子供の姿勢が気になる
こういったことで悩んでおられる親御様が多くおられます。
今回は症例報告になるのですが、お子様をお持ちの親御様の参考になればと思い、ブログにしています。
是非最後まで読んでみてください。
皆さんこんにちは。
普段から職業病が出てしまう経験ってありませんか?
例えば大工さんが自分の施工していない建物でもじっくり眺めていたり、車屋さんが街に走っている車をあれこれ解説していたり..
私にもそんな職業病があります。
それが〝歩き方〟や〝姿勢〟です。実はこの2つを観察するだけで、その人のクセや痛めやすい場所が手に取るように分かってしまいます。
見えてて気になるのが子供の姿勢です。
今回は何故子供の姿勢を整えなければいけないのかということと、当院で施術を受けておられる方の症例報告をさせて頂きたいと思います。
話の構成は
①何故、子供の姿勢を整える必要があるのか
②施術でここまで子供の姿勢を整えることが出来る
です。それでは話を進めましょう。
①何故、子供の姿勢を整える必要があるのか
姿勢は何故整えないといけないと思いますか?
"見た目が気になるから"でしょうか?実はこれだけの問題だけではないんです。
今、子供の学力低下が深刻化しています..
小学校では授業についてくることが出来ない児童が不登校となり、学級崩壊が起きる問題が後を絶ちません。
そんな中、勉強ではなく姿勢を改善することで学力向上につながる研究が文教大学の論文で発表されました。
研究では"姿勢を調整したグループ"と "何もしなかったグループ"を10回のテストで比較したそうです。
すると "姿勢を調整したグループ"の方が7回も成績が良かったという有意差がありました。
さらにランドセルのセイバンが500人の小学生のお子様がおられる親御様にアンケートを取ったところ...
お子さんの『姿勢が良い』と答えた方は7%しかおらず、91%の方がどこかのタイミングで姿勢改善を望んでおられ、98%の方が具体的な対策をとっておられないそうです。
このような問題があることを知り、昨年1年間は親御様のお悩みを解消するために中学生以下のお子様は無料で施術させていただきました。
(現在は通常の中学生以下の料金にて施術)
おかげ様で当院の3割〜4割近い患者様が中学生以下のお子様になり、子供の姿勢改善に尽力できたと思います。
これからも姿勢の重要性を伝えていきたいと思っています。
それでは実際の姿勢改善の結果をみていきましょう。
②施術でここまで子供の姿勢を整えることが出来る
まずはこちらをご覧下さい。
スマホ首で悩まれていた方の施術になります。
全4回ほど施術をさせて頂きました。施術と同じくらい大切なのが家での生活習慣です。
会話の中や歪み方から見直した方が良い生活習慣を見つけ、アドバイスさせて頂いております。
4回の施術でしたが、首の角度も大きく変化していると思います。
親御様からも嬉しいお言葉を頂けましたので、こちらをご覧下さい☟
嬉しいお言葉ですね。ありがとうございます。
続いて
小学二年生のお子さんの姿勢改善です。
こちらは1回の施術での変化になります。
首から肩が体の前側に傾いていることが写真から分かりますよね。
このように"姿勢をみよう"と思わなければ、なかなかお子さんの姿勢に気がつかないものなんですよね。
施術後は首と肩が正常な位置に戻っているのが分かって頂けると思います。
姿勢が良くなると生き生きして見えませんか?
現に心の問題で悩まれている方も姿勢の歪みから起こっている場合もあります。
心身相関と言いますが心の問題は姿勢にあらわれ、姿勢の問題は心と関係しています。
姿勢を変えるだけで変化していくのであれば治していきたいと思いませんか?
続いてのお子さんは別の角度からみていきましょう。
こちらは小学四年生の5回施術した変化です。
後ろからみてみるとどうでしょうか?
beforeでは首が右斜め前に向いています。
体全身の歪みをみてみたところ、主に内臓の歪みがこのような姿勢を作っていました。
1人1人体は違いますので、内臓の歪みが原因の方もいれば、筋肉や関節の問題によって姿勢の歪みが出ていることもあります。
まずは
どこが原因で歪みが作られているか
どんな生活習慣が原因で起きているか
を見つけることが重要になります。
今回の症例報告は以上になります。
皆さんの参考になればと思います。他にも姿勢改善の結果を写真で残し、患者様の許可を得た上でInstagramのハイライトの方に投稿しております☟
https://www.instagram.com/eucalyosteopathy
参考にしてみて下さい。
このブログを見てから、もう一度お子さんの姿勢をチェックしてみて下さい。
横から見た時は
耳たぶ(耳垂)
肩の骨が出ている部分(肩峰)
股関節の骨が出ている部分(大転子)
膝の骨の裏側(膝蓋骨後面)
外くるぶしの前側(腓骨外果前方)
が一直線にならなければいけません。
さらに普段の姿勢では
勉強する時に背中が丸くなっている
イスに座る時についつい背もたれにもたれてしまう
地べたに座ると背中が丸くなる
など気付くことがあれば姿勢の歪みがあることが考えられます。
まずはご相談からでもお子さんの状態を聞かせて頂ければと思います☟
子供達の明るい未来への道を作っていきましょう!
監修:樋口 亮太/柔道整復師