悩みの相談がありました。
詳しく聞いてみると、「セミが鳴くような音でストレスになっています…」ということを教えていただきました。
この症状がなかなか治らないと、ストレスになってしまいますよね…
今回のブログでは、このような症状が出るメカニズムと、簡単な対策について解説していきます。
話の内容はこちら
①突発性難聴と耳鳴りの関係とは
②実は耳が原因ではない!? その理由とは
③治らない耳鳴りに毎日続けるケア方法
それでは話を進めますね。
①突発性難聴と耳鳴りの関係とは
まずは、突発性難聴と耳鳴りの関係について解説していきます。
突発性難聴とは、突然、片側の耳の聞こえが悪くなる症状のことです。
こちらは、その他の動画でも解説していますので、また参考にしてくださいね。
それに対して、耳鳴りというのは周りで何も音が鳴っていないのに、様々な音が聞こえる状態のことです。
この説明を聞くと不思議に思うことはありませんか?
突発性難聴は耳が聞こえにくいのに、耳鳴りは音が鳴っている状態。
つまり、正反対な症状のことのように思います。
しかし、これには体のメカニズムが関係します。
人間が音を感じるのは“振動”です。
これが耳の中にある神経を刺激することによって、脳が音を感じるというメカニズムなんです。
このような振動を伝えやすくするためには、血液やリンパの流れが良くならなければいけません。
例えば、川でも水が綺麗なところは流れが早いですよね。
しかし、流れがゆっくりなところは土砂などが溜まりやすくなります。
これと同じで、振動を伝えやすくするためには血液やリンパの流れが重要です。
これがうまく伝わらなくなることで、耳が聞こえにくくなってしまうのです。
ここまでが突発性難聴で起きることなのですが、その後は脳が聞こえにくい音を感知しようと頑張ります。
それが「ピー」とか、「ジー」という音の正体です。
ですので、音が聞こえるようになったのではなく、音を過剰に拾っている状態が耳鳴りの正体ということになります。
ここまでを聞くと、突発性難聴と耳鳴りの関係がわかってきますよね。
次に気になるのは、“どうして血液やリンパの流れが悪くなってしまうのか”。
これには様々な原因があるのですが、代表的なものをお伝えします。
②実は耳が原因ではない!? その理由とは
耳内部の血液やリンパの流れが悪くなる原因とは…
実は、耳だけが問題ではないことが多いんです。
直接関係して、考えられる原因が3つほどありますので、解説しますね。
1.目の疲れ
眼精疲労を感じていたり、左右の目で見え方が違うことはありませんか?
また、白内障の手術やレーシック手術の経験はありませんか?
こういった場合だと、目に栄養を届けることを優先してしまうために、耳内部の血液やリンパの流れが悪くなることがあります。
2.鼻のゆがみや炎症
鼻には小さな骨があり、その奥にも小さな骨がパズルのように重なっています。
こういったところに歪みがあると、内部で炎症が起きやすくなります。
つまり、こちらも目の疲れ同様、栄養を届けることを優先することになってしまうのです。
3.首のゆがみや姿勢の乱れ
首は目の神経と繋がっています。
ですので、首こりやゆがみがあると、神経がしっかり機能しなくなってしまいます。
また、大きな血管も通っているので、流れをスムーズにするためには姿勢から整えなければいけないことがあります。
以上、代表的な3つの原因について解説しました。
耳以外のところで意外だったのではないでしょうか?
これだけ複雑化しているので、回復が簡単ではないことも確かです。
ですので、毎日のケアで取り入れていただきたい内容をお伝えしますね。
③治らない耳鳴りに毎日続けるケア方法
セルフケアでは耳の血液やリンパの流れを良くするということを目的に行います。
動画を見ながら一緒にできるように作っていますので、ぜひ一緒に試してみてください。
↓(セルフケアは動画の3分26秒〜)
こちらのセルフケアは1日3回。毎日欠かさず行ってくださいね。
まとめ
突発性難聴から耳鳴りが起きる体のメカニズムについて解説しました。
このような症状には“耳内部の血液やリンパの流れ”が関係するということでした。
意外な原因になるのが
1.目の疲れ
2.鼻のゆがみや炎症
3.首のゆがみや姿勢の乱れ
症状の根本的な回復は簡単ではないですが、毎日試していただきたいセルフケアも一緒に行いましたね。
これらの対策を続けても耳の症状がなかなか改善されない場合は、自律神経の乱れなども関係して回復が遅れている可能性があります。
その際は、当院の自律神経を整えることに特化した特別施術がお役に立てると思います。
お悩みの方は、当院LINEからご相談ください。
監修:樋口亮太/柔道整復師