最終更新日:2026年7月17日

夜中にふと目が覚めて、そこから眠れなくなる。しかも、なぜか毎晩ほぼ同じ時間に——。
この中途覚醒には、実は睡眠のリズムが深く関わっています。
決まった時間に目覚めてしまうのは、体が刻む約90分の睡眠サイクルのタイミングによるものなんですね。
今回は、その仕組みをひもときながら、中途覚醒を防ぐ習慣を20個、朝・日中・夜・環境・心の5つの切り口でご紹介します。
すべてやる必要はありません。できそうなものを1つずつ、生活に取り入れてみてください。
一緒に、朝までぐっすり眠れる体を目指していきましょう。
この記事を書いた人

ユーカリ整体院 院長 樋口 亮太
資格 - 柔道整復師
臨床経験15年以上
自律神経・睡眠・姿勢のお悩みを専門的に施術
◇ ◇ ◇
気づくと夜中に目が覚めて、そのまま朝まで眠れない…
眠りが浅く、朝起きても疲れが抜けていない…
睡眠薬に頼らず、ぐっすり眠れる体を取り戻したい…
こういったお悩みはありませんか?
今回のブログをご覧になることで、中途覚醒が起こる仕組みと、朝までぐっすり眠るための習慣について知ることができます。
お悩みの方の参考になりましたら幸いです。

皆さんこんにちは。
高槻市で整体院を営んでおります ユーカリ整体院 の樋口です。
このブログを書いたきっかけなんですけども、患者さんから「夜中の2時になると決まって目が覚めて、そのあとが眠れない」というご相談をいただいたことでした。
よくお話を伺うと、睡眠が足りずに日中もぼんやりしてしまう、とのことでした。
実は私自身も、同じように夜中に目が覚めて悩んだ時期があります。
だからこそ、このつらさは痛いほど分かるんですね。
少しでも多くの方に、ぐっすり眠れる毎日を取り戻していただきたい——そんな思いで、今回の記事をまとめました。
① あなたの不眠はどのタイプ?|眠りの悩み4分類でセルフチェック

ひとくちに「眠れない」といっても、睡眠の悩みは大きく4つのタイプに分けられます。
まずは、ご自身がどれに当てはまるか、チェックしてみてください。
・入眠障害:布団に入っても、30分〜1時間以上寝つけない
・中途覚醒:眠っている途中で目が覚め、その後なかなか寝つけない
・早朝覚醒:起きたい時間より2時間以上早く目が覚める
・熟眠障害:睡眠時間は足りているのに、ぐっすり感がない
寝つき自体が悪い入眠障害は、不眠の中でもっとも多いといわれています。
そして今回のテーマである中途覚醒は、いったん眠れても、夜中に目が覚めてしまうタイプです。
「夜中の決まった時間に、パッと目が覚めてしまう」——そんな声を、患者さんからよくいただきます。
では、なぜ毎晩のように同じ時間に目が覚めてしまうのでしょうか。
②「毎回同じ時間に目覚める」正体は睡眠リズム|90分サイクルのしくみ

その答えは、睡眠のリズムにあります。
私たちの眠りは、深い眠りと浅い眠りを、およそ90分ごとにくり返しています。
そして、眠りが浅くなったタイミングは、ちょっとした刺激でも目が覚めやすい瞬間なんですね。
たとえば夜中の2時に目が覚める方は、逆算すると夜11時〜12時ごろに眠りについていることが多いです。
その時間から90分サイクルを刻んでいくと、ちょうど2時前後が浅い眠りに重なる、というわけです。
やっかいなのは、一度そこで目が冴えてしまうと、もう一度リズムに乗り直すのが難しくなること。
だからこそ、夜中に目覚めないためには、この睡眠リズムを1日かけて整えておくことが大切になります。
ここからは、そのための習慣を20個、5つの切り口に分けてご紹介しますね。
③ 中途覚醒を防ぐ20の習慣|朝・日中・夜・環境・心で整える

20個と聞くと多く感じるかもしれませんが、すべてを完璧にこなす必要はありません。
「これならできそう」と思えるものから、気軽に始めてみてください。
【朝の習慣】1日のリズムは朝で決まる
1. 起床時間をそろえる
毎朝同じ時間に起きることが、睡眠リズムの土台になります。決まった時間に起きていると、その時間に合わせて目覚めのホルモンが出やすくなります。眠くても、まずは起きる時間を一定にすることが鍵です。
2. 起きたら朝日を浴びる
朝の光を浴びると、脳が「朝だ」と認識して目覚めのスイッチが入ります。前夜にカーテンを少し開けておく、時間で自動的に開くカーテンを使う、なども便利です。
【日中の習慣】昼の過ごし方が夜の眠りをつくる
3. こまめに深呼吸する
気づいたときに深く息を吸うだけで、リラックスをつかさどる神経が働きやすくなります。寝る前だけでなく、仕事や家事の合間にも取り入れてみてください。
4. 軽く体を動かす
朝のウォーキングでも、動画で見られる簡単なヨガでも構いません。体を動かすと自律神経が整い、眠りの質が高まります。
5. ストレスをためこまない
ストレスと正面から向き合うと、かえって疲れてしまうことも。趣味に没頭して、いったん離れる時間をつくるのも一つの手です。(ちなみに私は、たまるとテレビゲームに没頭します)
6. 予定を入れて体力を使う
何もしない日が続くと、余ったエネルギーが深い眠りを妨げます。一人でできることでいいので、予定を入れて体を使ってあげましょう。
7. 昼寝は20分までに
日中の眠気での仮眠は、30分を超えると夜の眠りが浅くなります。とるなら20分、アラームをかけて切り上げましょう。
【夜・寝る前の習慣】眠る準備を整える
8. 目の疲れをリセットする
目が疲れていると、体がリラックスモードに入りにくくなります。寝る前にホットアイマスクなどで、目元を温めてあげてください。
9. 夕食はよく噛む・早めに済ませる
消化が終わらないまま眠ると、消化にエネルギーを取られて眠りが浅くなります。よく噛む、または夕食は就寝の3時間前までに済ませるのがおすすめです。
10. アルコール・カフェインは控えめに
どちらも取りすぎると脳が興奮してしまいます。体質もあるので、無理のない範囲で量を調整してみてください。
11. 夜の一杯はルイボスティーに
温かい飲み物が欲しいときは、マグネシウムを含むルイボスティー(安眠ティー)がおすすめ。体をリラックスモードへ導いてくれます。
12. 就寝時間もそろえる
起床時間と同じく、寝る時間も一定に。眠れなくても、いつでも眠れる準備として、時間をそろえておきましょう。
13. 入浴は寝る90分前に済ませる
90分の睡眠サイクルに合わせて、寝る90分前にお風呂から上がると、スムーズに深い眠りへ入りやすくなります。
14. 寝る前のスマホをやめる
ブルーライトは脳を覚醒させてしまいます。就寝の2時間前からはスマホを手放す、などマイルールを決めておくとよいですね。
【睡眠環境を整える】
15. 室温・湿度を一定に
夏は25度前後、冬は16〜19度、湿度は通年50%が目安です。環境を整えるだけでも、眠りはぐっと深くなります。
16. 頭を冷やす
手足が温かく、頭がひんやりしていると自律神経が整います。露天風呂が気持ちいいのもこの理屈。冷えピタで頭だけを冷やすのも手軽な方法です。
【心の持ち方】眠りは「がんばらない」がコツ
17. 眠れなくても横になる
眠れない夜も、横になるだけで内臓まわりの血流が増え、体は回復していきます。焦らず、まずは横になって体を休めてあげてください。
18. 「寝なきゃ」と力まない
「今日こそ眠るぞ」と意気込むほど、脳は緊張して眠れなくなります。「開けないで」と言われると開けたくなるのと同じで、少し諦めるくらいがちょうどいいんですね。
19. 感謝できることを思い浮かべる
不安が強いと眠りは浅くなります。不安は、意識が自分に向いているときに出やすいもの。寝る前に感謝できることを思い出すと、意識が外に向いて、不安がやわらいでいきます。
【根本から整える】
20. 体そのものを整えておく
体の歪みや筋肉のこわばりがあると、血流が悪くなり、自律神経も乱れがちになります。運動やストレッチに加えて、体を整えるのはプロに任せるのも一つの方法です。
まとめ
今回は、中途覚醒が起こる仕組みと、それを防ぐ20の習慣についてお話ししました。
ポイントを整理すると
- 毎回同じ時間に目が覚めるのは、約90分の睡眠サイクルが関係している
- 夜中に目覚めないためには、朝・日中・夜の過ごし方で睡眠リズムを整えることが大切
- 「がんばって寝よう」とせず、心と体をゆるめることも、改善の大きな鍵
ということでした。
20の習慣は、すべてやろうとしなくて大丈夫です。今日できそうな1つから、気軽に始めてみてくださいね。
これらの対策を続けても中途覚醒がなかなか改善しない場合は、体の歪みや自律神経の乱れが根っこにあるかもしれません。
当院では、睡眠の質を高めるための全身の調整を行っています。
高槻市など近隣で、なかなか良くならない夜中の目覚めにお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
監修:樋口亮太/柔道整復師
