何故、腕が痺れているのだろう。
仕事が続くと腕が痺れてくる。
腕のしびれが怖い病気ではないの?
と不安に過ごされている方も少なくないのではないでしょうか。今回はこういった悩みをお持ちの方の参考になればと思います。
是非最後まで読んでみてください。
皆さんこんにちは。
ここ最近、来られる患者さんの症状として腕のしびれのある方が多いように感じています。
実際、腕にしびれがあると
「本当に回復するの?」と不安に思ったり
「しびれが続くから仕事に集中出来ない」という声を頂きます。
このブログを1つの参考にしてもらい、一緒にしびれを根本改善していきましょう。
話の構成は
①腕のしびれ・違和感があるのは何故か
②腕にしびれがある方が日常で気をつけること
③腕のしびれを改善するためのエクササイズ
です。それでは話を進めましょう。
①腕のしびれ・違和感があるのは何故か
腕のしびれがあるというのがどういうことなのか解説します。
首からの神経が手の指の方まで伸びているのですが、この神経が筋肉の固さや首の関節の歪みなどによって圧迫を受け、ビリビリとしている状態です。
中には腕の力が入りにくい方や、肘までしびれがあるけれど手首の方まではしびれがでていない、または手の親指側だけしびれているなど様々な症状があります。
患者さんから「これはヘルニアですか?」なんて声もありました。
ヘルニアは背骨の歪みや日常生活の負担などにより首の骨と骨が摩擦しないように、骨と骨の間に作られたクッションのようなものが外側に飛び出し、神経に触れてしまっている状態です。
腰の骨と骨の間のクッションが外側に飛び出し、神経に触れている場合は腰のヘルニアになります。
首のヘルニアは腕のしびれが出る症状の1つです。病院のMRIにて確定診断することが出来ます。
実はヘルニア以外にもしびれの種類がいくつかあるのですが、どこの神経が圧迫を受けているかで症状名が変わります。
ヘルニア以外のしびれの種類で有名なもので胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)と呼ばれるものがあります。
特に女性に多いしびれの種類なのですが、首から腕にかけての神経で圧迫を受けやすい部分があります。
首の筋肉が神経を圧迫している場合
鎖骨部分が神経を圧迫している場合
胸の筋肉が神経を圧迫している場合
大きく分けてこの3つです。
腕のしびれに関しては他にも種類がありますが、今回はこちらに関してを解説していきます。
この胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)は、なで肩や重たい荷物を持つ方がなりやすい傾向にあります。
逆に言うと、この神経が圧迫している部分の筋肉の柔軟性をつけたり、日常生活で気をつけることを知っていれば改善できるかも知れません。
1つ1つ解消していきましょう。
②腕にしびれがある方が日常で気をつけること
胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)は、なで肩の方や重たい荷物を持つ方に多いという話をしてきました。
大切なのはエクササイズやストレッチです。今症状がある方にもできるエクササイズやストレッチを用意しておりますので次の項目で解説しますね。
日常で気をつけることは
荷物を持つ手を考えることです。
これは非常に難しいのですが、スーパーに買い物に行った時には結構な量のお買い物をしますよね?
いつも同じ側の手で持っていませんか?
荷物の重さで神経が引っ張られやすい姿勢になるため、症状が出てしまう方も少なくありません。
荷物を交互に持ってみてはどうでしょうか?右でしばらく持てば、次は左、そしてまたしばらく時間が経てば右に移すという形です。
これでバランスが乱れにくくなります。
意識1つで明日からでも試せるので、是非やってみてくださいね。買い物以外にもお出かけする時はポーチやトートバッグではなく、リュックがオススメですよ。
私も荷物が多い場合は手さげなどではなく、リュックを背負って移動するようにしています。
(ファッションという点では色々と難しいものがあるかもしれません..)
話を進めますね。
③腕のしびれを改善するためのエクササイズ
腕のしびれで圧迫を受けやすい部分を解説してきました。
首の筋肉が神経を圧迫している場合
鎖骨部分が神経を圧迫している場合
胸の筋肉が神経を圧迫している場合
これらの部分をストレッチ出来るようにしましょう。
首の筋肉のストレッチをする方法↓
https://www.instagram.com/p/CEcv4wwA5Mb/?utm_source=ig_web_copy_link
これはスマホ首について解説した投稿なのですが、こちらで紹介しているストレッチが神経を圧迫しやすいところに効果的です。
首の部分は強くストレッチすると返って痛くなることがあるので、痛気持ちいいを意識して行うようにしましょう。
鎖骨部分の圧迫に関しては姿勢が関係しています。
猫背で肩が前に巻いてきてしまうことによって神経を圧迫しやすいので、その巻いてしまった肩を改善するためのエクササイズの動画です↓
https://www.instagram.com/p/CAUFOf6laZj/?utm_source=ig_web_copy_link
圧迫しやすい胸の筋肉のストレッチはこちら↓
https://www.instagram.com/p/B_8_1BgFWMY/?utm_source=ig_web_copy_link
リンク先がバラバラになってしまって申し訳ありません。また症状別のストレッチやエクササイズのまとめ動画を作りますね。
番外編として〝なで肩〟を治すトレーニングを紹介します。
ダンベルを両手に持ちます。女性であれば3kg程度で大丈夫です。
そして以下は手順になります⇩
1.肩幅ほど足を開く
2.ダンベルを両手に持って体の横につける
3.背骨を丸めないように意識する
4.肩を持ち上げるように肩をすくめる
5.上げたら2秒間キープ
6.その後ゆっくり戻す
7.この動作を10回繰り返す
8.休憩を1分とる
9.残り2セット(合計3セット)行う
10.終了
以上になります。
ストレッチで固まった筋肉を伸ばし、エクササイズで姿勢を整えることをすれば、腕のしびれが改善するかもしれません。
もしこれらを試しても改善しなければ、当院の整体がお役に立てると思います
1人で悩まずに、お気軽にご相談くださいね。一緒に解決していきましょう!
監修:樋口亮太/柔道整復師