頭がボーッとするブレインフォグの意外な原因は〇〇

最終更新日:2026年5月30日

頭がボーッとして集中できない、この状態は「ブレインフォグ」と呼ばれ、脳の血流低下が関係しています。

今回ご紹介する患者さんは、首や肩のこりではなく顎関節のズレが脳血流の低下を引き起こしていました。

特に、片側噛み・食いしばり・ブリッジやインプラントの治療歴がある方は要注意です。

対策として、自宅でできる 左右均等の噛み合わせ意識顎まわりのセルフマッサージ の2つをご紹介します。

詳しく解説していきますので、一緒に解決していきましょう!

頭がボーッとして集中できない...

首や肩をマッサージしてもスッキリしな...

感染症の後から頭に霧がかかったような感覚が続いている...

こういったお悩みはありませんか?

 

今回のブログをご覧になることで、頭がボーッとして集中できない、いわゆるブレインフォグの意外な原因と対処法について知ることができます。

お悩みの方の参考になりましたら幸いです。

皆さんこんにちは。

高槻市で整体院を営んでおります ユーカリ整体院 の樋口です。

このブログを書いたきっかけなんですけども、患者さんから、「最近、頭がスッキリしないんです...ボーッとしてしまって、仕事に集中できないんですよね...」と、お悩みの相談がありました。

詳しく聞いてみると、「頭に霧がかかっているような感覚があって、首や肩をマッサージしてもらってもスッキリしないんです...」ということを教えていただきました。

 

これって頭痛?めまい?

そう思われた方もいるかもしれませんが、実はこれ、ブレインフォグ と呼ばれる状態かもしれません。

 

しかし、施術を続けて原因から解決することで症状が緩和されたのです。

体をみてみたところ、首や肩ではない、意外な部分が原因 になっていることが分かったのです。

①ブレインフォグとは|頭に霧がかかる脳血流の問題

「頭がボーッとして集中できない...

「思考がぼんやりして、言葉も出てこな...」

このような症状に悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

ブレインフォグというのは、脳に霧がかかったように思考がぼんやりする状態 のことを言います。

難しい言葉ですが、要するに「脳がうまく働かず、頭がスッキリしない状態」のことです。

脳の血流が低下することや、神経の炎症が関係していると言われています。

要は、脳にしっかり血液を回すことが大切 なんです。

 

血液は脳に栄養を運ぶ配達トラック

血液は、栄養や酸素を脳に届ける、配達トラックのような役割をしています。

例えるなら、宅配便のトラックが道路を走って荷物を届けるイメージです。

このトラックがしっかり走れていないと、脳がエネルギー不足になって、ボーッとしてしまうんですね。

 

感染症の後にも起きるブレインフォグ

また、最近では例の感染症にかかった後にブレインフォグの症状が出てきた、という方も多くいらっしゃいます。

横浜市立大学の研究でも、感染症の後遺症としてブレインフォグが起きるメカニズムが報告されています。

参考文献:[横浜市立大学 ブレインフォグの病態解明 (2025)]

ですので、「感染症の後から頭がスッキリしない...」という方は、決して気のせいではないんですね。

 

では、なぜ脳の血流が悪くなるのか

「首や肩がこっているからかな?」と思って、マッサージに行く方も多いと思います。

でも、首肩や頭をマッサージしても全然スッキリしない...

そんな経験はありませんか?

実は、もっと意外なところに原因があったんです。

 

②原因は顎関節のズレ|噛み合わせと脳血流の意外な関係

今回の患者さんの体をみてみたところ、顎関節(がくかんせつ)のズレ が見つかりました。

顎関節とは、耳の前あたりにある、口を開け閉めするときに動く関節のことです。

「えっ、顎の関節と頭がボーッとすることが関係あるの?

そう思われるかもしれませんね。

実は、顎関節と脳の血流は深い関係があるんです。

 

顎関節のすぐ近くに脳への血管が通っている

顎関節のすぐ近くには、脳に向かう大事な血管と神経 が通っています。

 

例えるなら、家の中の水道管のようなもの。途中で潰れていると、蛇口から水が出にくくなりますよね。

顎関節がズレてしまうと、その周りの筋肉がカチカチに硬くなります。

すると、近くを通る血管が圧迫されて、脳に向かう血流が悪くなってしまうんですね。

 

三叉神経への影響もブレインフォグのカギ

さらに、顎関節の周りには 三叉神経(さんさしんけい) という神経も通っています。

三叉神経は、顔の感覚や顎の動きをコントロールしている神経です。

 

例えるなら、顔と脳をつなぐ大事なケーブルのようなもの。

ここが過剰に刺激されると、脳の働きにも影響が出ることが研究でも報告されています。

参考文献:[Abnormal cortical activity in patients with temporomandibular disorder (2011)]

 

連鎖をまとめると

つまり、こういう流れだったんです:

  顎関節のズレ

   

  周りの筋肉が硬くなる

   

  脳血流の低下 + 神経の過剰刺激

   

  ブレインフォグ

こうした連鎖が起きていたんですね。

 

あなたも当てはまる?3つのチェックポイント

では、なぜ顎関節がズレてしまうのか。

ここで皆さんにチェックしていただきたいポイントが3つあります。

 

1つ目:食べ物をどちらか片側ばかりで噛んでいませんか?

毎日同じ側ばかりで噛むと、顎関節に左右差が生まれて、少しずつズレが生じてきます。

 

2つ目:食いしばりの癖はありませんか?

寝ている時や、デスクワークで集中している時に、無意識に食いしばっている方は多いです。

これが続くと、顎の筋肉が常に緊張して、関節に負担がかかり続けます。

 

3つ目:ブリッジやインプラントの治療歴はありませんか?

歯の治療で噛み合わせが少し変わると、顎関節のバランスにも影響することがあるんです。

こうしたことが顎の歪みを生んで、脳への血流に影響していた可能性があるんですね。

特に、感染症の後にブレインフォグが出てきた方の中には、療養中の食いしばりや片噛みの癖が、症状を出やすくしていた方もいらっしゃいます。

 

③頭がボーッとするのを止めたい!噛み合わせと顎マッサージの2つのセルフケア

セルフケアでは、噛み合わせの意識と、顎まわりのマッサージの2つをご紹介します。

 

I. 食事中の噛み合わせを意識する

まず1つ目は、食事のときに左右均等に噛むことを意識するというケアです。

多くの方は、食事のときに片側だけで噛む癖があります。

これが続くと、顎関節に左右差が生まれて、ズレの原因になってしまうんですね。

やり方

1. 食事のときに「今どっち側で噛んでるかな?」と気づきます

2. 「あ、右ばっかりで噛んでたな」と気づいたら、左側でも噛むように意識します

3. 一口ごとに左右を切り替える必要はありません

4. ふと気がついた時に意識する、それでOKです

これだけで顎関節への負担が均等になって、脳への血流改善につながりますよ。

 

II. 顎まわりのセルフマッサージ

2つ目は、顎まわりの筋肉をほぐすセルフマッサージです。

食いしばりで固くなった顎の筋肉をゆるめることで、近くの血管の圧迫を取ることができます。

やり方

1. 耳の前あたりに指を当てます

2. 口を軽く開け閉めしてみてください。動く場所が顎関節の周りの筋肉です

3. その場所に指を当てて、くるくると円を描くように30秒マッサージします

4. 反対側も同様に30秒行います

強く押す必要はありません。気持ちいい程度の圧で大丈夫です。

朝起きたときや寝る前に行うのがおすすめです。

食いしばりで固くなった顎の筋肉がほぐれて、脳への血流が良くなっていきます。

こちらのセルフケアは毎日の習慣にしてみてください。

 

まとめ

頭がボーッとする、ブレインフォグの意外な原因について解説しました。

今回のように、首や肩のこりが原因だと思っていたブレインフォグが、実は顎関節のズレが本当の原因だったということがありましたね。

 

ポイントを整理すると

1. ブレインフォグは脳の血流低下が関係している

2. 顎関節のズレが脳血流の低下を引き起こしていた

3. 片側噛み・食いしばり・ブリッジやインプラントの治療歴がある方は要注意

このようなメカニズムがありました。

 

セルフケアとしては

I. 食事中の噛み合わせを左右均等に意識する

II. 顎まわりのセルフマッサージで筋肉をほぐす(左右各30秒)

この2つを一緒に試しましたね。

 

ここまでお話しした通り、首や肩をマッサージしてもスッキリしないブレインフォグでお悩みの方は、顎関節や体全体のバランスに原因がある可能性があります。

その際は、当院の全身のゆがみを調整する施術がお役に立てると思います。

お悩みの方は、当院までご相談ください。

 

 

監修:樋口亮太/柔道整復師

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