子供の首が曲がったままになってしまった…
こういった時は何科にいったらいいの?...
急にこういったことになれば焦りますよね。
今回は子供の首の症状、斜頸についてまとめております。
斜頸というのは常に首が傾いてしまう症状のことです。
斜頸の原因から親御さんに試していただきたいセルフケアまで解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
お悩みの方の参考になりましたら幸いです。
皆さんこんにちは。
高槻市で整体院を営んでおりますユーカリ整体院の樋口です。
このブログを書いたきっかけなんですけども、患者さんのお子さんが首を傾けたまま来院さました。
数日前からずっと首が傾いた状態だったそうです。
今では完全に良くなりましたが、当時は親御さんも気が気でないような状態でした。
斜頸で悩んでいる親御さんのお役に立てればという思いからブログにしております。
話の内容はこちら
①斜頸について
②ストレスと斜頸の関係
③脳の神経から緩めるセルフケア
大丈夫ですよ。一緒に解決していきましょう!
①斜頸について
子供に多い斜頸について解説します。
斜頸は大きく2つのタイプに分かれます。
目の動きが原因の眼精斜頸と、首の筋肉が原因の筋性斜頸です。
眼精斜頸の場合は斜視や弱視といったものと関係があります。
詳しくは斜視について解説した動画がありますので、参考にしてみてください。
斜頸は首の動きが悪くなることで、リンパが腫れあがるものもあります。
早急に治療するべき症状と言えます。
今まで多くの斜頸の子供をみてきましたが、原因は首にありました。
首の筋肉が固まり、神経がうまく伝達しないように制限されていたのです。
では、なぜ首の筋肉が固まるのか。
1つは出産です。
吸引分娩や、分娩時に首を引っ張ることによって、当時のトラウマが身体に残ることがあります。
リードをつけた犬を想像してください。
急に引っ張ってしまうと、踏ん張ろうとしますよね。
人間も同じで、生き物の生理的な働きの1つです。
首が引っ張られることによって筋肉が固まります。
さらに首を通っている脳の神経まで固まってしまいます。
その脳の神経というのが迷走神経(めいそうしんけい)という神経です。
迷走神経は脳から手足にかけて情報を伝達するという大切な働きがあります。
首の筋肉が固まると同時に、神経まで固まることによって斜頸の症状がでていると考えられます。
②ストレスと斜頸の関係
首の筋肉が固まるもう1つの原因がストレスです。
例えば「わっっっ!!」と驚かされた瞬間って肩がすくみませんか?
その時には、首の筋肉が固まってしまいます。
この驚かされるということもストレスの1種です。
職場でストレスがかかると肩がこることもありますよね。
子供もストレスを感じることがあります。
それは怒られるときです。
特に急に大きい声で怒られた時には、驚くというストレスと、怒られたというストレスが同時にかかってしまいます。
ですので、子供が考えることができるように、伝えることを意識してみてください。
今までみたことがある斜頸の子供の中には、待合室で思いっきり親御さんに怒鳴られていました…
直接私が伝える勇気もなく、その場は終わってしまいました。
(というよりも、私の方が恐怖を感じていたのかもしれません…)
親御さんにとっては大変だとは思いますが、ストレスを感じさせない生活を心がけてみてください。
続いて、斜頸の原因となっている迷走神経を緩めるセルフケアをお伝えします。
③脳の神経から緩めるセルフケア
こちらのセルフケアは子供1人ではできないので、親御さんが行ってください。
セルフケア方法は動画で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
↓(セルフケアは動画の3分1秒〜)
まとめ
子供の斜頸は首の筋肉が固くなり、脳からでている神経を圧迫することでおこるということでした。
まずは子供にストレスがかからないように意識して生活してみてください。
さらに神経を緩めるセルフケアをお伝えしました。
こちらは親御さんがお子さんに行ってください。
これらの対策を続けても子供の斜頸が改善されない場合は、セルフケアの方法が少し違っていたり、他に原因となる歪みがある可能性があります。
お悩みの方はLINEからご相談ください。
監修:樋口亮太/柔道整復師