振り向くように首を動かすと痛みがある…
首の痛みがなかなか治らないので心配…
こういったお悩みはありませんか?
今回のブログをご覧になることで、右側を振り向くときの首の痛みを解消することができます。
お悩みの方の参考になりましたら幸いです。
皆さんこんにちは。
高槻市で整体院を営んでおりますユーカリ整体院の樋口です。
このブログを書いたきっかけなんですけども、患者さんから、「自転車に乗っていて振り向こうと思ったら首が痛くなった…」と、お悩みの相談がありました。
詳しく聞いてみると、「しばらく痛みが続いているので原因を知りたいです…」ということを教えていただきました。
このように痛みが引かないのは不安になってしまいますよね。
実は首以外の原因が隠されていることが分かりました。
そんな秘密を公開しますね。
話の内容はこちら
①右側の首の痛みの原因になっていたのは…
②1分あればできる対策とは
③首の負担が楽になる根本セルフケア
それでは話を進めますね。
①右側の首の痛みの原因になっていたのは…
「首の痛みがなかなか治らない…」
こういったときは首以外に本当の原因が隠されているかもしれません。
今回の患者さんの場合であれば、腰の部分が硬くなっていたことが首の痛みに影響していました。
これって首とは関係ないように思いますよね。
実は、振り向くように首を動かすときは背中や腰の筋肉と一緒に体を捻る必要があります。
しかし、腰の部分が硬くなって動きにくい状態になっていると、腰の動きを補うように首の筋肉で頑張らなければいけなくなります。
したがって、首の筋肉に過剰な負担がかかってしまっていたのです。
では、どうして腰の部分が硬くなってしまっていたのでしょうか。
これに関係するのが、横隔膜の硬さです。
横隔膜とは呼吸によって動くドーム上の組織で、みぞおち部分に存在します。
この横隔膜には脚(きゃく)と呼ばれる部分があります。
文字通り、脚のように伸びて腰の骨に付着しているのです。
この部分の硬さがあることで腰の動きに制限をかけてしまうことになります。
そして、今回のように右側の首が痛いのであれば、右側の横隔膜脚が硬くなっていることが考えられます。
さらに、横隔膜は呼吸によって動く組織なので、普段の呼吸が浅くなってしまうことにもなります。
実は、呼吸が浅くなってしまうだけで疲れやすい体にもなってしまうのです。
理由は、酸素を体内に取り込めなくなるからです。
例えば、プールや海に行った後にどっと疲れた経験はありませんか?
あれは、水中で息ができない状態が続くことによって体内の酸素量が減ってしまうからです。
では、こちらをどのように対策すれば良いかをお話します。
②1分あればできる対策とは
「なんだか疲れやすい…」
「呼吸が浅いように感じる…」
こういったことが今回の首の痛みに関係している可能性があります。
まずは呼吸が浅くなってしまっているのかをチェックしてみましょう。
その方法として、ブレスホールドタイムテストというものがあります。
こちらは普段の呼吸の合間に30秒間息を止めていられるかを確かめる方法です。
手順は簡単です。
1.普段通りの呼吸から静かに息を吐いた後に鼻をつまんで息を止める
2.息をしたくなるまでの時間を計る
30秒以内で息が苦しくなっているのであれば、呼吸が浅くなっている可能性があります。
理想は40秒です。これが苦しむことなくできているのであれば、深い呼吸が身についている証拠です。
ぜひ試してみてくださいね。
では、どのようにして深い呼吸をすることができるようになるのか。
また、横隔膜の動きを良くすることができるのか。
その対策としては深呼吸です。
深呼吸といっても、ただの深呼吸ではありません。
方法は4秒息を吸って8秒かけて息を吐く。
こちらを隙間時間に1分間ほど続けることによって、徐々に深い呼吸を手に入れて酸素を体内に取り込みやすくなります。
その結果、今回の横隔膜も緩みやすくなってくれるのです。
次に横隔膜を直接緩めるセルフケアをお伝えしますね。
③首の負担が楽になる根本セルフケア
セルフケアでは
横隔膜を緩めて腰の動きを改善する
深い呼吸で酸素を体内に取り込めるようにする
ということを目的に行います。
その結果、首の痛みまで改善されるようになります。
動画を見ながら一緒にできるように作っていますので、ぜひ一緒に試してみてください。
↓(セルフケアは動画の3分9秒〜)
こちらのセルフケアは1日2回。
朝と晩の1回ずつ試してみてくださいね。
まとめ
振り向くときの首の痛みを解消する方法について解説しました。
こちらの痛みの原因は横隔膜の硬さによって腰の動きに影響していたからでしたね。
横隔膜の硬さを確かめるためにブレスホールドタイムテストを試したり、改善するための深呼吸の方法を解説しました。
さらに、横隔膜を直接緩めるセルフケアを一緒に試しましたね。
これらの対策を続けても振り向くときの首の痛みがなかなか改善されない場合は、今回の横隔膜だけでなく、その他の体のゆがみが関係している可能性があります。
その際は、当院の全身のゆがみを調整する施術がお役に立てると思いますので、お悩みの方は、当院LINEからご相談ください。
監修:樋口亮太/柔道整復師