朝から左手がしびれる…
病院で手根管症候群と診断された…
安静にしたいけどできない…
このようなお悩みはありませんか?
今回のブログをご覧になることで、手のしびれが起きる、手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)の治し方について知ることができます。
お悩みの方の参考になりましたら幸いです。
皆さんこんにちは。
高槻市で整体院を営んでおりますユーカリ整体院の樋口です。
このブログを書いたきっかけなんですけども、患者さんから、「朝から手がしびれて、手に力が入らないんです…」と、お悩みの相談がありました。
詳しく聞いてみると、「病院では、“手根管症候群”と言われてしまいました…」ということを教えていただきました。
さらに深く聞いてみると、「なるべく手を使わないようにしてね!」と言われたとのこと。
しかし、朝から活動するにあたって、手を使わないようにすることは難しいですよね。
また、日常生活に不便するだけでなく、今後もこのままで大丈夫なのかと不安になると思います。
こういった悩みを解決するための方法をまとめていますので、一緒に解決していきましょう!
話の内容はこちら
①朝から手がしびれる“手根管症候群”とは
②悪化を防いで手首の負担を軽くする日常の工夫
③やってみよう! 自分で簡単にできる手首のストレッチ
それでは話を進めますね。
①朝から手がしびれる“手根管症候群”とは
「朝から手がしびれる…」
「手根管症候群ってなに?」
このような疑問にお答えしましょう。
手根管症候群とは、手首の手根管と言われるところの中を通る神経が圧迫されることによって症状が出るものです。
この手根管をトンネルに例えると分かりやすいです。
手根管は小さなトンネルのようなものです。
このトンネルの中を様々な「ケーブル」(神経や血管)が通っていて、それらが手の動きや感覚をコントロールしています。
特に重要なのが「正中神経(せいちゅうしんけい)」というケーブルで、この神経が手の感覚や指の動きをコントロールしています。
さて、このトンネルが何らかの理由で狭くなったり、トンネル内の圧力が高まるとどうでしょうか?
これがまるで、多くの車が狭いトンネルを通るときに渋滞してしまう状況に似ています。
神経が圧迫されると、手や指にしびれや痛みが生じ、時には手の力が弱まることもあります。
この状態が「手根管症候群」と呼ばれるわけです。
そして、この問題を解決するには、トンネルの圧力を減らす必要があります。
これは、渋滞が解消されるような流れを作ることに例えることができます。
では、どういったことで手根管が狭くなってしまうでしょうか?
当院に手根管症候群で来院される患者さんで多い特徴をまとめてみますね。
1.手根骨の動きの硬さ
手首には小さな骨が集まった手根骨というものがあります。
これらの骨の動きが悪くなると、手根管内の形状が変化して、狭くなることがあります。
通常は柔軟性があるべき場所が硬くなってしまうと、スペースが狭まり、中を通る神経や血管が圧迫されるのです。
2.体のむくみ
体がむくむというのは、体内に余分な水分が溜まる状態を指します。
この余分な水分が手首の組織、特に手根管周辺に溜まると、すでに狭い手根管内の圧力がさらに高まります。
圧力が高まるというのは、狭い道路に車が渋滞しているような状態です。
この圧力の高まりが神経や血管に対して直接的な圧迫を加え、症状を引き起こす原因となります。
以上の特徴が最も多くありました。
朝に症状がキツくなるのは、寝ている間の手の位置関係や、筋肉などを動かさないことで活動が低下しているからです。
では、どのようなことから対策すれば良いか。
こちらを詳しく解説しますね。
②悪化を防いで手首の負担を軽くする日常の工夫
“朝から手がしびれる手根管症候群の対策”
いくつかの対策がありますので、紹介しますね。
まずは、適切な手首の位置の維持です。
デスクワークなどでコンピューター作業をする際は、手首が自然な位置になるようにキーボードやマウスを配置し、頻繁に休憩を取り、手首をリラックスさせましょう。
特に、手首が手のひら側に曲がる姿勢が神経を圧迫させることになります。
パソコン作業をするのであれば、手首の負担を軽減するための、“パームレスト”と呼ばれるものもあります。
また、家事や仕事などで重たい荷物を持つことが多いのであれば、手首が曲がらないようにするためのサポーターを装着するのも良いかもしれません。
他にも、体のむくみに対しての対策としては、水分と塩分の管理があります。
体のむくみを防ぐためには、水分を適切に摂取し、過剰な塩分の摂取を避けることが大切です。
特に多いのは、むくみ対策のために水分摂取量が少なくなることです。
水分摂取量が少なくなると、体はできるだけ水分を保持しようとする力が高まります。
結果、体のむくみへと繋がってしまうのです。
恐れずに、積極的に摂るように意識してみてください。
以上の対策を実践してみてください。
これらのことなら簡単に始められそうですよね。
続いては、症状を軽くするためのストレッチを紹介します。
一緒に試してみましょう!
③やってみよう! 自分で簡単にできる手首のストレッチ
ストレッチでは、手根骨の動きを良くして症状を緩和させるということを目的に行います。
①首のストレッチ
②前腕のストレッチ
③手首のケア
動画では具体的な動きをわかりやすく解説しています。
一緒にできるように作っていますので、ぜひ一緒に試してみてください。
↓(ストレッチは動画の4分12秒〜)
こちらのストレッチは隙間時間に行うようにしてみてくださいね。
ぜひお試しください。
まとめ
朝から手がしびれる、“手根管症候群”の治し方について解説しました。
最も多い原因が2つありましたね。
それが
1.手根骨の動きの硬さ
2.体のむくみ
これらを対策するための方法としては、“適切な手首の位置の維持”や、“水分と塩分の管理”がありましたね。
また、手根骨の動きを良くするためのストレッチも一緒に試したと思います。
これらの対策を続けても、手根管症候群の症状がなかなか良くならない場合は、症状の原因が手首の問題だけではない可能性があります。
その際は、当院の全身のゆがみを調整する施術がお役に立てると思いますので、お悩みの方は、当院LINEからご相談ください。
監修:樋口亮太/柔道整復師