子供の内股が治らない…
チアダンスでは減点対象になるから治したい…
こういったお悩みはありませんか?
今回のブログをご覧になることで、子供の内股を治さなければいけない理由と、その治し方について知ることができます。
お悩みの方の参考になりましたら幸いです。
皆さんこんにちは。
高槻市で整体院を営んでおりますユーカリ整体院の樋口です。
このブログを書いたきっかけなんですけども、患者さんから、「子供の内股を治さなければいけないんです…」と、お悩みの相談がありました。
詳しく聞いてみると、「チアダンスで先生から内股を指摘され、このままだと発表会に出してもらえないんです…」ということを教えていただきました。
さらに、チアダンスでは少しの内股でも減点対象になるとのこと。
恥ずかしながら、こういった採点評価があることは知りませんでした。
また、普通では内股とは気づかないレベルでも、採点では厳しく評価されるそうです。
では、評価に影響が出ないレベルまで内股を治していくのにはどうすれば良いのか。
詳しく解説していきますので、一緒に解決していきましょう!
話の内容はこちら
①内股で悩むチアダンサーの声
②股関節だけが問題ではない意外な原因とは
③自宅で簡単にできる内股改善のトレーニング&ストレッチ方法
それでは話を進めますね。
①内股で悩むチアダンサーの声
「ジャンプや移動のときに内股になってしまう…」
このようなことはありませんか?
普段の歩いている時には気づかないレベルでも、ダンス中には顕著に内股が現れることがあります。
私も、実際にチアダンスの動画を拝見させていただいたのですが、本当に意識しないと分からないレベルで細かいんです。
以前にも、内股については様々な動画で解説しています↓
しかし、今回のように、動きによって内股になってしまうのは姿勢だけの問題ではありません。
大切なのは“体の使い方”です。
例えば、電車がスムーズに走るためには、しっかりと整備されたレールが必要です。
レールが曲がったり、傾いたりしていると、電車は正しい方向に進めず、スムーズな運行ができません。
これが、子供の足の使い方でも同じなんです。
正常な足の使い方では、足がまっすぐ前に出るように動きます。
これは、電車がまっすぐなレールの上をスムーズに走るようなものです。
足の筋肉や関節がバランスよく使われ、歩行が安定します。
しかし、内股は足を前に出すときに内側に向けて歩く傾向があります。
これは、レールが曲がっている状態に似ています。
曲がったレールの上を走る電車は、正しい方向に進むのが難しく、バランスを崩しやすくなりますよね。
したがって、姿勢も重要なのですが、体の正しい使い方をマスターすることが改善の鍵になってきます。
では、内股のまま放置しているとどうなるでしょうか。
これはチアダンスで減点対象になるだけではありません。
子供の骨というのは大人に比べて柔軟性があり、しなやかさがあります。
例えば、庭にある小さな若い木を想像してください。
この木がまっすぐに成長するためには、初期の段階でしっかりと支柱を立てて支えることが必要です。
木が小さいうちに支柱を立てて矯正すれば、まっすぐに伸びて強い木になります。
しかし、木が大きくなってからでは矯正が難しくなります。
これは人間の体も同じで、子供のときにしか治せないものもあります。
ですので、子供のうちから治す必要があるんですね。
では、子供の内股を治すために、股関節の調整だけで良いのかというと、そうではありません。
こちらの理由を詳しく解説しますね。
②股関節だけが問題ではない意外な原因とは
「内股の原因は“股関節”だけではない!?」
最初に、“筋肉の使い方が問題になる”という話をしました。
その最も関係する筋肉が、お尻の筋肉(臀筋)です。
お尻の筋肉は股関節を外側に捻る働きがあります。
しかし、これが機能していないと股関節が内側に捻れやすくなってしまうのです。
これは現代病とも言えるかもしれません。
お尻の筋肉は、立っているときに働きやすい筋肉です。
しかし、昔に比べてイスに座っている時間が長くなっていることから、お尻の筋肉が働きにくくなっているのかもしれません。
筋肉が働くには、ある程度の柔軟性が必要です。
例えば、粘土でも、しばらく放置しているとカチカチに硬くなってしまいますよね。
ですので、適度に動かす必要があります。
こちらのトレーニング方法は後ほど、お伝えしますね。
もう1つ大きな原因になるのは、腸の硬さです。
腸の動きが悪くなっていると、腸の裏側にある筋肉、“腸腰筋(ちょうようきん)”という筋肉が硬くなってしまいます。
この筋肉は腰骨から股関節まで伸びる筋肉で、筋肉が硬くなると、綱引きのように骨を引っ張ってしまいます。
そこから股関節が内側に捻れやすくなってしまうのです。
こちらもイスに座るときの姿勢が重要になります。
例えば、イスに座るときに背中が丸くなっていませんか?
ここでお腹のところに注目してください。
お腹が常に圧迫されたような姿勢になっていますよね。
これだと、筋肉が動くためのスペースがなくなり、放置された肉のように硬くなってしまいます。
ですので、背中が丸くならない、正しい姿勢で座ることが重要なんですね。
ここまで、内股になる原因として
お尻の筋肉が使えていない
腸腰筋が硬くなっている
という話をしていきました。
次は、具体的なトレーニングとストレッチ方法をお伝えしますね。
③自宅で簡単にできる内股改善のトレーニング&ストレッチ方法
今回の目的は“お尻の筋肉をしっかり使うこと”と、“腸腰筋の柔軟性を作ること”です。
①臀筋のトレーニング
② お尻のストレッチ
③腸腰筋のストレッチ
詳しい動きや解説は動画でしております。
動画を見ながら一緒にできるように作っていますので、親子で一緒に試してみてくださいね。
↓(セルフケアは動画の4分10秒〜)
こちらのトレーニングとストレッチは1日2 回。
朝と晩の1回ずつを目安に取り組んでみてください。
子供だけでするのではなく、親子で一緒に取り組んでいただけると、継続しやすいと思います。
ぜひお試しください。
まとめ
子供の内股を治さなければいけない理由と、その治し方について解説しました。
今回のように、チアダンスで内股になるのは、姿勢だけの問題だけではありません。
その原因が
お尻の筋肉が使えていない
腸腰筋が硬くなっている
こちらの2つです。
また、お尻の筋肉をしっかり使うことと、腸腰筋の柔軟性を作ること。
こちらを目的にしたトレーニングとストレッチも一緒に試しましたね。
これらの対策だけでは、子供の内股が改善されない場合があります。
理由は、その他にも体のゆがみが影響していることがあるからです。
その際は、当院の全身のゆがみを調整する施術がお役に立てると思います。
お悩みの場合は、当院LINEからご相談ください。
監修:樋口亮太/柔道整復師