肩こり

カチカチの肩こりに湿布は効果があるのか

肩が凝ったら湿布を貼っておこう!
すぐに肩がこってくるんだよね〜!

このような経験がある方も少なくないのではないでしょうか?今回はそういった悩みをお持ちの方の参考になると思います。

是非最後まで読んでみて下さいね。

皆さんこんにちは。

最近は外に出る機会も少なくなってはいませんか?当院の患者さんも『家での時間が増えて色々と悩みが出てきているのよ!』と仰っていました。

その悩みの1つが肩こりでした。

その際に『湿布って貼っても良いのですか?』と質問を受けました。今回はそんな悩みをお持ちの方が多いと思ったので、ブログで解説したいと思います。

話の構成は

①肩こりは〝温める〟〝冷やす〟どちらが良いのか
②肩こりに湿布は効果があるのか
③肩こりはどのように対処すれば良いのか

です。それでは話を進めます。

①肩こりは〝温める〟〝冷やす〟どちらが良いのか

温めたら良いのか、冷やした方が良いのか。この判断はとても難しいですよね。そして文献をみても色々な見解があるのが現状です。

今回はリスクを侵さないという前提のもと、自分自身でどちらを取れば良いのかの基準をお伝えします。

まずは

冷やした方が良い場合

ポイント

・患部がズキズキする

・患部が熱をもっている

・患部が腫れている

etc...

主に急激に痛めた場合に冷やすことが多いです。

次に

温めた方が良い場合

ポイント

・患部がだるい

・患部が重たい

・筋肉が張っている

etc...

主に慢性的な痛みや重だるい痛みなどは血流が悪くなっていることが多く、温めることによって血流を良くすることが目的です。

これを見ていただくと気付いたかもしれませんが、ほとんどが温めるという選択になります。なので湿布を貼るのであれば冷湿布よりも温湿布ということになります。

ここで私の経験談になるのですが、私は中学生の時に空手をしていました。

空手で腰を痛めた時に、たまたま冷蔵庫に冷湿布があったので冷湿布を貼ったことを覚えています。すると次の日には痛みがなくなっていました。今振り返ってみると、それは

プラシーボ効果

と言われるものだったのかも知れません。プラシーボ効果とは〝偽薬効果〟と訳されます。

薬を使った実験で、効果のある薬と見せかけて偽薬を使ったところ、効果がある!と思い込み、本来の薬ではないのにも関わらず効果が出た。という実験があります。

この場合、冷湿布に対して効果がある!と思い込んでいた私にとっては1番の薬だったのかも知れません。

ほとんどの場合は温めて血流を良くした方が良いと話しましたが、血流を良くする方法は他にもあり、運動やストレッチによっても血流の改善は可能です。

このブログでシェアしていきますね。

続いて

②肩こりに湿布は効果があるのか

今は様々な湿布があります。鎮痛効果のある湿布も出ているみたいなので効果がないとは言えません。目的によって変わりますが

すぐに痛みを何とかしたい!というのであれば鎮痛効果のある湿布を使うのも良いかもしれません。

しかし以前にもブログに書いた通り、温湿布やカイロなどでは体の表面しか熱が届かず、芯まで血流が良くならない可能性があります。

こちらの記事のホットタオルの作り方を参考にして患部に当てて頂く方が血流が良くなると思います⇩

是非お試し下さいね。余談ですが、湿布の持続時間は4時間程とされています。

例えば寝る前に貼ると途中で効果が消えてしまいます。

体の皮膚も呼吸をしているので、皮膚呼吸をしっかりとさせるためにも長時間使用するのは控えた方が良いかも知れませんね。さらに、長時間使用していると肌荒れの原因にもなりかねないので注意する必要があると思います。

使用される際は気をつけて下さいね。

続いて

③肩こりはどのように対処すれば良いのか

これは先程も少し話しましたが、目的によって少し変わります。短期的に痛みを軽減したい、なくしたいのであれば鎮痛効果のある湿布などを使うのも良いかもしれません。

鎮痛効果があるといっても私自身が試したことはなく、患者さんに聞いてみても効果があった方と効果がなかった方が半々でした。

根本的な解決ではないかもしれませんね。中長期的に見れば血流量を上げるのが良いと思います。先程お伝えしたホットタオルは私自身も試して良かったものですので一度試してみてくださいね。

その他には運動やストレッチ、普段の姿勢が大切になります。

Youtubeでは肩こり改善に必要なストレッチや体操をシェアしておりますので、お時間ある際に試してみてください

以上になります。これらを試してみても改善されない場合、ゆがみや姿勢の問題からかもしれません。その際は当院がお役に立てると思います。

お気軽にご相談下さい 

 

 

 

監修:樋口亮太/柔道整復師

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