デスクワークが続くと手がしびれる…
こういった悩みはありませんか?
パソコンで仕事をすることも増えている中、このような症状があると仕事に支障がでてしまいますよね。
この度のブログがお悩みの方の参考になりましたら幸いです。
皆さんこんにちは。
高槻市で整体院を営んでおりますユーカリ整体院の樋口です。
先日、来られた患者さんが
「パソコン作業をしていると手がしびれるんです」と仰られ、来院されました。
同じように悩んでいる方も多いと思いますので、この度のブログで詳しく解説していきます。
話の内容はこちら
①デスクワークで手がしびれる原因
②パソコンを快適に使うための2つの対策
③巻き肩を解消するストレッチ
それでは話を進めますね。
①デスクワークで手がしびれる原因
では、パソコンをしているときに手がしびれる原因をお話しします。
しびれの原因は、血の巡りが悪くなっていたり、神経が圧迫されることによって起こります。
例えば正座を長時間した後に足がしびれることってないですか?
あれは、膝の裏に血管や神経が通っていて、これらを圧迫をすることによって起こります。
その後に足がジンジンするのは、血の巡りが悪くなっていたところに一気に血液が流れるためです。
それと手がしびれるのは同じようなものです。
手に存在する神経や血管は首から手の方に流れています。
首から肩→肘→手首→手の指へと流れているんですね。
ではパソコン作業をしているときは、どこが圧迫されているのか。
それは“胸の筋肉”です。
パソコン作業は手を前に出して作業をしますよね。
この時に肩が内側に巻いていきます。
いわゆる“巻き肩”と呼ばれるものです。
胸の筋肉が縮まる姿勢になりやすくなり、筋肉が硬くなっていきます。
筋肉は動かすことによって血液が流れます。
逆に動かさないと、血の巡りが悪くなることによって硬くなっていくんですよね。
そういったことを防ぐために
良い姿勢を意識する
体を動かす
ストレッチをして筋肉を伸ばす
こういったことが大切なんですね。
それではパソコン作業をしていても手がしびれないようにするための対策をお伝えします。
②パソコンを快適に使うための2つの対策
まず大切になるのが
1.姿勢
手を前に出す動作が巻き肩を作っているということでした。
特にノートパソコンは、自分の体を画面に近づけるようにすると、目が疲れてしまいます。
かといって離しすぎると、手をさらに前に出すような姿勢になってしまいます。
ノートパソコンを使用されている方には是非試していただきたいことがあります。
それは、キーボードをノートパソコン内のものを使用するのではなく、別のキーボードを単体で使うことです。
ノートパソコンは画面とキーボードが一体になっています。
体の近いところでキーボードを打とうと思えば、画面と目の距離が近くなるため、目が疲れてしまいます。
逆に画面から目を離そうと思えば、キーボードが遠くなるので、肩が内側に巻いてしまうんですね。
そういったことを防ぐために、パソコンの画面とキーボードを離す必要があると考えます。
現在はBluetoothのキーボードがありますよね。
これで画面から目を離し、体の近いところにはキーボードを置くことができます。
そうすると、目の疲れを軽減し、巻き肩になりにくい姿勢を作ることができるんですよね。
是非試してみてくださいね。
続いて
2.適度な休憩
同じ姿勢が続くと血の巡りが悪くなり、筋肉が硬くなってしまいます。
皆さんはどのくらい連続して作業を続けていますか?
実は人間の集中力は15・45・90分の法則というものがあります。
もちろん個人差はありますが、人間が最大で集中できるのは15分。集中力を保てるのが45分。そして最後に、45分の2倍である90分が集中していられる時間の限界だそうです。
テレビドラマもCMなどを除けば45分程度ですよね。ちゃんと観てもらえるように工夫されているのかもしれませんね。
体のことも考えるなら、この45分に1回はパソコンから離れて、席を立つようにしましょう。
仕事をしていると、難しいかもしれませんが、少しの時間で結構です。
例えば、立ち上がってトイレに行く。もしくは水を飲みに行く。
そして軽く伸びをする。
これだけです。
そうするだけで、筋肉の柔軟性をキープしながら作業することができます。
さらに、少しの休憩を入れることで集中力が増し、作業を効率よく行えることができます。
私も長時間作業をするのではなく、たびたび休憩を挟むようにしています。
この休憩の時にはスマホを見るのではなく、脳を休めるようにすることで集中力を持続することができます。
是非お試しくださいね。
これらを試していただいた上で、行なっていただきたいのがストレッチです。
パソコン作業をしているときに手がしびれるのは巻き肩が影響しているということでしたよね。
続いては巻き肩を解消するためのストレッチを紹介します。
③巻き肩を解消するストレッチ
今回の1つ目のストレッチでは、家のどこにでもある壁を利用します。
2つ目のストレッチではタオルを使用します。
どちらも胸の筋肉を伸ばす方法になりますので一緒に試してみてください。
ここからは動画で解説させていただきます。
↓(ストレッチは動画の4分40秒〜)
ポイントは
息を止めずに深く呼吸をしながら行う
気持ちいいと感じるところまで伸ばす
30秒しっかり伸ばす
です。こちらを毎日行うようにしてみてください。
まとめ
デスクワークの際に手が痺れるのは、巻き肩によって神経や血管を圧迫するため起こるということでした。
デスクワークを快適にするためには
・姿勢
・適度な休憩
が大切でしたね。
さらに、巻き肩を解消するためのエクササイズを紹介しました。
これらの対策を続けても、手の痺れが解消されない場合は、他に原因となっている関節の歪みや、筋肉の緊張がある可能性があります。
お困りの方は当院までご相談ください。
↓
監修:樋口亮太/柔道整復師