めまいがなかなか治らない…
頭の向きを変えるとめまいがする...
耳鼻科で良性発作性頭位めまい症と診断された…
こういった悩みはありませんか?
今回のブログをご覧になることで、良性発作性頭位めまい症を解消していくことができます。
お悩みの方の参考になりましたら幸いです。
皆さんこんにちは。
高槻市で整体院を営んでおりますユーカリ整体院の樋口です。
このブログを書いたきっかけなんですけども、当院のインスタグラムにいただいた質問で、「耳鼻科で良性発作性頭位めまい症と診断されました。どうしたら良いですか?」と、お悩みの相談がありました。
詳しく聞いてみると、「不安な気持ちや心配性があることで、このまま悪くなってしまったらどうしよう…と考えてしまうんです…」ということまで教えていただきました。
確かに、なかなか治らないと不安になりますよね。
今回の動画では、良性発作性頭位めまい症について詳しく説明して、動画を見ながらできるセルフケアまで解説していきます。
話の内容はこちら
①良性発作性頭位めまい症ってなに?
②めまいをコントロールするエプリー法とは
③寝ながら簡単にできるセルフケア3選
それでは話を進めますね。
①良性発作性頭位めまい症ってなに?
まずは、良性発作性頭位めまい症について解説していきます。
良性発作性頭位めまい症とは、寝ている状態から起き上がるときや、横向きで寝るために寝返りをするときなど、頭の向きを変えることによって起こるめまいのことです。
このめまいの原因は、耳の奥にある耳石(じせき)という部分が関係します。
この耳石はカルシウムの結晶でできており、身体の平衡感覚をコントロールする働きがあります。
例えば、頭を左側に傾けるときには耳石が同じように移動することによって、脳が身体の傾きを認識するようになります。
しかし、このカルシウムの結晶である耳石が剥がれてしまうことがあるのです。
剥がれた耳石は三半規管(さんはんきかん)という部分に流れます。
それによって、頭を傾ける動きと耳石の位置が一致しないために、脳が混乱を起こすことで、めまいを起こすようになるのです。
こちらを解消する体操がありますので紹介しますね。
②めまいをコントロールするエプリー法とは
良性発作性頭位めまい症を解消する体操で、エプリー法というものがあります。
まずは、左右どちら側の耳石に問題があるかを確かめましょう。
仰向けになってください。
この仰向けになった状態から、片側どちらかの耳が下にくるように横向きになります。
このときに
・右側を下に向けたときにめまいがする→右耳の耳石異常
・左側を下に向けたときにめまいがする→左耳の耳石異常
ということになります。
こちらを確かめた上で、体操を行いますね。
今回は、右耳の耳石に異常がある場合に行うエプリー法を実践します。
左側の耳石に異常がある場合は、お伝えする動きとは左右反対の動きをするようにしてください。
1.
ベッドに足を伸ばして座った状態で、頭を右側45度の方向に向けます。
この状態のままでベッドに仰向けになりましょう。
※この時にめまいが出る場合は、頭を45度の方向に向けたまま、めまいがなくなるまで維持します。
2.
仰向けで寝ながら、次に頭を左側45度の方向に向けます。
こちらを1分間キープします。
3.
そのまま左側を下にして横向きになります。
こちらも1分間キープします。
4.
頭と首の位置関係を変えずに、足をベッドの方向に降ろしてから身体を起こして座ります。
5.
座ったまま頭を少し前側に傾けて1分間キープします。
めまいが残っている場合は、この流れをくり返します。
※左側の耳石の位置に異常がある場合は、紹介した動きと左右反対の動作で行います
このような体操になります。1日2回。朝と晩の1回ずつ行ってください。
もしくは、めまいが起きたときに体操を試すことで、今あるめまいを解消することができます。
次に、耳石の位置を調整するためのセルフケアを行います。
③寝ながら簡単にできるセルフケア3選
耳石の位置を調整するために大切なのは、リンパの循環を良くすることです。
耳の中にもリンパが流れています。
このリンパの流れが悪くなっていると、耳石をスムーズに流すことができません。
こちらを解消するために、寝ながら簡単にできるリンパケアを紹介します。
セルフケアは動画で詳しく解説しています。動画を見ながら試してみてください。
↓(セルフケアは動画の3分31秒〜)
こちらのセルフケアは1日2回。紹介したエプリー法と一緒に行ってください。
まとめ
頭の向きを変えることによって起こる、良性発作性頭位めまい症について解説しました。
こちらを解消するために、エプリー法という体操とリンパの循環を良くするセルフケアを実践しました。
これらの対策を続けても、良性発作性頭位めまい症が解消されない場合は、他にも、身体の歪みの影響でリンパの循環が悪くなってしまっている可能性があります。
お悩みの方は、当院LINEからご相談ください。
監修:樋口亮太/柔道整復師