音がこもって聞こえる…
耳管狭窄症と診断された…
このようなお悩みはありませんか?
今回のブログをご覧になることで、音がこもって聞こえる耳の違和感を解消することができます。
お悩みの方の参考になりましたら幸いです。
皆さんこんにちは。
高槻市で整体院を営んでおりますユーカリ整体院の樋口です。
このブログを書いたきっかけなんですけども、患者さんから、「耳の違和感が出るようになって、ストレスになんです…」と、お悩みの相談がありました。
詳しく聞いてみると、「音がこもって聞こえるのですが、気圧の影響ですか?」ということを教えていただきました。
皆さんも想像していただきたいのですが、山に登ったり、飛行機に乗ると、耳が一時的にこもることがありますよね。
あの状態が続くと考えると、相当ストレスになると思います。
本来は気圧の影響を受けても、耳抜きなどをすれば元に戻せますが、スッキリせずに症状が続くことがあります。
こちらの正体について解説していきますので、一緒に解決していきましょう!
話の内容はこちら
①音がこもる耳の違和感は気圧が関係している!?
②耳管狭窄症を放っておくことで起きる体のダメージとは
③整体師がオススメする対策とは
それでは話を進めますね。
①音がこもる耳の違和感は気圧が関係している!?
「耳の中で音がこもる…」
このような状態になる体の仕組みから解説しますね。
耳内部には耳管という耳と鼻をつなぐ管が存在します。
この管が狭くなったり(耳管狭窄症)、広がったり(耳管解放症)するときに音がこもるようになります。
では、どのように気圧と関係するのか。
気圧の影響を受けるのは鼓膜です。
鼓膜の内側に耳管があるのですが、気圧が低くなると鼓膜が膨らむようになります。
ほら、山の上でポテトチップスの袋がパンパンに膨れますよね。
あれと同じことが体の中でも起こっているのですが、鼓膜が膨れると、耳管が引っ張られて狭くなってしまいます。
この時に、唾を飲み込んだり、耳抜きをすると耳管が広がるので、音のこもり感が解消されるのですが、そのままで残ってしまうことがあります。
理由は、鼓膜だけでなく、その他の体のゆがみから耳管が引っ張られているからです。
今回の患者さんの場合では、鼻の骨に歪みがあることが影響していました。
その他にも、顎関節の歪みによって噛み合わせが影響する場合もあります。
したがって、音のこもり感が解消されないのであれば、顔面の骨に歪みが起きていることが考えられます。
ここで無理に耳抜きをしてしまうと、耳内部で炎症が起きてしまうので、絶対にくり返し行わないようにしてくださいね。
ここまでの話でメカニズムを理解していただいたと思うのですが、症状が続くとつらいですよね…
この症状を放置しておくと、その他にも体に起きるダメージがありますので、こちらのリスクを解説します。
②耳管狭窄症を放っておくことで起きる体のダメージとは
「耳管狭窄症を放置しているとどうなるの?」
こちらの疑問にお答えします。
そのリスクとは、めまいなどの自律神経系の症状が出ることです。
というのも、顔面の骨に歪みがあったり、鼻や耳内部で炎症があると、その炎症を緩和させるために血液が集まります。
したがって、“のぼせ”のような状態になってしまうんです。
自律神経は頭に集中して存在しているので、こちらの回復にエネルギーを使うと、体が消耗してリラックスできなくなってしまいます。
ですので、早急に治していく必要があります。
まずは、耳鼻科を受診して診断を受けてください。
次に、薬や漢方が処方されると思うので、医師の指示に従いながら、別角度からのアプローチとして、整体院で体のゆがみを調整してください。
そうすることによって、早期回復するだけでなく、自律神経系の問題に至るまでのリスクを回避することができます。
ここまで、早く処置する大切さをお伝えしたのですが、最後にご自身でできる対策を解説しますね。
③整体師がオススメする対策とは
「耳管狭窄症でできる対策ってあるの?」
このような疑問を解決するために、とっておきの対策を解説します。
それは鼻まわりを冷やすことです。
耳管と最も深い関係があるのは“鼻”です。
こういったところに歪みがあることは先ほど話した通りなのですが、中で小さな炎症が起きているケースが少なくありません。
ですので、冷やして炎症を引かせるようにしましょう。
まずは小さな袋に氷と少量の水を入れてください。
それを鼻に当てて10分〜15分ほど冷やしてください。
こちらは何回していただいても構わないのですが、1日3回を目安に行ってみてくださいね。
他にも、簡単にできるセルフケアがありますので、こちらは動画を見ながら一緒に試してみましょう。
↓(セルフケアは動画の3分3秒〜)
こちらのセルフケアは1日2回。
朝と晩の1回ずつ行ってみてくださいね。
まとめ
耳の中で音がこもる耳管狭窄症について解説しました。
このように音がこもるのは、耳と鼻をつなぐ耳管が関係しているのですが、耳抜きをしても良くならないのであれば、鼻や顎などの顔面の骨の歪みに耳管が引っ張られている可能性があります。
こちらを放置していると、自律神経に作用して、様々な症状が出る危険性もあります。
まずは耳鼻科を受診してみてくださいね。
他にも、ご自身でできる簡単な対策もありましたよね。
これらの対策を続けても、耳管狭窄症の症状がなかなか改善されない場合は、別角度からのアプローチとして、体の歪みを整える必要があります。
その際は、当院の全身のゆがみを調整する施術がお役に立てると思いますので、お悩みの方は、当院LINEからご相談ください。
監修:樋口亮太/柔道整復師