自律神経

慢性めまいの原因は“脳脊髄液”にあった? 循環を良くして健康を取り戻す方法とは

体がふわふわ揺れるめまいがする

病院では“PPPD”だと言われた

めまいの本当の原因ってなに

このようなお悩みはありませんか?

今回のブログをご覧になることで、慢性めまいの1つである、PPPD(持続性知覚性姿勢誘発めまい)の意外な原因について知ることができます。

お悩みの方の参考になりましたら幸いです。

皆さんこんにちは。

高槻市で整体院を営んでおりますユーカリ整体院の樋口です。

このブログを書いたきっかけなんですけども、患者さんから、「長年めまいで悩んでいるのですが、病院では“PPPD”だと言われました…」と、お悩みの相談がありました。

詳しく聞いてみると、「船が揺れるような感覚があって不快なんです…」ということを教えていただきました。

このようなめまいが続くと、本当に回復に向かっていくのか不安になりますよね。

今回は、PPPDの患者さんをみてきて分かった意外な原因について解説してきます。

話の内容はこちら

①慢性めまいである“PPPD”とは
②ふわふわめまいの原因と脳脊髄液の関係
③脳脊髄液の循環からめまい対策をするセルフケア方法

それでは話を進めますね。 

 

①慢性めまいである“PPPD”とは

「体がふわふわと揺れている…

「病院でPPPDだと言われた…

「PPPDってなに?

まずは、こちらの症状やPPPDについて簡単に説明していきます。

PPPDは慢性めまいの一種で、ふわふわと体が揺れるような感覚になる状態のことです。

よく、「雲の上を歩くような感覚」や、「船の上で立っているような感覚」と表現されます。

めまいにもいくつか種類がありますが、グルグル回転するようなめまいではありません。

しかし、常に体が安定しないことによって生活に支障が出たり、不安が押し寄せたりします。 

 

この慢性めまいは“3ヶ月以上続くもの”という定義がされていて、PPPDは2017年に提唱された概念なので、いまだに分からないことも多いのが現状です。

したがって、完治するまでにも時間がかかることが想定されます。 

 

このPPPDと言われるめまいが起きるのは“平衡感覚”が関係すると言われています。

体の平衡感覚というのは、耳(内耳)、目(視覚)、足裏(体性感覚)でコントロールされています。

この3つの情報を集約する司令室のような役割があるのが脳(小脳)です。 

 

私はよくカメラの三脚に例えます。

例えば、三脚の足の1つでも壊れていると、真っ直ぐに立てないですよね。

これだと、カメラの撮影にも影響が出てしまいます。

これは人間の体も同じで、脳が混乱してめまいが起きてしまうんですね。 

 

他にも、船に乗っていることを想像してください。

波が静かなときは立てていますが、波が荒れていると体のバランスをとりにくいですよね。

これがめまいと同じメカニズムなのですが、今までPPPDの患者さんをみてきて分かった意外な原因があります。

それが… 

 

脳脊髄液(のうせきずいえき)という、脳を守る液体の循環との関係です。

こちらを詳しく解説しますね。 

 

②ふわふわめまいの原因と脳脊髄液の関係

「脳脊髄液ってなに?

このような疑問があって当然です。

一般的に聞くこともない用語で、めまいと関係しているという明確なエビデンスはありません。

しかし、施術によって回復に向かっていく患者さんをみていると、関係ないとは言えないのです。

ですので、あくまでも私的な見解で説明することをご容赦ください。 

 

脳脊髄液とは、脳から背骨(脊髄)を守るクッションのような役割があります。

脳は体の中でも重要なのは分かりますよね。

なので、しっかり守る必要があります。 

 

よく豆腐に例えられるのですが、豆腐のパックには水が入っていますよね。

あれは豆腐を衝撃から守る役割があります。

この中にある水と脳脊髄液は同じようなものだとイメージしてください。

ただ、クッションのような役割だけではありません。  

 

脳脊髄液とめまいの関係はエレベーターシステムに例えると分かりやすいです。

高層ビルの中にあるエレベーターを想像してください。

このエレベーターは人々を各階に運びます。

エレベーターシステムがスムーズに動いているとき、ビル内の移動は簡単で快適です。

しかし、エレベーターが故障したり、動作が不安定になると、ビル内での移動が困難になって不便を感じます。

脳脊髄液は、脳と脊髄を保護し、栄養を供給し、老廃物を除去する役割を果たしています。

これは、エレベーターが人々を運び、ビル内での快適な移動をサポートするのに似ています。

そんな脳脊髄液の循環が悪くなると、脳内の圧力が変動し、さまざまな症状が現れます。

これは、エレベーターが不安定に揺れると、人が不快感やバランスの崩れを感じるのに似ています。

圧力の変動は、脳の平衡感覚を司る部分(前庭系)に影響を与え、めまいを引き起こしてしまうのです。 

 

また、脳脊髄液は波の満ち引きのような動きがあります。

これは当院の治療法であるオステオパシー独特の感覚なので、一般的ではありません。

その満ち引きの動きを良くしてあげることで循環を良くすることができるんですね。

こちらを整えるセルフケアがありますので、一緒に試してみましょう! 

 

③脳脊髄液の循環からめまい対策をするセルフケア方法

セルフケアでは、脳脊髄液の循環を良くするということを目的に行います。

 

①背中のストレッチ
 
②胸郭ストレッチ
 
③後頭部のケア

 

動画では詳しく解説しています。

一緒にできるように作っていますので、ぜひ一緒に試してみてください。

↓(セルフケアは動画の4分00秒〜)

こちらのセルフケアは1日3回。

朝昼晩の1回ずつを目安に取り組んでみてください。

ただし、今回のセルフケアでめまいが強くなってしまう場合は、取り組みを中断して安静にしてくださいね。

ぜひお試しください! 

 

まとめ

体が揺れる、ふわふわめまいの意外な原因について解説しました。

慢性めまいの1つである“PPPD”は、脳脊髄液の循環と深く関係しているということでしたね。

ただ、あくまでもエビデンスがあるレベルではなく、私がめまいの患者さんをみてきて分かったことなので、科学的な根拠に欠ける部分もあります。

また、脳脊髄液の循環を促すためのセルフケアも一緒に試しましたね。

これらの対策は、“めまいの回復を促す”というものです。

当院は全身のゆがみを調整する施術で、日々、めまいと向き合っています。

お悩みの方は、当院LINEからご相談ください。

https://lin.ee/g4N3M4t

 

 

監修:樋口亮太/柔道整復師

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