雑巾を絞ると親指が痛い…
母指CM関節症と診断された…
これって手術!?
このようなお悩みはありませんか?
今回のブログをご覧になることで、親指の痛みが起きる、“母指CM関節症”の治し方について知ることができます。
お悩みの方の参考になりましたら幸いです。
皆さんこんにちは。
高槻市で整体院を営んでおりますユーカリ整体院の樋口です。
このブログを書いたきっかけなんですけども、患者さんから、「親指の付け根が痛くて、病院ではCM関節症と診断されました…」と、お悩みの相談がありました。
詳しく聞いてみると、「雑巾を絞る動作ができないので、生活が不便なんです…」ということを教えていただきました。
今回のブログでは、生活で気をつけなければいけないことと、対策するストレッチをまとめて解説していきます。
話の内容はこちら
①雑巾を絞るときに親指が痛い理由とは
②痛みにサヨナラ!母指CM関節症の簡単対策
③毎日の継続が大事!解決するためのストレッチ
それでは話を進めますね。
①雑巾を絞るときに親指が痛い理由とは
「雑巾を絞ることができない…」
「指のつまみ動作で痛みがでる…」
母指CM関節症では、このような症状を訴えられることが多いです。
そんな母指CM関節症は、親指の付け根や、指の動きの制限を引き起こす関節の症状です。
痛くなるポイントはこちら↓
ここが親指のCM関節と言われる部分です。
この関節部分には軟骨と言われる、骨の摩擦を防ぐためのクッションがあります。
このクッションが加齢や使いすぎ、女性ホルモンの減少などによって擦り減ってしまうのです。
そして、骨と骨がぶつかることで痛みや炎症が出てしまい、場合によっては関節が外れやすくなって、骨が変形することもあります。
ややこしいのは、治りにくい症状ということ…
理由は、親指は日常生活で頻繁に使うからです。
家のドアを想像してみてください。
ドアは何度も何度も開け閉めされますよね。
ドアを支えているヒンジ(関節)がその動作の中心です。
新品のときはスムーズに動くヒンジも、時間が経つにつれて、使用と摩耗により徐々に劣化し始めます。
同じように、人の手の母指CM(手根中手)関節も日々の生活の中で頻繁に使用されます。
特に、物を掴む、持ち上げる、捻るといった動作はこの関節に大きな負担をかけます。
時間が経つにつれて、関節の軟骨が摩耗し、関節がすり減ることで、痛みや動きの制限が生じるのです。
これが母指CM関節症です。
病院などからは、「なるべく親指を使わないように!」と言われますが、使わないわけにはいきませんよね。
では、どういったことに気をつけなければいけないのか。どのようにすれば早く回復するのか。
こちらを詳しく解説しますね。
②痛みにサヨナラ!母指CM関節症の簡単対策
“今日から簡単にできる対策”
対策としては
1.親指の負担を減らす
2.組織の回復を早める
ということが大切になります。
1つずつ解説しますね。
1.親指の負担を減らす
親指を痛めてから分かることですが、日常生活では意外と親指を使うことが多いです。
ですので、“なるべく使わないように”ということは難しいと考えます。
理想は、“なるべく動かさなくて済む状態”。
そのために必要なのが“サポーター”です。
煩わしいですが、日中はサポーターをつけるようにしましょう。
2.組織の回復を早める
「親指の痛みがなかなか治らない…」
このように悩んでいると思うのですが、一般的な肩こりや腰痛と違って治りにくいものです。
理由は、手の末端には血液が流れにくい構造になっているからです。
血液は組織を回復するために重要なんですね。
こういったことを解消するために、姿勢を正して血液循環を良くする必要があります。
生活では長時間同じ姿勢にならないように心がけるようにしましょう。
以上、今日から簡単にできる対策でした。
2つ目の姿勢に関しては、ある部分のストレッチが効果的です。
こちらのストレッチ方法をお伝えしますね。
③毎日の継続が大事!解決するためのストレッチ
ストレッチでは姿勢を整えるということを目的に行います。
姿勢を整える中でも重要なのは、“首の位置”です。
首が前に傾く姿勢になると、頭の重みで体が引っ張られ、首から手にかけて血液の流れが悪くなってしまうからです。
こちらを整えるストレッチを行っていきましょう。
①肩のエクササイズ
②首のストレッチ
③親指の皮膚はがし
動画では詳しく解説して、一緒にできるように作っていますので、ぜひ一緒に試してみてください。
↓(ストレッチは動画の2分39秒〜)
こちらのストレッチは1日3回。
朝昼晩の1回ずつ試してみてくださいね。
まとめ
親指の付け根が痛くなる、“母指CM関節症”の治し方について解説しました。
今日から簡単にできる対策は
1.親指の負担を減らす
2.組織の回復を早める
また、姿勢を整えて血液の流れを良くするストレッチも一緒に試しましたね。
これで症状が少しでも軽くなれば良いですよね。
しかし、多くの場合は、簡単に症状が引くわけではありません。
また、変形が進行すると、手術の適応になる場合もあります。
早く治すためには病院の診察に加えて、ゆがみを整えて姿勢を良くする、別角度からのアプローチが重要になります。
その際は、当院の全身のゆがみを調整する施術がお役に立てると思います。
お悩みの場合は、当院LINEからご相談ください。
監修:樋口亮太/柔道整復師