自律神経

【頭位めまい症】下を向くと浮遊感が出るめまい。大切な枕やマットレス選びはこれ!

「下を向くとめまいがする…」

「また、めまいが起きないかと不安になる…」

このようなお悩みはありませんか?

今回のブログをご覧になることで、頭を動かすときに起きるめまいの対策を知ることができます。

お悩みの方の参考になりましたら幸いです。

皆さんこんにちは。

高槻市で整体院を営んでおりますユーカリ整体院の樋口です。

このブログを書いたきっかけなんですけども、患者さんから「家事をして下を向くと、めまいがするんです…」と、お悩みの相談がありました。

詳しく聞いてみると、「ふわふわと浮遊感があって気持ち悪い…」ということを教えていただきました。

このように、めまいを恐れながら生活をすることも苦しいですよね。

少しでも改善に向かうように解説していきますので、一緒に解決していきましょう!

話の内容はこちら

①ふわふわめまいのメカニズムと危険性
②めまいが起きても大丈夫! 寝ながらできる対策とは
③頭位めまいで効果的な枕やマットレスの選び方

それでは話を進めますね。 

 

①ふわふわめまいのメカニズムと危険性

「下を向くとめまいがする…

このようなめまいは、良性発作性頭位めまい症の可能性があります。

良性発作性頭位めまい症とは、頭を動かしたときに起きるめまいのことです。

体の平衡感覚を保つ三半規管に耳石という石が入り込むことによって発生します。

めまいの症状が落ち着いた後も、ふわふわと浮遊感が残る場合もあります。

しかし、安直にめまいと診断してはいけません。

中には、危険なめまいが隠れている可能性があるからです。

1番怖いのは脳卒中などの血管系の問題です。

年齢を重ねると危険性が増すのですが、体に麻痺やしびれ、呂律が回らなくなっている場合は大変危険な状態です。

めまいがすぐに治ることがないので、すぐに病院へ向かってください。

良性発作性頭位めまい症の場合では、耳石が三半規管に移動した後は落ち着きます。

ですので、数秒以内にめまいが治るのも特徴の1つです。

また、難聴や耳の詰まりが併発することもありません。

したがって、数分以上めまいが続いたり、耳の問題がある場合はメニエール病の可能性もあります。

まずはご自身の症状と照らし合わせてみてくださいね。

こちらの症状は女性に多いのですが、それには理由があります。

それは女性ホルモンが関係するからです。

例えば、閉経後には女性ホルモンの減少によってカルシウムの代謝が落ちます。

よく、高齢者が転倒して骨折してしまうのは、このようにカルシウム代謝が落ちるからと言われています。

耳石がカルシウムの小さな粒でできているので、代謝障害によって剥がれやすくなってしまうのです。

それ以外にも、「まためまいが起きたらどうしよう…という不安もあるのではないでしょうか。

この場合には自律神経の乱れが起きて、再びめまいを引き起こすこともあります。

何ともつらい症状ですよね。

では、どういった対策をしていけば良いのか。

こちらを詳しく解説しますね。 

 

②めまいが起きても大丈夫! 寝ながらできる対策とは

「頭を動かすのが怖い…

そうですよね。

ですので、寝ながら簡単にできる対策をお伝えします。

まずは仰向けで寝てください。

このときに枕は必要ありません。

まずは振り向くように、ゆっくりと顔を左右どちらかに向けます。

このときに耳石が流れてめまいを起こしますが、治るまで待ちましょう。

この姿勢を10秒〜20秒ほど維持します。

落ち着いたら、もう一度正中に戻します。

ここでも、めまいが起きるのであれば、同じように落ち着くまで待ちましょう。

続いては、先ほどとは反対側に顔を向けます。

同様に、めまいが落ち着くまで待ちます。

こちらも10秒〜20秒です。

ここまでを1セットとし、3〜5セットを目安に取り組んでみてください。

最初は強いめまいが起きますが、くり返すとめまいが緩和されていくはずです。

朝の起床時にするのも良いかもしれませんね。

ぜひお試しください。

続いては、大切な寝具選びについて解説しますね。 

 

③頭位めまいで効果的な枕やマットレスの選び方

「めまいにはどんな寝具を選べば良いの?

こちらの疑問にお答えします。

ポイントは、寝返りがしやすいかどうかです。

寝ている間に寝返りが少ないと、筋肉を動かさないことによって血流が悪くなってしまいます。

そのために、頭を動かしたときに耳石が移動してめまいを起こしてしまうのです。

では、どういった寝具を選べば良いのか。

枕については少し低めのものが良いと思います。

もちろん、人によって首のゆがみが違うので正確には言えないのですが、なるべく体幹に近いところに頭があるほうが安定しやすくなります。

また、高さのある枕だと、顔の向きを変える動作がしにくくなるケースがあります。 

 

続いてはマットレスですね。

マットレスは少し硬めのものが良いと思います。

というのも、マットレスが柔らかくて体が沈んでしまうと、体が動かしにくくなるからです。

マットレスを選ぶ際は、実際に寝転んでみて、寝返り動作がスムーズにできるかを確認してくださいね。 

 

以上、良性発作性頭位めまい症に効果的な寝具選びを解説しました。

ぜひ参考にしてくださいね。 

 

まとめ

頭を動かすときに起きる良性発作性頭位めまい症について解説しました。

まずは、危険なめまいではないかを判断する必要がありましたね。

また、良性発作性頭位めまい症には、いくつかの対策がありましたね。

それが

寝ながら頭を動かす体操

枕の選び方

マットレスの選び方

これらの対策を続けても、良性発作性頭位めまい症の症状が改善されない場合は、自律神経の問題が体に影響している可能性があります。

その際は、当院の自律神経を整えることに特化した施術がお役に立てると思いますので、お悩みの方は、当院LINEからご相談ください。

https://lin.ee/g4N3M4t

 

 

監修:樋口亮太/柔道整復師

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