最終更新日:2026年4月29日

ふらつくめまいが何年も続いている...
振り向くとクラっとする...
耳鼻科で調べても異常がないと言われた...
こういったお悩みはありませんか?
今回のブログをご覧になることで、めまいと体の歪みの関係、そして足から整えることの大切さについて知ることができます。
お悩みの方の参考になりましたら幸いです。

皆さんこんにちは。
高槻市で整体院を営んでおります ユーカリ整体院 の樋口です。
このブログを書いたきっかけなんですけども、6年間ふらつくめまいに悩まれていた60代の女性が来院されました。
そこで、「耳鼻科で検査をしても異常なしと言われて、整体院や鍼灸院にも通ったけど変わらなかったんです...」と、お悩みの相談を受けたんです。
詳しく聞いてみると、「めまいが原因で、外に出歩くのも億劫になってしまって...」ということを教えていただきました。
体をみてみたところ、右足裏の神経に硬さがあり、重心が左右に傾いていることが分かりました。
実はこの方、当院のYouTubeをご覧になって「足が原因かもしれない」と思い、来院されたんです。
今回は、めまいがなぜ足から整える必要があるのか、詳しく解説していきます。
それでは話を進めますね。
めまいと体の歪みの意外な関係|小脳のジンバル機能

「体が傾くとめまいがする?」
「小脳ってなに?」
このような疑問に答えていきましょう。
「体が傾くとめまいがする」って聞いたことがありますか?
これに深く関係しているのが小脳です。

小脳は、体のバランスを調整する司令塔みたいなものです。
例えるなら、船の舵を取る船長さんのようなイメージですね。
船が揺れても、目的地までまっすぐ進めるように調整してくれる存在です。
例えば、体に傾きがあるとき。

こうやって斜めに傾きますよね。
この時に目線が斜めのままだと、気持ち悪くなってしまいます。
そこで小脳は、ジンバルのように頭の位置を補正しているんです。

ジンバルというのは、カメラの手ブレを防ぐ装置のことです。
体が揺れても、カメラは水平を保ちますよね。
これと同じように、小脳は体が傾いても目線を水平に保とうとして、頭の位置を自動で補正しているんです。
ところが、この補正にエネルギーを使いすぎると問題が起きます。
小脳が疲労を起こして、めまいが起きるんです。

つまり、体の傾きが大きければ大きいほど、小脳は必死に補正し続けます。
その結果、小脳が疲れ切ってしまい、ふらつきやめまいとして症状が出てくるわけなんですね。
ですので、首だけをほぐすのではなく、身体全体の傾み、歪みから調整する必要があるんです。
視覚と体のバランスのズレがめまいを起こす理由

ここで、僕自身の体験をお話しさせてください。
この前、和歌山の白浜エネルギーランドというところに行ってきました。

ここにはミステリーゾーンというアトラクションがあるんですが、建物の床や壁が水平から傾いている空間なんです。
脳は室内を「水平」と思い込んでいるんですが、実際には傾いているので重力と視覚のアンバランスが生じます。
真っ直ぐ走れないエリアがあったり、自分の重心がどこにあるか分からなくなって少し車酔いみたいになるエリアがありました。
これもまさに小脳が関係しているんです。
例えるなら、カーナビが「直進」と言っているのに、実際の道が曲がっている状態。脳は混乱してしまいますよね。
目で見えている情報と、実際の体のバランスがズレることで、脳が混乱してめまいのような症状が出るんですね。
この体験を通して、視覚と体のバランスはめまいと深く関係していることがよく理解できました。
つまり、視覚的なところや体の歪みによってめまいが起きるということが、身をもって体感できたんです。
当院は体の根本的な歪みから解決する整体です。
このような視覚と体のバランスの関係から、なぜ体の歪みを整えることが大切なのか、お分かりいただけたかと思います。
足の歪みがめまいの根本原因|研究論文でも明らかに

では、なぜ「足から」整える必要があるのでしょうか。
実は、このことが明確に表現されている研究論文があります。
足の形が崩れるとバランスが悪くなる
2023年に行われた研究では、足の形が崩れていると、じっと立っているときのバランスが悪くなるということが報告されています。
参考文献:[Ghorbani et al. 2023, BMC Musculoskeletal Disorders]
さらに、足のアーチ、いわゆる土踏まずのカーブが崩れている方は、正常な方と比べて体の位置を感じ取る感覚も鈍くなっていることが分かりました。
体の位置を感じ取る感覚というのは、体の中にあるGPSみたいなものです。
目をつぶっていても、自分の腕がどこにあるか分かりますよね。
それと同じように、足裏にも地面との位置関係を脳に伝えるセンサーがたくさんあるんです。
このセンサーが鈍くなると、脳は体の位置を正確に把握できなくなります。
その結果、目で見ている情報と体の感覚にズレが生じて、めまいにつながるんです。
小脳がバランス補正の重要な役割を果たす
また、その他の研究でも、体のバランス補正に小脳が重要な役割を果たしていることが報告されています。
参考文献:[Horak 2009, Annals of the New York Academy of Sciences]
体のバランスが崩れると、小脳が過剰に反応して補正しようとする。
これが先ほどお話しした「ジンバルの使いすぎ」の正体なんですね。
足は体の土台
冒頭の60代の女性の場合、右足裏の神経に硬さがあり、重心が左右に傾いていました。
足裏のセンサーが鈍くなることで、体のバランス情報が正しく脳に伝わらず、小脳が過剰に補正し続けた結果、めまいが起きていたんです。
足は体の土台です。
例えるなら、建物の基礎が傾いていたら、上の階がどんなにしっかりしていても揺れますよね。
それと同じで、足の歪みを整えることが、めまいを根本から解決する第一歩になるんです。
めまいを自分で治したい!足裏・かかと・首の3つのセルフケア

それではセルフケアです。
足を整えるものと、頭の位置感覚に関係するケアをご紹介します。
I. ゴルフボールで足裏ほぐし

足裏には地面の感覚を脳に伝えるセンサーがたくさんあります。
ここをほぐすことで、足裏のセンサーがリセットされ、体のバランス情報が正しく脳に届きやすくなります。

やり方
1. イスに座ります
2. ゴルフボールを床に置きます。テニスボールでも大丈夫です
3. 片足の裏で、ボールを踏みます
4. 足裏全体を使って、ボールをコロコロと前後に転がします
5. かかとから足指の付け根まで、まんべんなく刺激してください
6. 片足30秒ずつ行います
7. 反対の足も同様に行います
1日1回、朝か晩に行ってください。
II. 壁を使ったかかと上げ下げ
かかとを上げ下げすることで、足裏のアーチ、いわゆる土踏まずのカーブを支えている筋肉が鍛えられます。
この筋肉がしっかり働くと、足の土台が安定して、重心のブレが小さくなります。

やり方
1. 壁の前に立って、両手を壁につきます
2. 両足を肩幅くらいに開きます
3. ゆっくりとかかとを上げて、つま先立ちになります
4. そのまま2秒ほどキープします
5. ゆっくりとかかとを下ろします
6. これを10回繰り返します
壁に手をついているので、ふらつきが心配な方でも安全にできますよ。
III. 首のセルフマッサージ

首の後ろ、頭の付け根あたりに後頭下筋(こうとうかきん)という小さな筋肉があります。
この筋肉は、頭の細かい動きをコントロールするリモコンみたいな役割をしています。
ここが硬くなると、頭の位置を感じ取るセンサーが鈍くなり、めまいにつながることがあります。

やり方
1. 両手の親指を、後頭部の骨の下のくぼみに当てます。耳の後ろの骨から内側に指をスライドさせると、くぼみが見つかります
2. 軽く圧をかけながら、小さく円を描くようにほぐします
3. 気持ちいい程度の圧で、30秒ほど行います
ゴリゴリと硬い方は、後頭下筋が緊張している証拠です。
ほぐすことで頭の位置感覚が整い、小脳の負担を減らすことができます。
1日1回、お風呂上がりに行うと効果的です。
ぜひ取り組んでみてください。
まとめ
めまいと体の歪みの関係、そして足から整えることの大切さについて解説しました。
ポイント
1. 体の歪みがあると、小脳がジンバルのように頭の位置を補正し続ける
2. この補正にエネルギーを使いすぎると、小脳が疲労してめまいが出る
3. 視覚と体のバランスのズレも、めまいの原因になる
4. 足は体の土台であり、足の歪みが全身のバランスを崩す根本原因になっている
このようなメカニズムがありました。
セルフケアとしては
I. ゴルフボールで足裏のセンサーをリセットする
II. かかと上げ下げで足のアーチを安定させる
III. 首のセルフマッサージで頭の位置感覚を整える
この3つを一緒に試しましたね。
これらの対策を続けても良くならない場合は、足から全身にかけての歪みが深く関係している可能性があります。
その際は、当院の全身のゆがみを調整する施術がお役に立てると思います。
お悩みの方は、当院LINEからご相談ください。
監修:樋口亮太/柔道整復師
