子供が慢性的な中耳炎になっている…
治っては中耳炎になってのくり返しで困っている…
こういったお悩みはありませんか?
今回のブログをご覧になることで、子供の中耳炎の治療の手助けになることができるかもしれません。
お悩みの方の参考になりましたら幸いです。
皆さんこんにちは。
高槻市で整体院を営んでおりますユーカリ整体院の樋口です。
このブログを書いたきっかけなんですけども、患者さんの親御さんから、「子供の中耳炎がなかなか治らないんです…」と、お悩みの相談がありました。
今回の患者さんは小学2年生の男の子。
耳鼻科で治療を受けていて、先生からは「鼓膜の位置がおかしい…」と言われたとのこと。
そこから現在は鼓膜に空気を送る治療を継続しているようでした。
もちろん、このように耳鼻科で治療をすることが先決で大切です。
当院では、耳だけではなく、もう少し別の角度から回復を促すためのアプローチをしています。
詳しく解説していますので、一緒に解決していきましょう!
話の内容はこちら
①くり返す中耳炎が意味することとは?
②「またかかった…」中耳炎が治りにくい子に多い“体の特徴”とは?
③整体で子どもの中耳炎は防げる?親子でできる対策とケア方法
それでは話を進めますね。
①くり返す中耳炎が意味することとは?
「せっかく治ったと思ったのに…」
子供の中耳炎って本当に多いんですよね。
というのも、2歳までに91%の子供が急性中耳炎を経験すると言われています。
まずは中耳炎について詳しく知りましょう。
耳は外側から内側に向かって、外耳→中耳→内耳という3つの部屋で区分されています。
この外耳と中耳は鼓膜で隔たれているのですが、中耳で炎症が起きるものを“中耳炎”と言います。
症状としては耳の痛みや発熱、聞こえにくさなど…
では、どうして子供に中耳炎が起きやすいかというと、耳の構造が関係するからです。
耳には鼻と交通する“耳管(じかん)”というものがあります。
この耳管がまだ短くて太いため、風邪やアレルギーの影響で細菌が耳に届きやすいのです。
そして、この菌と戦うために炎症が起きる結果、中耳炎になるということです。
例えば、熱気ムンムンの部屋を換気してあげると、一気に涼しくなって過ごしやすくなりますよね。
回復するためには空気が通りやすくなる必要があるんです。
では、この中耳炎をくり返さないために、整体ではどのようなアプローチが必要なのか。
こちらを詳しく解説しますね。
②「またかかった…」中耳炎が治りにくい子に多い“体の特徴”とは?
「中耳炎なのに整体に行って意味あるの?」
そう思うかもしれません。
先ほど説明したように、耳管の構造上の問題だと考えるのが普通です。
しかし、整体師の目線では、それだけではないと考えています。
というのも、“子供の姿勢”が深く関係している場合があるからです。
実は、呼吸をスムーズにすることによって耳内部の換気がされやすくなり、炎症が引きやすくなる可能性があります。
例えば、最近ではスマホを扱う子供が増えた結果、猫背になることも少なくありません。
すると、肺を圧迫するような姿勢になるため、深く息を吸えなくなってしまいます。
そうなると、体の換気が十分にできなくなることが想像できますよね。
“良い姿勢を作って深く息を吸えるようにする”
そのために必要な対策をお伝えしますね。
③整体で子どもの中耳炎は防げる?親子でできる対策とケア方法
“子供の姿勢を良くするための対策”
いくつかの対策をまとめましたので、紹介しますね。
1.イスに座るときはお腹を伸ばす
イスに座るときに、だら〜んとしていませんか?
このような姿勢になると、呼吸に関係する横隔膜が働きにくくなります。
ですので、お腹を伸ばすようなイメージで座るように親子で取り組みましょう。
2.風船を膨らませる
風船を膨らませるときは、かなり息を使わなければいけません。
そうすると、自然に横隔膜が働いて呼吸のリズムを掴むことができます。
風船が難しければ、シャボン玉を遠くに飛ばすようにして遊ぶのも良いかもしれませんね。
3.食べ物をよく噛む
食べ物をよく噛むときは顎や首の筋肉を使います。
これが働かないと、リンパや血流の循環も悪くなってしまうのです。
ですので、よく噛むように意識して過ごしてみてください。
以上、3つの対策を解説しました。
ストレッチもいくつかあるのですが、子供はうまく行うことができません。
ですので、こういった対策から少しずつ取り組んでいただけますと幸いです。
まとめ
くり返す子供の中耳炎を治すためのアプローチを解説しました。
整体師目線で解説しましたが、大切なのは“子供の姿勢”です。
姿勢が良くなると呼吸がスムーズになり、耳内部の換気が進むと考えています。
そのために必要な対策を3つ紹介しました。
それが
1.イスに座るときはお腹を伸ばす
2.風船を膨らませる
3.食べ物をよく噛む
これらの対策を続けても子供の中耳炎がなかなか治らない場合は、耳鼻科での治療に加えて
“整体で体を整える”
“姿勢を良くする”
というのも手段の1つです。
その際は、当院の全身のゆがみを調整する施術がお役に立てると思います。
お悩みの方は、当院LINEからご相談ください。
監修:樋口亮太/柔道整復師