子供が腰痛を訴えている…
病院では反り腰と言われた…
こういったお悩みはありませんか?
今回のブログをご覧になることで、子供が訴える腰痛を解消することができます。
実は、以前にも子供の反り腰について動画で解説していますので、併せて参考にしていただくことで理解が深まると思います。
こちらもぜひ、参考にしてくださいね。
皆さんこんにちは。
高槻市で整体院を営んでおりますユーカリ整体院の樋口です。
このブログを書いたきっかけなんですけども、患者さんの親御さんから「子供が走るときに腰が痛いと言うんです…」と、お悩みの相談がありました。
詳しく聞いてみると、「病院では反り腰と言われて、治す方法がないと言われました…」ということを教えていただきました。
さらには、以前にも同様の痛みがあったそうですが、今回の痛みはなかなか引かないことで不安になっているようでした。
これは親御さんにとっては不安になりますよね…
今回の患者さんは小学校低学年の女の子。
詳細に身体のゆがみを調べてみると、ある原因が判明したので治療に取り組みました。
すると、翌朝には腰の痛みがなくなって喜んでいたそうです。
親御さんもホッとした様子で、早速ご報告いただきました。
実は今回の腰痛。確かに反り腰だったのですが、これが腰痛の引き金ではなかったのです。
そんな腰痛の本当の原因から対策を解説していきます。
話の内容はこちら
①反り腰ってどんなもの?
②反り腰が腰痛の原因ではないってホント!?
③腰に負担をかけない日常の工夫とは
それでは話を進めますね。
①反り腰ってどんなもの?
「そもそも反り腰ってなに?」
まずはこちらから解説しますね。
体の中心にある背骨。
この背骨は重たい頭を支えるための作りをしています。
というのも、頭というのは体重の10%ほどの重さがあるんですね。
なので、大人の方であれば、ボーリング球の11ポンドから13ポンドほどの重さがあることになります。
結構重たいと思いませんか?
子供の場合であれば、もう少し軽くなりますが、それでも骨や筋肉が未発達な子供には負担が大きくなります。
ではどのように支えているのか。
それは背骨をS字にカーブさせて負担を分散しているんですね。
しかし、反り腰というのは、このカーブが強くなってしまっている状態なのです。
まるで背骨が崩れやすい積み木のようになっていると思ってください。
確かにこのような腰の状態だと、バランスが崩れないように踏ん張ることで負担がかかりそうですよね。
しかし、反り腰になってしまう本当の原因があったのです。
こちらを解説しますね。
②反り腰が腰痛の原因ではないってホント!?
では反り腰の原因は何なのか。
子供の場合は大きく分けて2つあります。
1.内臓の硬さ
こう聞くと、「内臓って硬くなるの!?」と、思うかもしれません。
これは表現が難しいので、あえて“硬い”という表現を使っています。
実は、内臓の周りには膜というものが存在しており、今回硬いと表現しているのはこちらの膜のことを指しています。
この膜というのは全身の筋肉や骨を包むように存在します。
よく筋膜という言葉を耳にしませんか?
あれは筋肉を包んでいる膜のことです。
この膜は全身を1枚のシーツのように繋げているのですが、内臓の膜は腰の前側に位置しています。
例えば内臓の膜が硬くなってしまうと、まるでシーツのように腰が前側に引っ張られます。
つまり、反り腰になってしまうのです。
では、こういった内臓の硬さが出ないようにするためにはどうするべきなのか。
それは
糖質
乳製品
これらの摂る量を減らすようにしてみてください。
というのも、この糖質と乳製品は内臓の膜を硬くしやすい栄養素でもあるからです。
全く摂らないように!ということではありませんので、頭の片隅においてくださいね。
2.首のゆがみ
「え?腰なのに首!?」そう思いますよね。
実は今回の症例は、こちらの首のゆがみが原因となっていました。
その首のゆがみというのが、頭や首が前側に傾くストレートネックのような姿勢のことです。
頭や首が前側に傾くことで、重たい頭を支えることができなくなります。
すると、今後は背中を後ろに丸めるような姿勢になり、腰を前側に突き出すようにすることでバランスを調整しているのです。
ですが、1番重たい頭を支えているのは首ですよね。
つまり、首の筋肉が力を入れて踏ん張っている状態なんですね。
このように首に負担がかかったままだと、腰がその動きをカバーしなければいけなくなります。
例えば、背骨を1つのチームとして考えてください。
このチームの中で頑張れない人がいるとします。
そうすると、他のメンバーがいつも以上に頑張ろうとしませんか?
つまり、腰が動きすぎて負担がかかっているということなのです。
ですので、走るときに腰が痛くなるのは、このような影響があるからだと考えられます。
このときに腰の筋肉を柔らかくしようとしても、一向に腰痛はなくなりません。
根本的に解決するためには、首のゆがみを調整して、腰にかかる負担を楽にする必要があるのです。
以上の2つになります。
2つ目に紹介した首のゆがみは、日常生活のちょっとした工夫で解決できます。
こちらの方法を次に紹介しますね。
③腰に負担をかけない日常の工夫とは
腰に負担をかけないために首のゆがみを解消する方法。
これには、頭や首が前側に傾かないようにすることが重要でしたね。
このように頭や首が前側に傾くときには、顎が上がるという特徴があります。
ですので、顎を引いてあげることによって、首に負担をかけないようにすればOKなんです。
では、日常生活で顎が上がるような姿勢はいつ起きるのか。
それがテレビを観るときです。
テレビを観るときに地べたに座って観ていませんか?
子供は大人に比べて座高が低いので、テレビを観ようと思えば、見上げるような姿勢にならなければいけません。
そういったことにならないためにもできる対策が2つあります。
1つ目はイスに座ってテレビを観ることです。
なるべく見上げるような姿勢にならないためにも、イスに座る方が良いでしょう。
2つ目はテレビから離れて観ることです。
昔、私が母親からよく言われたことです…
テレビと距離が近くなれば、目が悪くなるだけでなく、見上げるような姿勢になりやすいことで首に負担がかかってしまいます。
こういったことにならないためにも、ある程度離れてテレビを観るようにしてみてはいかがでしょうか。
こうした少しの意識で、首のゆがみが調整されて、腰の負担を楽にすることができます。
ぜひ、参考にしてください。
まとめ
子供の腰痛について解説しました。
今回紹介した例では、首のゆがみによって腰に負担がかかることで腰痛に繋がるということでしたね。
こちらを解決するためには首のゆがみを整える必要がありました。
そのためにできる日常生活の工夫では
イスに座ってテレビを観る
画面から離れてテレビを観る
ということが大切でしたね。
他にも、顎が上がるような姿勢になることを避けていただくことで、首のゆがみが起きにくくなります。
これらの対策を続けても、子供の腰痛がなかなか改善されない場合は、他にも体のゆがみによって腰に負担がかかっている可能性があります。
その際は、当院の全身のゆがみを調整する施術がお役に立てると思いますので、お悩みの方は、当院LINEからご相談ください。
監修:樋口亮太/柔道整復師