手の痛み

朝の手のこわばりの原因は◯◯だった!40代女性が3分でできる解消法

朝起きた時に手のこわばりを感じる

特に右手の小指が動かしにくい

このまま固まってしまうのではないかと不安…

こういったお悩みはありませんか?

今回のブログをご覧になることで、朝の手のこわばりの原因と解消方法について知ることができます。

お悩みの方の参考になりましたら幸いです。

皆さんこんにちは。

高槻市で整体院を営んでおりますユーカリ整体院の樋口です。

このブログを書いたきっかけなんですけども、患者さんから、「朝起きた時に手がこわばって、特に右手の小指が動かしにくいんです…」と、お悩みの相談がありました。

詳しく聞いてみると、「起きてから1時間くらいすると症状が治るんですけど、このまま固まってしまうのではないかと不安なんです…」ということを教えていただきました。

 

今回の患者さんは40代の女性で主婦の方。

朝の家事をする時間帯に手が思うように動かないのは、本当にストレスですよね。

詳しく体を調べてみたところ、意外な部分が原因になっていることが分かりました。

解説していきますので、一緒に解決していきましょう!

 

話の内容はこちら

①朝の手のこわばりはなぜ起きる?意外な原因とは
②鼻の歪みがストレートネックを助長する仕組み
③日常生活で気をつけるべき3つのポイントとセルフケア方法

それでは話を進めますね。 

 

①朝の手のこわばりはなぜ起きる?意外な原因とは

「朝起きた時だけ手がこわばるのはなぜ?

「1時間くらいで治るなら大丈夫なの?

このような疑問に答えていきましょう。

朝の手のこわばりは、40代以降の女性に多く見られる症状です。

特に、起床時に症状が強く、時間とともに改善するというパターンが特徴的なんです。

多くの方は、手や指の問題だと思われがちですが、実は血流の問題が大きく関係しています。

夜間、同じ姿勢で寝ていると、血液の流れが滞りやすくなります。

特に、手や指の先端部分は心臓から遠いため、血流が悪くなりやすいんですね。 

 

例えば、ホースで水を流す時を想像してください。

ホースが折れ曲がっていたり、どこかで圧迫されていると、水の流れが悪くなりますよね。

これと同じことが、私たちの体の中でも起きているんです。

 

今回の患者さんの場合、詳しく調べてみると、意外にも鼻の歪みが原因になっていることが分かりました。

 

「えっ、鼻と手のこわばりが関係あるの

そう思われるかもしれませんね。

実は、鼻の歪みから首の姿勢が悪くなり、それが手への血流を妨げていたんです。

具体的にどういうことなのか詳しく解説しますね。

 

②鼻の歪みがストレートネックを助長する仕組み

「鼻の歪みと手のこわばりがどう繋がるの

このような疑問を解消していきましょう。

鼻の歪みがある結果、頭蓋骨全体のズレが生じて、首を前に出すような姿勢になってしまいます。

これがストレートネックを助長する原因になります。

 

ストレートネックとは、本来カーブしているはずの首の骨がまっすぐになってしまう状態のことです。

 

例えば、水路にかかる石橋を想像してください。

首の骨は石橋のように緩やかなカーブを描いています。

このカーブで頭の重さを分散して支えているのですが、ストレートネックはこの石橋が真っ直ぐな板に変わってしまった状態です。

そのため頭の重さが首に集中してかかり、痛みや凝りの原因となります。 

 

また、ストレートネックになると、首から手にかけて走る血管や神経が圧迫されやすくなります。

特に、鎖骨と肋骨の間の狭い空間で血管が圧迫されると、手への血流が悪くなってしまうんですね。

今回の患者さんも、鼻の歪みから頭蓋骨のバランスが崩れてストレートネックになり、そこから手への血流が悪くなっていました。

特に右側の症状が強いのは、右側の鼻の歪みから、それを補うために右側に体を傾けるクセがあったからなんです。

 

では、このような症状を改善するためには、どうすれば良いのでしょうか。

次に、日常生活で気をつけるポイントとセルフケア方法をお伝えしますね。 

 

③日常生活で気をつけるべき3つのポイントとセルフケア方法

朝の手のこわばりを改善するために、日常生活で気をつけるべきポイントを3つにまとめました。

 

1. スマホの画面を近づけないようにする

スマホを見る時、画面を顔に近づけすぎていませんか?

画面を近づけると、自然と首が前に出てストレートネックを助長してしまいます。

スマホは目から30cm以上離して、目線の高さに持ってくるようにしましょう。 

 

2. 視力が落ちていないか確認する

視力が落ちていると、無意識に前かがみの姿勢になりやすくなります。

最近、物が見えづらくなっていませんか?

定期的に視力検査を受けて、必要であれば眼鏡やコンタクトレンズの度数を調整しましょう。 

 

3. 正しい姿勢で座ることを意識する

デスクワークや家事をする時の姿勢も重要です。

背中が丸まらないように、骨盤を立てて座ることを意識しましょう。

1時間に1回は立ち上がって、軽くストレッチをすることも大切です。

 

続いて、セルフケア方法をご紹介します。

今回のセルフケアでは、「血流を改善して、筋肉の柔軟性を高める」ということを目的に行います。

 

I.横隔膜のストレッチ

横隔膜(おうかくまく)は呼吸に関わる大切な筋肉です。

この筋肉が硬くなると、呼吸が浅くなり、首の緊張にも繋がります。

やり方

1. イスに浅く座り、背筋をまっすぐに伸ばします。

2. 両手をみぞおちの少し下に当てます。

3. ゆっくりと鼻から息を吸いながら、お腹を前に膨らませます。

4. 口からゆっくりと息を吐きながら、お腹をへこませます。

5. これを10回繰り返します。

イメージとしては、硬くなったクッションを柔らかくするような感覚で、お腹の奥の筋肉を気持ちよく動かしてください。

 

II.背中の筋肉を働かせるためのケア

ストレートネックの方は、背中の筋肉が弱くなっていることが多いです。

背中の筋肉を働かせることで、正しい姿勢を保ちやすくなります。

やり方

1. 両腕を体の横に垂らします。

2. 肩甲骨を背骨に向かって寄せるように意識します。

3. その状態で両腕を後ろに引きながら、肘を軽く曲げます。

4. 5秒間この姿勢をキープします。

5. ゆっくりと元の姿勢に戻します。

6. これを10回くり返します。

背中の真ん中あたりに、温かい感覚が広がるような意識で行ってください。最初は筋肉がうまく動かない感覚があるかもしれませんが、続けることで徐々に背中の筋肉が目覚めてきます。

 

III.胸鎖乳突筋のストレッチ

胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)は首の側面にある筋肉です。

この筋肉が硬くなると、手への血流が悪くなりやすいんです。

やり方

1. イスに座り、背筋をまっすぐに伸ばします。

2. 右手でイスの縁を軽く持ち、体を固定します。

3. 頭をゆっくりと左に傾けます。

4. さらに顎を少し上に向けながら、首の右側面が伸びているのを感じます。

5. この状態で30秒間キープします。

6. ゆっくりと元の位置に戻します。

7. 反対側も同様に行います。

首の側面に、ゴムが伸びるような気持ちの良い感覚があれば正しくできています。無理に強く引っ張らず、「気持ちいい」と感じる程度で十分です。

 

こちらの内容は、動画を見ながら一緒にできるように作っていますので、ぜひ一緒に試してみてください。

↓(セルフケアは動画の3分14秒〜)

こちらのセルフケアは1日2回。朝と晩の1回ずつを目安に取り組んでみてください。

特に朝は、起床後すぐに行うと効果的です。

ぜひお試しください!

 

まとめ

朝起きた時の手のこわばりについて解説しました。

今回のように、手のこわばりは手だけの問題ではなく、鼻の歪みからくるストレートネックが原因になっていることがありましたね。

 

日常生活で気をつけるポイントとして

1. スマホの画面を近づけないようにする
2. 視力が落ちていないか確認する
3. 正しい姿勢で座ることを意識する

これらを意識することが大切でした。

また、横隔膜のストレッチ、背中の筋肉ケア、胸鎖乳突筋のストレッチも一緒に試しましたね。

 

これらの対策を続けても、朝の手のこわばりが改善されない場合は、鼻の歪みやその他の体のゆがみが関係している可能性があります。

その際は、当院の全身のゆがみを調整する施術がお役に立てると思います。

お悩みの方は、当院LINEからご相談ください。

https://lin.ee/g4N3M4t

 

 

監修:樋口亮太/柔道整復師

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