脇腹が痛い…
肋骨の部分がピリピリする…
もしかしたらその症状は肋間神経痛かもしれません。
今回のブログでは、肋間神経痛とはどういったものか、どのような判断をすれば良いか解説し、簡単にできるストレッチまで解説しております。
お悩みの方の参考になりましたら幸いです。
皆さんこんにちは。高槻市のユーカリ整体院の樋口です。
このようなブログを書いたきっかけなんですけども、患者さんで「脇腹が痛い!」と言っておられる方がいました。
詳しく聞いてみると、病院で「肋間神経痛ですね」と言われたとのことでした。
「安静にしてください」とのことで治療はなかったそうなのですが、このような症状があることは不安になるものですよね。
今回はそういった悩みを解決するためにブログにまとめました。
話の構成は
①脇腹がピリピリ痛い原因とは
②これに当てはまったら肋間神経痛かも…7つのチェック項目とは
③肋骨体操で肋骨周りを柔らかくする方法
それでは話を進めましょう。
①脇腹がピリピリ痛い原因とは
よく脇腹(時には背中から胸の前面まで)の痛みを「肋間神経痛」という方がいます。
しかし「肋間神経痛」は疾患名ではありません。肋骨に沿っている神経を肋間神経と呼びますが、この肋間神経が痛む症状を肋間神経痛といいます。
症状の特徴としては
「急に電気が走るような痛み」や「ジクジクとした持続する痛み」などがあり、痛みの起こる場所は背中から脇腹、胸の前面やおへそ辺り、まれには足の付け根まで痛みを感じることがあります。
肋間神経痛には大きく2つの種類があります。
原因は様々で解明されていないものもありますが
・明らかな原因があるもの
・明らかな原因がないもの
に分けることができます。
明らかに原因があるものとは背骨が変形していたり、ヘルニアや腫瘍が原因となっているものです。
これらが原因の場合は身体を動かした時、特に上半身を前後に曲げたり、左右に曲げたり回したりすると痛みを強く感じることがあり、時には「息ができないほど痛い」こともあります。
脊骨や肋骨に原因がない場合に起こる肋間神経痛の代表的なものは、帯状疱疹(たいじょうほうしん)です。
帯状疱疹とはウイルスが神経の中を通って皮膚にまで広がり、「ヒリヒリ」「ジンジン」とした皮膚表面の痛みを感じるものです。
これらに該当するものは病院で消炎鎮痛薬や抗ウイルス薬などを処方してもらうことで、痛みが引いてきます。
②これに当てはまったら肋間神経痛かも…7つのチェック項目とは
このような方は肋間神経痛の可能性があります。
7つのチェック項目
背中から脇腹、胸部やへそ周辺等(肋骨に沿って起こる)に、電気が走るような痛みや、ジクジク、ヒリヒリ、ピリピリするような痛みが続く(帯状疱疹による場合もある)
上半身の左右どちらかのみに痛みが生じる
痛みが生じていない方向に体を曲げて、肋間神経を伸ばすようにすると痛みが起こる
上半身を前後に曲げる動き、左右に曲げる動き等に痛みが強くなり、息ができないくらいの痛みが起こる
肋骨に沿って突如キューッとするような痛みが生じるが、数秒で痛みが消失する
痛みが継続するケースがあり、触れただけで痛みを感じるような知覚過敏状態になる
深呼吸、咳、くしゃみ、大きな声を出す等の肋骨が動く動作により痛みが生じる
当てはまる項目はありましたか?
まずは病院で診断を受けることをオススメします。
病院で診断を受けて原因がわからなかった場合は、整体などの東洋医学を用いたアプローチで回復を早めることができます。
原因がハッキリしない肋間神経痛の場合は、神経が圧迫もしくは引っ張られていることによって起こっていると考えます。
神経が圧迫や引っ張られることを防ぐために、周りの筋肉や関節を柔らかくする必要があります。
それでは肋骨周りを動かすストレッチを紹介しますね。
③肋骨体操で肋骨周りを柔らかくする方法
肋骨周りの筋肉や関節が硬くなることによって痛みが起こるという話でした。
それでは肋骨周りを柔らかくするストレッチを紹介します。
肋骨は肺を守っている大きく長い骨です。
片側12本あり、左右合わせると24本もあります。
大きく長い骨なので、ストレッチでは
・肋骨上部
・肋骨中部
・肋骨下部
と3つに分けてストレッチを紹介しております。
ここからは動画の方が分かりやすいので、動画をみながらストレッチを試してみてくださいね。
↓(ストレッチは動画の4分19秒〜)
まとめ
今回のまとめです。
肋間神経痛の種類と判断基準をお話しました。
まずは病院で診断を受けて、原因がハッキリしない場合は今回のストレッチを試してみてください。
これらの対策を続けても、肋間神経痛が改善されない場合は、肋骨周りの関節や筋肉などが硬くなって、神経が引っ張られていることが考えられます。
その際は当院の全身をみて骨格を調整する施術がお役に立てると思います。
お気軽にご相談ください↓
監修:樋口亮太/柔道整復師