
突発性難聴になってから耳鳴りが続いている...
薬が体に合わなくて困っている...
片頭痛も多くて趣味のヨガにも行けていない...
こういったお悩みはありませんか?
今回のブログをご覧になることで、突発性難聴後の耳鳴りや片頭痛の意外な原因と改善方法について知ることができます。
お悩みの方の参考になりましたら幸いです。
話の内容はこちら
1. 突発性難聴後の耳鳴りはなぜ続く?
2. 意外な原因!左足の不安定さが引き起こす片頭痛と耳鳴りのメカニズム
3. 日常生活で気をつけるポイントと自宅でできるセルフケア
それでは話を進めますね。

皆さんこんにちは。
高槻市で整体院を営んでおります ユーカリ整体院 の樋口です。
このブログを書いたきっかけなんですけども、患者さんから、「1ヶ月前に突発性難聴になって、ザワザワした音が反響して聞こえるのがストレスで...」と、お悩みの相談がありました。
詳しく聞いてみると、「耳鼻科で薬を処方してもらったんですけど、体に合わなくて。聴力は少し戻ってきたけど、左耳はまだ完全には良くなっていないんです...」ということを教えていただきました。
さらに、「今年に入ってから片頭痛になることも多くて、趣味のヨガやピラティスにも行けていないんです。体を動かそうとするとしんどくて、立っているだけでつらい時もあるんです...」と、話してくださいました。
今回の患者さんは50代の女性で、リハビリ助手と受付のお仕事をされている方。
休みの日は家にいることが多く、音も気になってストレスを感じている状態でした。
しかし、施術を続けた結果、こちらの口コミをいただきました。

実は、症状は意外な部分が原因になっていることが分かったんです。
詳しく解説していきますので、一緒に解決していきましょう!
①突発性難聴後の耳鳴りはなぜ続く?

「薬を飲んでも良くならない...」
「聴力は戻ってきたのに、なぜ耳鳴りが続くの?」
このような疑問に答えていきましょう。
突発性難聴は、ある日突然、片方の耳が聞こえにくくなる状態のことを言います。

原因がハッキリしていないことも多いのですが、内耳の血流障害が関係していると言われています。
通常、発症後すぐに治療を始めれば、聴力が回復する方も多いです。
しかし、今回の患者さんのように、聴力はある程度戻っても耳鳴りが続くケースがあるんですね。
なぜ耳鳴りが続くのか
実は、突発性難聴の多くは発症側に重心をかけられていないことが多いんです。
今回の患者さんも左耳が突発性難聴でしたが、左足に体重をうまくかけられていない状態でした。
片側に重心がかけられないと、その側の血流が悪くなり、筋肉も硬くなってしまいます。
放置された粘土が固まってしまうように、耳周りの組織もカチカチに固まってしまうんですね。

これが、耳鳴りが長引く原因の一つになっていました。
さらに、今回の患者さんは今年に入ってから片頭痛も多かったとおっしゃっていましたね。
実は、これも足の歪みと関係していたんです。
②意外な原因!左足の不安定さが引き起こす片頭痛と耳鳴りのメカニズム

今回の患者さんの体を調べてみたところ、左足が不安定になる歪みが見つかりました。
「足と耳鳴りが関係あるの?」と思われるかもしれませんが、実は密接な関係があるんです。
足の不安定さが全身に与える影響
足は体の土台です。
建物の土台が傾いていると、その上の柱や壁も歪んでしまいますよね。

同じように、足が不安定だと、その上にある骨盤、背骨、そして頭のバランスも崩れてしまうんです。
今回の患者さんは、左足が不安定なため、無意識に右足に重心を偏らせていました。

右半身ばかり使うことで起こる問題
右足に重心を偏らせていると、右半身ばかり筋肉を使うようになります。
その結果、左半身の血流が悪くなります。
これが、片頭痛を引き起こす原因になっていたんですね。
さらに、左耳も同じ側ですから、耳周りの血流も悪くなり、耳鳴りが長引いていたんです。
つま先の向きと「立っているとしんどい」
また、足の歪みによって、つま先がまっすぐ前を向かなくなっていました。
つま先が外や内を向いていると、歩くたびに体に余計な負担がかかります。
これが、「立っているだけでしんどい」という症状にもつながっていたんですね。
身体の連鎖反応
つまり、耳鳴り、片頭痛、立っているとつらい...これらの症状は全て、
左足の不安定さ → 右足への重心偏り → 左半身の血流悪化 → 耳鳴り・片頭痛
という連鎖反応で症状が出ていたんです。
③日常生活で気をつけるポイントと自宅でできるセルフケア

当院では、耳鳴りや片頭痛だけでなく、体全体のバランスを整えるアプローチを行います。
当院での施術内容
①足の歪みの調整
左足の不安定さを調整し、重心位置を整えます。
両足に均等に体重がかかるようになると、自然と全身のバランスが整います。
②重心バランスの調整
左右の重心バランスを整えることで、片側ばかりに負担がかかる状態を解消します。
これにより、左半身の血流も改善しやすくなります。
③耳周りの組織の調整
カチカチに固まった耳周りの組織を緩めるための調整を行います。
これにより、耳鳴りが軽減され、片頭痛も起こりにくくなります。
治療の結果
実際にこの患者さんは、徐々に耳鳴りが気にならなくなり、片頭痛の頻度も減っていきました。

口コミでもいただいた通り、今では大好きなヨガやピラティスもできるようになり、難聴が発症する前より元気になったとおっしゃっていました。
日常生活で気をつけるポイント
1. 休めの姿勢で立たない
片足に重心を乗せて立つ「休めの姿勢」をしていませんか?
休めの姿勢を続けると、重心の左右差がどんどん大きくなってしまいます。
特に、今回の患者さんのように左側が不安定な方は、右足ばかりに体重が乗りがちです。
気がついたら、両足に均等に体重を乗せるように意識してみてください。
常に意識するのは大変なので、「気がついたら直す」くらいの気持ちで大丈夫です。
2. つま先をまっすぐ前に向ける
歩いている時や立っている時、つま先が外や内を向いていませんか?
つま先の向きが乱れると、足首から膝、骨盤へと歪みが連鎖してしまいます。
気がついたら、つま先をまっすぐ前に向けるように意識してみてください。
ご自宅でできるセルフケア
今回のセルフケアでは、「足首の歪みを整えて、重心バランスを正常に戻す」ということを目的に行います。
I. 早歩きでつま先で蹴る意識をする

足首の歪みを整えるためには、正しい歩き方を意識することが大切です。
ゆっくり歩くと、かかとだけで歩いてしまいがちです。
少し早めに歩くことで、つま先で地面を蹴る動作が自然とできるようになります。
やり方
1. いつもより少し早めのペースで歩きます
2. かかとから着地して、つま先で地面を蹴るように意識します
通勤や買い物の時に意識するだけでも効果があります。
つま先で蹴る動作をくり返すことで、足首が正しく動くようになり、重心バランスが整っていきます。
II. リスフラン関節の雑巾絞り

リスフラン関節とは、足の甲の真ん中あたりにある関節のことです。
この関節が硬くなると、足のアーチが崩れて、重心が不安定になります。
雑巾を絞るようにこの部分を動かすことで、足の柔軟性が高まります。
やり方
1. イスに座り、足を太ももの上に乗せます
2. 片手で足のかかと側を持ち、もう片方の手でつま先側を持ちます(足の甲の中央を両手で挟む)
3. 雑巾を絞るように、両手を反対方向にひねります
4. 内側にひねったら、次は外側にひねります
5. これを30秒くり返します
6. 反対の足も同様に行います
最初は硬くて動きにくいかもしれませんが、続けることで徐々に柔らかくなります。
お風呂上がりなど、体が温まっている時に行うと効果的です。
III. 足指ケア

足の指は、地面をしっかりつかんで体を安定させる役割があります。
足指が硬くなったり、動きが悪くなると、重心バランスが崩れやすくなります。
やり方
1. イスに座り、足を太ももの上に乗せます
2. 手の指を足の指の間に入れて、しっかり組みます
3. 足首を回すように、ゆっくり大きく10回まわします
4. 反対方向にも10回まわします
5. さらに、足の指を1本ずつつまんで、くるくると回すのも効果的です
6. 各指を10回ずつ回し、反対の足も同様に行ってください
足指が柔らかくなると、地面をしっかりつかめるようになり、立っている時の安定感が増します。
こちらのセルフケアは1日2回、朝と晩の1回ずつを目安に取り組んでみてください。
特に、早歩きは日常生活の中で意識するだけでできますので、ぜひ取り入れてみてください。
詳しい動かし方は動画で解説しています。ぜひ、こちらも参考にしてくださいね。
↓(セルフケアは動画の3分48秒~)
まとめ
今回のポイントをまとめますと、
①突発性難聴後の耳鳴りは耳だけの問題ではない
②足の不安定さが根本原因の場合がある
③重心の偏りが片頭痛と耳鳴りを引き起こす
④体全体のバランスを整えることで良い変化が期待できる
特に「立っているだけでしんどい」「片側に体重をかけがち」という方は、足の歪みが隠れている可能性があります。
今回の患者さんは、足の歪みを整えることで、大好きなヨガやピラティスを再開でき、難聴が発症する前より元気になったとおっしゃっていました。
もし同じような症状でお悩みの方がいらっしゃいましたら、一度体全体のバランスをチェックしてみることをおすすめします。
これらの対策を続けても、耳鳴りや片頭痛が良くならない場合は、足の歪みや重心バランスの異常が関係している可能性があります。
その際は、当院の全身のゆがみを調整する施術がお役に立てると思います。
お悩みの方は、当院LINEからご相談ください。
監修:樋口亮太/柔道整復師
