交通事故のムチウチが原因と思っためまい!50代女性の本当の原因は鼻の歪みだった

最終更新日:2026年5月24日

この記事で分かること

- 首を動かすとめまいが出るのは「頚性めまい」と呼ばれる状態

- 頚性めまいの原因は首ではなく鼻の歪みにあるケースがある

- 頚性めまい対策として、自宅でできる顎引きエクササイズ鼻周りの皮膚伸ばしの2つのセルフケアを紹介

 

首を動かすとめまいが出る...

ふわふわしためまいが何日も続く...

過去の交通事故のムチウチが原因かと思っていた...

こういったお悩みはありませんか?

今回のブログをご覧になることで、首を動かすと出るめまいや、ふわふわめまいの意外な原因と対処法について知ることができます。

お悩みの方の参考になりましたら幸いです。

皆さんこんにちは。

高槻市で整体院を営んでおります ユーカリ整体院 の樋口です。

このブログを書いたきっかけなんですけども、患者さんから、「回転性のめまいが起きてから、ずっとふわふわしためまいが続いているんです...首を動かすと特に酷いんですよね...」と、お悩みの相談がありました。

詳しく聞いてみると、「肩こりや腰痛もあって、毎日がつらいんです。過去に交通事故でムチウチになったこともあって、それが原因だと思っているんですけど...」ということを教えていただきました。

今回の患者さんは50代の女性で、3人のお子さんを育てる主婦さんです。

MRIでは首の骨の間が狭くなっていると診断されていたのですが、施術を続けた結果、症状が緩和されたのです。

体をみてみたところ、交通事故のムチウチではない、意外な部分が原因になっていることが分かったのです。

詳しく解説していきますので、一緒に解決していきましょう!

 

①首を動かすとめまいが出る原因|頚性めまいと首の緊張

「首を動かすとクラっとする...

「ふわふわしためまいが何日も続く...」

このような症状に悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

首を動かすとめまいが出る状態は、頚性めまい(けいせいめまい)と呼ばれることがあります。

難しい名前ですが、要するに「首の骨や筋肉の異常によって起こるめまい」のことです。

首には、脳に血液を送る大事な血管と、体のバランスを感じ取るセンサーが集まっています。

首の筋肉がカチカチに硬くなると、この血管が圧迫されて血流が悪くなります。

さらに、首のセンサーも鈍くなって、体の位置を正確に感じ取れなくなるんですね。

 

後頭下筋がめまいのカギ

2022年の研究でも、頭が前に出た姿勢が続くと、首の上の方にある後頭下筋(こうとうかきん)という筋肉に異常が起きて、めまいにつながることが報告されています。

参考文献:[Suboccipital Muscles, Forward Head Posture, and Cervicogenic Dizziness (2022)]

後頭下筋は、頭の細かい動きをコントロールしている、リモコンみたいな筋肉です。

例えるなら、テレビのリモコンが壊れたら、画面を細かく調整できなくなりますよね。

ここが硬くなると、頭の位置を正しく感じ取れなくなり、首を動かすたびにめまいが出てしまうんですね。

 

なぜ首がそこまで硬くなったのか

では、なぜ首の筋肉がそこまで硬くなってしまったのか。

今回の患者さんは交通事故でムチウチの経験があったので、当然それが原因だと思いますよね。

しかし、意外なところに本当の原因がありました。

 

②原因は鼻の歪みだった|交通事故のムチウチではない意外な真実

今回の患者さんの体をみてみたところ、一番最初に出てきた問題が鼻の歪みだったんです。

「えっ、鼻とめまいが関係あるの?

そう思われるかもしれませんね。

 

鼻の骨は意外と歪んでいる

詳しく聞いてみると、「昔、転倒して鼻の骨を打ったことがあります」とのこと。

実は、鼻の骨を折ったり強く打ったりすると、骨がきれいに元に戻らないことがあるんです。

見た目には分からない程度でも、わずかな歪みが残ってしまう。

これが、めまいに大きく影響していたんですね。

 

鼻の歪みが頭の位置を変える

では、鼻の歪みがどうやってめまいにつながるのか。

鼻の骨に歪みがあると、その周りの骨や筋膜にも引っ張られます。

すると、頭が前に傾きやすくなるんです。

頭の重さは約5kg(ボウリングの球くらい)あります。

その重い頭が前に傾くと、首の後ろの筋肉が必死に支えなければなりません。

例えるなら、綱引きで、ずっとロープを引っ張り続けているようなものです。

当然、首の筋肉はカチカチに硬くなりますよね。

これが、首の血流を悪くし、センサーを鈍くして、めまいを引き起こしていたんです。

 

首のマッサージで治らない理由

ここで大事なポイントがあります。

鼻の歪みが原因で首が硬くなっている場合、首のマッサージやストレッチをしてもなかなか効果が出ないということです。

なぜなら、首の硬さは結果であって、原因ではないからなんですね。

いくら首をほぐしても、鼻の歪みという大元の原因が残っている限り、また首は硬くなってしまいます。

 

「マッサージに行っても、その場は楽になるけどすぐに戻ってしまう...」

こういう方は、首以外の場所に原因がある可能性が高いんです。

 

ムチウチの既往歴も追い打ちに

また、今回の患者さんは交通事故でムチウチの既往歴もありました。

ムチウチによって首の組織にダメージが残っていたところに、鼻の歪みによる頭部の前傾が加わった。

これが、症状をさらに出やすくしていたと考えられます。

つまり、鼻の歪み + ムチウチの既往歴

この2つが重なって、めまいが起きていたんですね。

 

③首のマッサージで治らないめまいを止めたい!顎引きと鼻周りの2つのセルフケア

セルフケアでは、頭の位置を整えるケアと、鼻周りの筋膜をゆるめるケアの2つをご紹介します。

 

I. 顎引きエクササイズ(チンタック)

鼻の歪みがあると頭が前に傾きやすくなるとお伝えしました。

この頭の位置を正しいポジションに戻すためのエクササイズです。

やり方

1. イスに座って、背筋を伸ばします

2. 顎を水平にゆっくりと後ろに引きます(二重あごを作るようなイメージ)

3. 引ききったところで1秒キープします

4. ゆっくりと元の位置に戻します

5. これをゆっくり10回くり返します

首を反らせたり、上を向いたりする必要はありません。

あくまで、顎を水平に「スッ」と後ろに引くだけです。

このエクササイズで後頭下筋が正しく働くようになり、頭の位置が安定していきます。

1日2回、朝と晩に行ってみてください。

 

II. 鼻周りの皮膚伸ばしケア

鼻の歪みがある方は、鼻の周りの皮膚や筋膜が硬くなっていることが多いです。

この部分をやさしく伸ばしてあげることで、頭部の前傾を軽くすることができます。

やり方

1. 両手の人差し指と中指を、小鼻の横あたりに置きます

2. そこから頬骨に沿って外側に向かって、皮膚をやさしく伸ばします

3. 気持ちいい程度の圧で、30秒キープします

 

やり方

1. 両手の人差し指と中指を、眉間のあたりに置きます

2. そこから眉毛に沿って外側に向かって、皮膚をやさしく伸ばします

3. 気持ちいい程度の圧で、30秒キープします

強く押す必要はありません。

皮膚の表面をやさしく引っ張るイメージで行ってください。

お風呂上がりなど、体が温まっている時に行うと効果的です。

1日1回を目安に続けてみてください。

こちらのセルフケアは毎日の習慣にしてみてください。

 

まとめ

首を動かすと出るめまいの意外な原因について解説しました。

今回のように、交通事故のムチウチが原因だと思っていためまいが、実は鼻の歪みが本当の原因だったということがありましたね。

ポイントを整理すると

1. 鼻の歪みがあると頭が前に傾きやすくなり、首の筋肉が硬くなる

2. 首の緊張が血流を悪くし、センサーを鈍くしてめまいが出る

3. 首のマッサージやストレッチをしても効果がない場合、首以外に原因がある可能性がある

このようなメカニズムがありました。

 

セルフケアとしては

I. 顎引きエクササイズで頭の位置を整える(1日2回、各10回くり返し)

II. 鼻周りの皮膚伸ばしケアで頭部の前傾をゆるめる(1日1回、各部位30秒)

この2つを一緒に試しましたね。

 

ここまでお話しした通り、鼻の骨折のような大きな怪我だけでなく、昔のちょっとした打撲や転倒でも歪みが残り、めまいを引き起こすことがあります。

首のマッサージをしても良くならないめまいでお悩みの方は、体全体のバランスに原因がある可能性があります。

その際は、当院の全身のゆがみを調整する施術がお役に立てると思います。

お悩みの方は、当院LINEからご相談ください。

公式LINEはこちら

 

 

監修:樋口亮太/柔道整復師

-自律神経
-