夜中に股関節が痛くなる…
臼蓋形成不全と診断された…
こういった悩みはありませんか?
今回のブログをご覧になることで、臼蓋形成不全による股関節の痛みを解消することができます。
お悩みの方の参考になりましたら幸いです。
皆さんこんにちは。
高槻市で整体院を営んでおりますユーカリ整体院の樋口です。
このブログを書いたきっかけなんですけども、患者さんから、「夜中に股関節が痛くなって眠れないんです…」と、お悩みの相談がありました。
詳しく聞いてみると、「整形外科で“臼蓋形成不全(きゅうがいけいせいふぜん)”と診断された。」とのことでした。
臼蓋形成不全とは、股関節を形成している受け皿の部分が浅くなってしまう状態のことです。
それによって股関節に負荷がかかりやすく、痛みが出てしまうんですね。
今回は、臼蓋形成不全と股関節の痛みの関係について解説して、対策するセルフケアを実践していきます。
話の内容はこちら
①痛みの原因! 臼蓋形成不全とは
②衝撃! 痛みと重心の関係
③股関節の痛みを解消するセルフケア3選
それでは話を進めますね。
①痛みの原因! 臼蓋形成不全とは
改めて、臼蓋形成不全について説明していきます。
股関節は、ソケットのような形をした骨が受け皿にはまるような形をしています。
肩と同じように可動域が広い関節なので、ガチガチに固まっているような関節ではありません。
臼蓋形成不全の場合は、この受け皿が小さくなることによって、ソケットの部分の骨がうまく入らずに関節が安定しにくい状態になります。
そうすることによって、周りの筋肉が踏ん張って硬くなることで、痛みが出るようになります。
この臼蓋形成不全は日本人に多く、成人男性は0〜2%、女性は2〜7%と、女性に多いというのが特徴です。
そして、骨は手術をして人工関節にしない限り、元に戻りません。
しかし、当院には、手術をしないで股関節の痛みを解消された患者さんもおられます。
骨は元に戻らないのに、痛みが解消されるのは不思議ですよね。
それには、身体の重心が深く関係していたのです。詳しく解説しますね。
②衝撃! 痛みと重心の関係
臼蓋形成不全の場合は、関節に骨がうまく入らないために、いわゆるO脚のような姿勢になりやすくなります。
そうすると、足の外側に重心が傾きやすくなってしまうんですね。
ここで股関節の周りにつく筋肉の特徴が関係します。
それは、股関節の内側に比べて、外側の筋肉の方が身体を支えにくい作りになっているということです。
人間は姿勢を綺麗にするために、身体のあらゆる内側の筋肉を強くしました。
首や体幹部分、股関節や膝に至るまでです。
ですので、重心が外側に傾くことによって身体のバランスが乱れてしまい、あらゆる不調のきっかけになってしまいます。
骨は元に戻ることはありません。
しかし、重心を整えたり、負担のかかった筋肉を緩めることで、痛みを軽減していくことはできます。
重心を整えるために大切なポイントは足のつま先の向きです。
足のつま先が外側に向くようになると、股関節が捻れて、外側に重心が傾きやすくなります。
ですので、これを解消する簡単なポイントは、足のつま先を真っ直ぐに向ける。
たったこれだけです。
歩くとき、座るときなどは、足のつま先を真っ直ぐにするように意識してみてください。
そうするだけで、股関節周りの筋肉にかかる負担を軽減することができます。
さらに、セルフケアで負担のかかった筋肉を緩める必要があります。一緒に試してみましょう!
③股関節の痛みを解消するセルフケア3選
セルフケアでは、臼蓋形成不全によって負担のかかる股関節周りの筋肉を緩めるということを目的に行います。
動画で詳しく解説していますので、一緒に試してみてください。
↓(セルフケアは動画の2分57秒〜)
こちらのセルフケアは1日2回。朝と晩の1回ずつ行ってください。
まとめ
臼蓋形成不全によって起こる股関節の痛みを解消する方法を解説しました。
ポイントは
重心を整えるために足のつま先を真っ直ぐに向ける
股関節周りの負担のかかった筋肉を緩める
ということが大切でした。
一緒にセルフケアを試しましたね。
これらの対策を続けても、股関節の痛みがなかなか解消されない場合は、他にも、重心が傾くほどの身体の歪みがある可能性があります。
お悩みの方は、当院LINEからご相談ください。
監修:樋口亮太/柔道整復師